異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

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二人の新たなる旅立ち

その18☆ アスハとコウタ、冒険者になる。

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俺達は今、冒険者ギルドの前にいる。
俺の目の下にはもちろんクマが出来ていたがコウタの目の下にもクマが出来ていた。

「こ、コウタ大丈夫か?」

「ブツブツ・・・天然イケメンはなんで・・・ブツブツ」

「コウタ!おーい!」

「はっ!!なっ何どうしたの!?」

「いや、コウタあんまり寝れてなそうだったから」

「だ、大丈夫。
心配いらないわ。むしろ絶好調なくらいだもの・・・」

なんか訳の分からないことを言ってるけど大丈夫だといってるのだから大丈夫なのだろう。

今日ソラル達は昨日報告出来なかった依頼報告とまだ残っている依頼をこなすためギルドに来ている。
俺達はそのついでに冒険者登録についてきたのだ。

しかし、登録したからといってすぐに依頼を受けてはダメと言われてしまった。

俺達ふたりのレベルを知るソラルにすればモンスターに会ったらただては済まないと知ってるからだろう。

「じゃあ行こうか。
私達は昨日の報告と今日の依頼内容の確認をするからその間に受付で登録を済ませると良いよ」

ギルドの中は昨日とは違い人がたくさんいた。
まだ朝も早いから我先にと今日届いた依頼を受けるためだろう。

するとソラル達はそれをすり抜け端にある階段に向かう。
俺もはぐれないように付いていく。

階段を上がり二階に来ると下とは違い冒険者も数えれば程しかいない。
聞けば二階はBランク以上の上級冒険者しか受けることのできない依頼などを受けるために作られた受付みたいだ。

カウンターの数は2つだが人数も人数なので事足りる。
ソラルはカウンターに向かい中にいる受付のお姉さんと話しているとどうやら別の個室にいくように言われたみたいでそこに行くみたいだった。

「私達はこれから今日の依頼の打ち合わせに行くけどアスハ達はそこの受付で登録してもらえるよう話を通したからそこで受けると良いよ」

カウンターを見るとお姉さんが笑顔で手を振ってくれてる。

俺達はソラルと別れカウンターに向かう。

「おはようございます。
ソラルさんにお話は伺いましたので早速登録手続きしますね」

お姉さんは引き出しから拳位の丸い水晶のようなものを取り出す。水晶の下には木製の箱が付いていて箱には小さな切り込みが付いていた。

「ではこれに手をかざしてください」

まずはコウタが手をかざした。

すると水晶の中がうっすら光ったかと思うとその光が段々消えていった。
光が消えると同時に小さなカードが出てきてそれをお姉さんが抜き取る。
それからカードを確認してからコウタに手渡すと今度は俺にもどうぞと言うので俺も手をかざす。

ふたりともカードを受け取ったことでお姉さんは冒険者ギルドとカードの説明を始めた。

「では、まず冒険者ギルドから説明しますね。
私達冒険者ギルドはお客様の依頼によって成り立っています。
ので、依頼を失敗すると言うことは信用問題に直結します。
という事でギルドではランク制をとりほの依頼の難易度により皆さんに依頼を提供しています。
ランクはS~F、おふたりはなりたてなのでFになります。
依頼によってはとても厳しい依頼もありますし失敗する可能性も出てきます。
なので無茶な事が出来ないようこの形を取らせて頂いてます。
ちなみに受けらる依頼は条件にもよりますが一つ上のランクまでです。」

「「はい!!」」

ここまで一気に説明したお姉さん先生に俺達は元気よく返事をした。

「では次にギルドカードの説明をします。
見れば分かりますが名前、レベル、ランクしか書いてありません。
ですが右下の模様を触れてください」

「おおー!」

コウタがカードの右下にある太陽のようなマークに触れるとその左側に使えるスキルや魔法が浮かび上がり思わず声を出していた。

ちなみに俺はずっとそこを持っていたせいですでに浮かんでいた。テヘッ

「見ての通り本人かギルド職員しかそのスキルなどは見る事が出来ない仕組みになっているのですが万が一無くしたりすると作り直すのに10万デス掛かるので気を付けてくださいね」

「「はい!!」」

お姉さん先生の説明が終わり俺はある事を考えていた。
そうです、依頼を受けたいと。

「お待たせ
登録は出来たかな?」

そんな事を考えているとソラル達が帰ってきた。

「それじゃぁ私達は行ってくるけどアスハ達は待っててね」

「「はい!!」」

ソラルと俺達を少し不安そうな顔で見た。

「う、うん。
それじゃぁ行ってくるけどくれぐれも危険なことはしないでね」

「「はい!!いってらっしゃい!!」」

あれ?もしやと思いコウタの顔を見る。
さっきまでとは違い目をキラッキラとさせてる。
考えることは同じか。

俺達はギルドの外で皆を見送ると早速中に戻る。

「やっぱコウタも同じこと考えてたか」

「そう言うアスハこそ」

俺達は依頼が並ぶボードの前で言い合っていたがふたりとも考えることが同じで笑ってしまった。

色々吟味しつつもとりあえず簡単なヒラヒ草?なるものとヒラマ草なるものの採取依頼を選択した。

さぁいよいよ冒険の始まりだ!





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