異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

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二人の新たなる旅立ち

その17☆ お風呂堪能そして眠れぬ夜。

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俺はしばらくお風呂堪能して出ようとすると脱衣場の方から声が聞こえた。

「まさか!?」

そのまさかだったリアとティアがお風呂に入ろうと来ていたのだ。
俺は一瞬焦った。
ヤバいこのままじゃ俺は、と自分が女の子になってるのを思い出す。
なにも気にすることはない、女の子同士なんだから・・・いやいやいやいや俺はそもそも生の女性の体を見たことがない!
今の体も少し遠慮してあまり見れない!
ヤバいヤバいヤバい

俺がひとりあたふたとしてる間に風呂場への入口が開いてしまった。

「アッスハちゃぁん発見♪
やっぱりまだ入ってたぁ♪」

そう言ってリアが近付く。
その大きなお胸様を隠そうともせず近付くから歩くたびに左右にプルンプルンと揺れる。

顔を見れば少し赤い、おそらく酔ってるのだろう。
しかし、左右にプルンプルンするお胸様が目を離させてくれない!
それがどんどん近付いてくる!

「アッスハちゃぁん捕まえたぁ♪」

俺は身動きが取れないでいたらリアに捕まっていた。

「んーーーんーーー」

俺の顔の位置はちょうどリアのお胸様あたり、
抱き付かれれば当然行き着く先はお胸様。
俺は初めてのその感触にこのまま死んでも良いと思えさせる破壊力があることに気付いてしまった。
苦しい、でも離れたくない、その妙な感覚でいたけどさすがに意識が朦朧してきた。

「リア、アスハが死んじゃう」

ティアに言われて気付いたリアはパッと手を離した。

「ぷはぁーーー」

「わぁごめんねぇ大丈夫??」

「大丈夫です、とても幸せ、いえなんでもないです」

俺は呼吸を整えながら言った。俺は苦しい中の幸せを始めて知った。

「ごめんねぇ」

とリアは俺の頭を撫でてくれるが目の前にはいまだにプルンプルンしてるからもう困りものだ。

「リアのアホ」

そう言いながら今度はティアも俺の頭を撫でる。
くっこっちにも凶器が!!

俺はこれ以上は危険だと頭がサイレンを鳴らしているのでなんとか脱出することにした。

「あの、ワタシ先にあがりますね。
これ以上は身が・・・」

俺はふたりの手をなんとかすり抜けお風呂を出た。

「もっと一緒に入りたいー」

そんな事を言うリアには申し訳ないがおれの身が持ちません!

「リア、無理強いよけない」

「ぶぅーブクブクブクブク」

ティアさんナイス!
そして膨れて沈むなリア!

「じゃあ先に部屋に戻ります」

「ん、また後で」

それを聞こえたのだろうリアも沈んだ中で手だけ出してフリフリとした。

思わず俺も苦笑いをして風呂場を出た。

脱衣場で頭と体を拭き荷物をまとめる。

その間目に入るふたりの衣類のある篭に無造作に置いてある下着から視線を外すのが大変だった。



俺は部屋に戻り今日着ていた服やタオルを篭にに入れベッドに座る。
そしてマジックバッグを膝の上に置いた。

今日貰ったバッグに髪を乾かせるものがないか探すためだ。
女の子の髪を甘く見ていた。
長いといつまでも水が墜ちてきて冷たい。

俺はバッグを開けてふむとそのなかを見る。
黒い。モヤようなもので中も見えない。
でも神様の贈り物だからと恐る恐る手をいれる。ヌッっとした感触で思わずヒェッっと声が出てしまった。
手を入れたら頭の中にリストのようなものが現れたのがわかり中を確認すると結構色々あるがドライヤーみたいなものはなく諦めてタオルを頭に巻くことにした。

その後はバッグの中に入ってるものが気になり手を突っ込み物を取り出し確認してはまたしまった。
そんな事をしてるとリア達が部屋に戻ってきた。

「気持ちよかったぁ
もう寝るぅ
おやすみぃ・・・スヤァ」

はっや!!
リアは戻ってきたと思ったらベッドに飛び込み・・・もう寝ている。


「アスハ、こっち来て」

ティアは部屋の隅にある机の前で俺を呼ぶ。
俺は机とセットである椅子に座るよう促され椅子に座った。

「髪、乾かしてあげる」

そう言うと頭からタオルを取り何か呟くと手から暖かい風が出る。
それを髪を手櫛で撫でるようにとかされていくと髪が乾いていくのがわかる。とても心地よい。

「ん、乾いた。寝よう」

頭はとてもホカホカになっていて髪がフワッとしているのがわかった。
そしてティアはそそくさとベッドに入る。
ちなみにこの部屋にはベッドは2つ。
今更だが俺が寝る所がないんじゃと思うとティアがポンポンと自分の脇を叩き手招きする。

「おいで、一緒に寝よ」

そう言われたが俺の頭の中ではすでにエマージェンシーコールが鳴り響いている。
だって女の子と一緒のベッドでなんか寝たことないもの!!

と、とりあえず端にいけばなんとか寝れるかもと思った俺が甘かった。

「落ちる」

と言いながら俺を引き寄せ抱き抱えるようにされてしまった。
身動きが取れない上に顔にはまた柔らかな感触が・・・

「おやすみ・・・スヤァ」

(こんなの眠れねぇぇぇぇぇ!!)

俺は心の中で思いっきり叫んだ。

「スゥースゥー」

ふたりの寝息を聞きながら俺は早く意識を手放すべく必死に目を瞑る。

そうしてモンモンとした眠れぬ夜は更けていくのであった。
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