異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

文字の大きさ
19 / 23
二人の新たなる旅立ち

その17☆ お風呂堪能そして眠れぬ夜。

しおりを挟む
俺はしばらくお風呂堪能して出ようとすると脱衣場の方から声が聞こえた。

「まさか!?」

そのまさかだったリアとティアがお風呂に入ろうと来ていたのだ。
俺は一瞬焦った。
ヤバいこのままじゃ俺は、と自分が女の子になってるのを思い出す。
なにも気にすることはない、女の子同士なんだから・・・いやいやいやいや俺はそもそも生の女性の体を見たことがない!
今の体も少し遠慮してあまり見れない!
ヤバいヤバいヤバい

俺がひとりあたふたとしてる間に風呂場への入口が開いてしまった。

「アッスハちゃぁん発見♪
やっぱりまだ入ってたぁ♪」

そう言ってリアが近付く。
その大きなお胸様を隠そうともせず近付くから歩くたびに左右にプルンプルンと揺れる。

顔を見れば少し赤い、おそらく酔ってるのだろう。
しかし、左右にプルンプルンするお胸様が目を離させてくれない!
それがどんどん近付いてくる!

「アッスハちゃぁん捕まえたぁ♪」

俺は身動きが取れないでいたらリアに捕まっていた。

「んーーーんーーー」

俺の顔の位置はちょうどリアのお胸様あたり、
抱き付かれれば当然行き着く先はお胸様。
俺は初めてのその感触にこのまま死んでも良いと思えさせる破壊力があることに気付いてしまった。
苦しい、でも離れたくない、その妙な感覚でいたけどさすがに意識が朦朧してきた。

「リア、アスハが死んじゃう」

ティアに言われて気付いたリアはパッと手を離した。

「ぷはぁーーー」

「わぁごめんねぇ大丈夫??」

「大丈夫です、とても幸せ、いえなんでもないです」

俺は呼吸を整えながら言った。俺は苦しい中の幸せを始めて知った。

「ごめんねぇ」

とリアは俺の頭を撫でてくれるが目の前にはいまだにプルンプルンしてるからもう困りものだ。

「リアのアホ」

そう言いながら今度はティアも俺の頭を撫でる。
くっこっちにも凶器が!!

俺はこれ以上は危険だと頭がサイレンを鳴らしているのでなんとか脱出することにした。

「あの、ワタシ先にあがりますね。
これ以上は身が・・・」

俺はふたりの手をなんとかすり抜けお風呂を出た。

「もっと一緒に入りたいー」

そんな事を言うリアには申し訳ないがおれの身が持ちません!

「リア、無理強いよけない」

「ぶぅーブクブクブクブク」

ティアさんナイス!
そして膨れて沈むなリア!

「じゃあ先に部屋に戻ります」

「ん、また後で」

それを聞こえたのだろうリアも沈んだ中で手だけ出してフリフリとした。

思わず俺も苦笑いをして風呂場を出た。

脱衣場で頭と体を拭き荷物をまとめる。

その間目に入るふたりの衣類のある篭に無造作に置いてある下着から視線を外すのが大変だった。



俺は部屋に戻り今日着ていた服やタオルを篭にに入れベッドに座る。
そしてマジックバッグを膝の上に置いた。

今日貰ったバッグに髪を乾かせるものがないか探すためだ。
女の子の髪を甘く見ていた。
長いといつまでも水が墜ちてきて冷たい。

俺はバッグを開けてふむとそのなかを見る。
黒い。モヤようなもので中も見えない。
でも神様の贈り物だからと恐る恐る手をいれる。ヌッっとした感触で思わずヒェッっと声が出てしまった。
手を入れたら頭の中にリストのようなものが現れたのがわかり中を確認すると結構色々あるがドライヤーみたいなものはなく諦めてタオルを頭に巻くことにした。

その後はバッグの中に入ってるものが気になり手を突っ込み物を取り出し確認してはまたしまった。
そんな事をしてるとリア達が部屋に戻ってきた。

「気持ちよかったぁ
もう寝るぅ
おやすみぃ・・・スヤァ」

はっや!!
リアは戻ってきたと思ったらベッドに飛び込み・・・もう寝ている。


「アスハ、こっち来て」

ティアは部屋の隅にある机の前で俺を呼ぶ。
俺は机とセットである椅子に座るよう促され椅子に座った。

「髪、乾かしてあげる」

そう言うと頭からタオルを取り何か呟くと手から暖かい風が出る。
それを髪を手櫛で撫でるようにとかされていくと髪が乾いていくのがわかる。とても心地よい。

「ん、乾いた。寝よう」

頭はとてもホカホカになっていて髪がフワッとしているのがわかった。
そしてティアはそそくさとベッドに入る。
ちなみにこの部屋にはベッドは2つ。
今更だが俺が寝る所がないんじゃと思うとティアがポンポンと自分の脇を叩き手招きする。

「おいで、一緒に寝よ」

そう言われたが俺の頭の中ではすでにエマージェンシーコールが鳴り響いている。
だって女の子と一緒のベッドでなんか寝たことないもの!!

と、とりあえず端にいけばなんとか寝れるかもと思った俺が甘かった。

「落ちる」

と言いながら俺を引き寄せ抱き抱えるようにされてしまった。
身動きが取れない上に顔にはまた柔らかな感触が・・・

「おやすみ・・・スヤァ」

(こんなの眠れねぇぇぇぇぇ!!)

俺は心の中で思いっきり叫んだ。

「スゥースゥー」

ふたりの寝息を聞きながら俺は早く意識を手放すべく必死に目を瞑る。

そうしてモンモンとした眠れぬ夜は更けていくのであった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。

ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。 そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。 すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。 それが約50年前。 聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。 英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。 俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。 でも…英雄は5人もいらないな。

処理中です...