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第一章 カラハダル大森林 異世界転移 編
31.生きてこそ-Ⅰ
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「ッ――ふぅ……」
体に上手く力が入らなくなったため尻もちをついて、乱れた呼吸を整えるため深呼吸をする。
炎を放ち切ると同時に精霊化は解けており、凄まじい倦怠感が絡みついてきている。
正直もう動きたくない。
「キュウ……」
キュウも同じようで、肩の上でぐったりとしている。
前に使ってみた――いや、使ってしまった時よりも勢いをつけた分多めに魔力を消費してしまったようで想像していた以上に怠い。
魔力を全て使いきったり、異常な量の魔力を喪失した際にこのような症状が出るらしく、今回は後者が原因だ。
体から何かぽっかりと抜け落ちてしまったようなこの喪失感にはそうそう慣れることはないだろう。
しかしいつまでも座り込んでいるわけにはいかない。
早く後ろの二人を家に運んで解呪をしてあげないと、いずれは呪印が体に広がり切ってしまう。
「呪いはまだ大丈夫そう?」
重い体に鞭を打って立ち上がり、後ろの三人に小走りで駆け寄りながら呪い傷を受けている二人の安否を確認すると、翡翠の少女が答える。
「まだピカレスの枝の効力が残っているみたいですから、もうしばらくは大丈夫だと思いますけど……」
少女の表情が沈む。
理由はわかる。
いくらましになったとは言え、呪いを受けた状態というのは辛いのだ。
体に呪印がまとわりついてくる嫌悪感と、徐々に体の感覚がなくなっていくことに対する恐怖や、それと共に増していく単純な傷によるものとは少し違った痛みなど、思い出すだけでも憂鬱になってしまいそうだ。
早く他の二人を解放してあげたいのだろう。
「家に戻れば薬があるはずだからついてきてくれるかな? 二人は僕が運ぶとして、君は歩ける?」
「は、はい! 魔力がもう無いので、身体強化ができないですけど……」
となると、家に着くまでかなり時間がかかってしまうかもしれない。
その場合はもう一度香木くんに活躍してもらえばどうにかなるかもしれないが、この際非常に乗り心地は悪いがこの翡翠の少女にはポルテジオで囲った中に入ってもらってヴォルジェントで全速力で飛んで行った方が良いかもしれない。
キュウの異常なまでの魔力量のおかげであの規模の魔法を使ってもまだ魔力に余裕があるため、そんな強行策でも全然出来る。
その策を翡翠の少女に伝えようとしたその瞬間――広場の端にある木の一つが突然吹き飛んだ。
「ッ!?」
突然鳴り響いた轟音に、敵の増援が来たのかと思い少女らを庇うように前に出てポルテジオを展開するが、再び広げていた魔力探知から入ってくる情報から、何の心配もないということを悟る。
寧ろこの上なく心強い増援であった。
「おじいちゃん!」
「タケル! 大丈夫か!?」
おじいちゃんが全速力で跳んできて、ブレーキに使った木が衝撃で弾け飛んだわけだ。
相当急いで来てくれたのだろう。
「うん。僕は大丈夫だよ」
「帰りが遅いから心配しておったら、精霊化の魔力を感知するわ、森の地面が大規模に溶けとるわで何事かと思ったわい……」
「ちょっと色々あってね……。って、それどころじゃなかった! ピカレスの薬持ってない?」
「ん? 持っておるが……その後ろにおるのはまさか、ディムロイのところのソフィア嬢ちゃんじゃないか?」
おじいちゃんに話しかけられたソフィアというらしい翡翠の少女は一瞬体を跳ねあげて返答する。
「は、はいそうです! というよりなんで『銀将』様がこんな場所に……。それにおじいちゃんって……」
どうやら面識があるようだ。
銀将様とかいうのが一体何なのかが気になるところだが、今は先にするべきことがある。
「おじいちゃんとりあえずピカレスの薬でこの二人を解呪してあげてくれないかな? 結構手酷く呪いを受けちゃってるみたいなんだ。材料ならまた渡すからさ」
そう言いながら二人の方を見ると、こちらもこちらで唖然とした様子でおじいちゃんを見ていた。
「ほ、本当に銀将様だわ……」
「確か旅に出てるって聞いてたけど……」
「ほほほ。こんな老いぼれのことを知っておるとは、最近の若人は随分と博識じゃのぅ。どれ、呪い傷を見せてみぃ」
そう言っておじいちゃんは二人の近くに屈んで呪いの様子を診始める。
「――おぉ……これはまた随分とやられておるのぅ。嬢ちゃんは随分と呪いの根が深いし、こっちのボウズなんて最初のタケル並に呪いが重複しとるじゃないか……。ん? それにしては随分と進行が遅いのぅ」
一通り呪い傷の様子を診終わったおじいちゃんはマジックバッグから十センチほどの試験管のようなビンを取り出した。
ビンの中には薄い金色の、煌めく半透明の液体が入っており、おじいちゃんはその少し粘度の高い液体を呪い傷に向けて垂らしていく。
呪い傷に触れたそばから薬は肌に吸収されていき、枝を折った時とは違い呪印が傷に引っ込んでいくのではなく、傷口から順に呪印が崩壊していった。
呪いが消えた事で金髪の少女は随分と楽になったのが表情から読み取れる。
少年も未だに解呪の途中ではあるが、きっと先ほどまでよりはずっと楽であろう。
よくよく考えてみると、ピカレスの薬の実物を見るのはこれが初めてである。
「解呪ってこんな風になるんだ」
「そういえばタケルは見るのは初めてじゃったの。まあ見る機会が少ないに越したことはないわい。それにしてもここまで進行を抑えるとは、ソフィア嬢ちゃんも解呪の腕をあげたのぅ」
おじいちゃんがそう言うと、翡翠の少女は両手を胸の前で左右に小さく振り、慌てた様子で否定する。
「ち、違います! 私はもう魔力が尽きてしまっててどうしようもなかったところにそちらの……タケルさん? が来てくださって……」
「ん? 解呪なんていつの間に覚えたんじゃタケル」
「いや、解呪したんじゃなくって、香木くんに頑張ってもらったんだよ。」
そう言いながらマジックバッグから折れたピカレスの枝を取り出し、おじいちゃんに見せる。
「お、おう、そうかの……。また贅沢な使い方をしおってからに……。すまんが嬢ちゃんたち、この事はここだけの秘密にしておいてくれんかのぅ。聞く者が聞けばタケルに害を及ぼそうとするかもしれぬからのぅ……」
「は、はい! もちろんです!」
「言えるわけないッスよ……」
「命を救われてるんだから尚更よね……」
やっぱりこの世界だとなかなかに非常識な行動だったのだろう。
やったことに関しては反省も後悔もないけど、今後は気を付けておこう。
少年の呪いを八割ほど解呪したところでおじいちゃんが立ち上がった。
「すまんが今の手持ちじゃとここまでが限界じゃ。一度家まで移動しようかの。一人ずつ運ぶから少しの間わしの肩の上で我慢しておいてくれるかのぅ?」
「おじいちゃん、僕も運ぶよ」
いくら屈強な肉体を持っているとは言え、おじいちゃんは百七十五歳という超高齢者だ。
老体に無理をさせるわけにはいかない。
半年間色々と扱かれたおかげで筋力はだいぶついている。
人ひとりくらいなら余裕で運べるはずだ。
(ここは若者が率先して力仕事をせねば)
そんなことを考えていたが――
「フラフラなくせをして何を言うておるんじゃまったく。あの跡を見る限り凄まじい量の魔力を使ったんじゃろ。一目で辛そうなのがわかるわい。今は大人しく休んでおれ」
バレていたようである。
できるだけ心配をかけたくなかったのだが、なかなか隠すのは大変なようだ。
すると少年も老人に負担をかけるのは気が引けたのかはわからないが――
「あの、お陰様で呪いもだいぶマシになったッスから、自分で移動できるッスよ?」
おじいちゃんにそんな提案をした。
しかしそれを聞いたおじいちゃんは「やれやれ……」とでも言いたげな顔をしながら口を開いた。
「まったく最近の若いもんは……。自分が困った時や辛い時は年長者を頼るものじゃ! わしは"努力"は認めるが"無茶"を認める気はないからの。無茶をするくらいなら今は存分にもたれかかって来ておれ。小童の無茶を肩代わりする程度の"重み"でつぶれるほど柔な生き方をしてきたつもりはないぞ」
正直いつも助けてもらってばかりな気がするが、そう言われてしまっては返しようもない。
ここはおとなしく甘えさせてもらおう。
結局おじいちゃんが一人ずつ抱えてあっという間に家まで運んでしまったのであった。
三人を客室に寝かせた後、自分も細事を済ませてから寝室に戻り、泥のように眠った。
眠りに落ちる直前になろうとも、魔物を焼き尽くした時の感覚が消えることは無かった。
体に上手く力が入らなくなったため尻もちをついて、乱れた呼吸を整えるため深呼吸をする。
炎を放ち切ると同時に精霊化は解けており、凄まじい倦怠感が絡みついてきている。
正直もう動きたくない。
「キュウ……」
キュウも同じようで、肩の上でぐったりとしている。
前に使ってみた――いや、使ってしまった時よりも勢いをつけた分多めに魔力を消費してしまったようで想像していた以上に怠い。
魔力を全て使いきったり、異常な量の魔力を喪失した際にこのような症状が出るらしく、今回は後者が原因だ。
体から何かぽっかりと抜け落ちてしまったようなこの喪失感にはそうそう慣れることはないだろう。
しかしいつまでも座り込んでいるわけにはいかない。
早く後ろの二人を家に運んで解呪をしてあげないと、いずれは呪印が体に広がり切ってしまう。
「呪いはまだ大丈夫そう?」
重い体に鞭を打って立ち上がり、後ろの三人に小走りで駆け寄りながら呪い傷を受けている二人の安否を確認すると、翡翠の少女が答える。
「まだピカレスの枝の効力が残っているみたいですから、もうしばらくは大丈夫だと思いますけど……」
少女の表情が沈む。
理由はわかる。
いくらましになったとは言え、呪いを受けた状態というのは辛いのだ。
体に呪印がまとわりついてくる嫌悪感と、徐々に体の感覚がなくなっていくことに対する恐怖や、それと共に増していく単純な傷によるものとは少し違った痛みなど、思い出すだけでも憂鬱になってしまいそうだ。
早く他の二人を解放してあげたいのだろう。
「家に戻れば薬があるはずだからついてきてくれるかな? 二人は僕が運ぶとして、君は歩ける?」
「は、はい! 魔力がもう無いので、身体強化ができないですけど……」
となると、家に着くまでかなり時間がかかってしまうかもしれない。
その場合はもう一度香木くんに活躍してもらえばどうにかなるかもしれないが、この際非常に乗り心地は悪いがこの翡翠の少女にはポルテジオで囲った中に入ってもらってヴォルジェントで全速力で飛んで行った方が良いかもしれない。
キュウの異常なまでの魔力量のおかげであの規模の魔法を使ってもまだ魔力に余裕があるため、そんな強行策でも全然出来る。
その策を翡翠の少女に伝えようとしたその瞬間――広場の端にある木の一つが突然吹き飛んだ。
「ッ!?」
突然鳴り響いた轟音に、敵の増援が来たのかと思い少女らを庇うように前に出てポルテジオを展開するが、再び広げていた魔力探知から入ってくる情報から、何の心配もないということを悟る。
寧ろこの上なく心強い増援であった。
「おじいちゃん!」
「タケル! 大丈夫か!?」
おじいちゃんが全速力で跳んできて、ブレーキに使った木が衝撃で弾け飛んだわけだ。
相当急いで来てくれたのだろう。
「うん。僕は大丈夫だよ」
「帰りが遅いから心配しておったら、精霊化の魔力を感知するわ、森の地面が大規模に溶けとるわで何事かと思ったわい……」
「ちょっと色々あってね……。って、それどころじゃなかった! ピカレスの薬持ってない?」
「ん? 持っておるが……その後ろにおるのはまさか、ディムロイのところのソフィア嬢ちゃんじゃないか?」
おじいちゃんに話しかけられたソフィアというらしい翡翠の少女は一瞬体を跳ねあげて返答する。
「は、はいそうです! というよりなんで『銀将』様がこんな場所に……。それにおじいちゃんって……」
どうやら面識があるようだ。
銀将様とかいうのが一体何なのかが気になるところだが、今は先にするべきことがある。
「おじいちゃんとりあえずピカレスの薬でこの二人を解呪してあげてくれないかな? 結構手酷く呪いを受けちゃってるみたいなんだ。材料ならまた渡すからさ」
そう言いながら二人の方を見ると、こちらもこちらで唖然とした様子でおじいちゃんを見ていた。
「ほ、本当に銀将様だわ……」
「確か旅に出てるって聞いてたけど……」
「ほほほ。こんな老いぼれのことを知っておるとは、最近の若人は随分と博識じゃのぅ。どれ、呪い傷を見せてみぃ」
そう言っておじいちゃんは二人の近くに屈んで呪いの様子を診始める。
「――おぉ……これはまた随分とやられておるのぅ。嬢ちゃんは随分と呪いの根が深いし、こっちのボウズなんて最初のタケル並に呪いが重複しとるじゃないか……。ん? それにしては随分と進行が遅いのぅ」
一通り呪い傷の様子を診終わったおじいちゃんはマジックバッグから十センチほどの試験管のようなビンを取り出した。
ビンの中には薄い金色の、煌めく半透明の液体が入っており、おじいちゃんはその少し粘度の高い液体を呪い傷に向けて垂らしていく。
呪い傷に触れたそばから薬は肌に吸収されていき、枝を折った時とは違い呪印が傷に引っ込んでいくのではなく、傷口から順に呪印が崩壊していった。
呪いが消えた事で金髪の少女は随分と楽になったのが表情から読み取れる。
少年も未だに解呪の途中ではあるが、きっと先ほどまでよりはずっと楽であろう。
よくよく考えてみると、ピカレスの薬の実物を見るのはこれが初めてである。
「解呪ってこんな風になるんだ」
「そういえばタケルは見るのは初めてじゃったの。まあ見る機会が少ないに越したことはないわい。それにしてもここまで進行を抑えるとは、ソフィア嬢ちゃんも解呪の腕をあげたのぅ」
おじいちゃんがそう言うと、翡翠の少女は両手を胸の前で左右に小さく振り、慌てた様子で否定する。
「ち、違います! 私はもう魔力が尽きてしまっててどうしようもなかったところにそちらの……タケルさん? が来てくださって……」
「ん? 解呪なんていつの間に覚えたんじゃタケル」
「いや、解呪したんじゃなくって、香木くんに頑張ってもらったんだよ。」
そう言いながらマジックバッグから折れたピカレスの枝を取り出し、おじいちゃんに見せる。
「お、おう、そうかの……。また贅沢な使い方をしおってからに……。すまんが嬢ちゃんたち、この事はここだけの秘密にしておいてくれんかのぅ。聞く者が聞けばタケルに害を及ぼそうとするかもしれぬからのぅ……」
「は、はい! もちろんです!」
「言えるわけないッスよ……」
「命を救われてるんだから尚更よね……」
やっぱりこの世界だとなかなかに非常識な行動だったのだろう。
やったことに関しては反省も後悔もないけど、今後は気を付けておこう。
少年の呪いを八割ほど解呪したところでおじいちゃんが立ち上がった。
「すまんが今の手持ちじゃとここまでが限界じゃ。一度家まで移動しようかの。一人ずつ運ぶから少しの間わしの肩の上で我慢しておいてくれるかのぅ?」
「おじいちゃん、僕も運ぶよ」
いくら屈強な肉体を持っているとは言え、おじいちゃんは百七十五歳という超高齢者だ。
老体に無理をさせるわけにはいかない。
半年間色々と扱かれたおかげで筋力はだいぶついている。
人ひとりくらいなら余裕で運べるはずだ。
(ここは若者が率先して力仕事をせねば)
そんなことを考えていたが――
「フラフラなくせをして何を言うておるんじゃまったく。あの跡を見る限り凄まじい量の魔力を使ったんじゃろ。一目で辛そうなのがわかるわい。今は大人しく休んでおれ」
バレていたようである。
できるだけ心配をかけたくなかったのだが、なかなか隠すのは大変なようだ。
すると少年も老人に負担をかけるのは気が引けたのかはわからないが――
「あの、お陰様で呪いもだいぶマシになったッスから、自分で移動できるッスよ?」
おじいちゃんにそんな提案をした。
しかしそれを聞いたおじいちゃんは「やれやれ……」とでも言いたげな顔をしながら口を開いた。
「まったく最近の若いもんは……。自分が困った時や辛い時は年長者を頼るものじゃ! わしは"努力"は認めるが"無茶"を認める気はないからの。無茶をするくらいなら今は存分にもたれかかって来ておれ。小童の無茶を肩代わりする程度の"重み"でつぶれるほど柔な生き方をしてきたつもりはないぞ」
正直いつも助けてもらってばかりな気がするが、そう言われてしまっては返しようもない。
ここはおとなしく甘えさせてもらおう。
結局おじいちゃんが一人ずつ抱えてあっという間に家まで運んでしまったのであった。
三人を客室に寝かせた後、自分も細事を済ませてから寝室に戻り、泥のように眠った。
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