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第二章 軍属大学院 入学 編
142.強力なコネ-Ⅲ
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「そ、そうだアイラ! 他に何か美味しい食べ合わせとかってあるの?」
話を変えるついでに新境地を切り開いて行こうと思いアイラに問いかける。
「へ? まあ私もパパの受け売りなんだけど……この桃なんて――」
「お取り込み中の所すまないが、少々よろしいかな?」
自分の問いにアイラは気分良さげに答え始めてくれたのだが、その言葉を唐突に男性の声が遮った。
声の出所へと目を向けると、五十代も半ば程の男性が緩やかな笑みを浮かべて立っていた。
渋めの声と顔つきや、短く切りそろえたアッシュグレイの髪が相まってナイスミドルといった感じだ。
体の向きが若干自分の方に向いているので、恐らくアイラではなく自分に用があるのだとは思うが、いったい誰だろうか。
「お、叔父様!? ご、ご無沙汰しております」
「ああ、アイラの叔父さんなのか」
アイラが男性に言った言葉から自分がそう判断して呟くと、アイラが慌てた様子で耳打ちしてくる。
「ちょっ!? 違うわよ、この方はソフィアのお父様! ラグルスフェルト家の現当主様よ!」
「え、そうなの!? す、すみま――申し訳ありません」
貴族であるという事を思い出し慌てて言い換えて頭を下げる。
メアリーにしてもディムロイさんにしても髪の色がソフィアと同じ緑系統の色だったので、勝手に一族全員がそういう感じなのだと勘違いしてしまっていた。
「ははは、構わないよ。人里離れた森の中で俗世間とは隔離されて育ったと聞いているからね。改めて自己紹介をさせてもらおう。私は『ディリス・リブルス・ラグルスフェルト』、今回君が救ってくれたソフィアの父だ。よろしく頼むよ」
そう言ってディリスは右手を差し出してきた。
どうやらソフィアが上手く説明をしてくれていた様で、自分が四大貴族とやらの当主の顔も知らない世間知らずな事については特に気にしていないみたいだ。
「よ、よろしくお願いします。あっ、その、須藤武っていいます」
差し出された右手を両手で迎えて握手をする。
さすがは大貴族の当主と言った所であろうか。
握手しているだけで思わず緊張してしまう。
手汗とか出ていないだろうか。
それにしても――
(あんまりソフィアの面影は無いなぁ)
改めてディリスの顔を見てみるが、ソフィアともメアリーとも似ている部分が無い様に感じる。
(いや、男親だから似てなくても不思議ではないのかな……?)
そんな事を考えていると、何かを察した様にディリスが口を開く。
「ははは、ソフィアは母親似でね。君が私をソフィアの父だと判断できなかったのも仕方がない事さ」
「い、いえ、そんな事は……」
やはり自分は考えている事が顔に出やすいのだろうか。
いや、きっと大貴族の当主ともなるとそういう技術も秀でているのだろう。
「本当に気にしなくても構わないさ。私自身も娘たちとは似ていないと思うからね。まあそんな事より、まずは礼を言わなくてはね。ソフィアを救ってくれた事、感謝しているよ。何か困った事が起こった時はソフィアを通してでも相談してくれたまえ。できる限り力になろう」
「い、いえ、その……」
「遠慮する事はないさ。私も君とは是非仲良くやっていきたいんだ」
悪気は無いとはいえ、失礼な事を考えてしまっていた事を見抜かれたからだろうか。
何だか有無を言わさぬ圧力が籠もっている様に感じてしまう。
「そういえば、君はあのティスト様とも親交があると耳にしたんだが、いったいどういう関係なんだい? あのお方とのコネを作るのは私たちでもなかなか難しいんだが……」
「えっと、いや、それはその……」
これはマズい。
おじいちゃんとの関係を悟られないように説明するにはいったいどうすればいいのだろうか。
焦っているのを悟られない様に頑張ってポーカーフェイスを維持しながら思考を巡らせていると、自分とディリスとの会話に聞き覚えのある声が割って入った。
「これこれディリス、あまりタケル君を試すような事をするでない。そういうやり取りとは無縁で暮らしてきたのじゃ。その慌てた顔を見れば一目瞭然じゃろうて」
助け船をだしてくれたのはディムロイさんであった。
というより自分のポーカーフェイスを見破るとは、流石である。
『武がわかりやすいだけだと思うよ?』
何の事やら。
「第一あのおてんばと会いたければワシがいくらでも呼び出してやるぞ?」
「お、お爺様……お願いですから本当に呼び出さないでくださいね? 私の気が休まりませんので」
「公の場に居るときは可愛らしいものじゃろうて」
「その後が問題なのです。何度あの暴君に秘蔵の年代物を飲み干されたか……」
「え、えーっと……?」
ディムロイさんとディリスの会話について行けずに自分が困惑していると、ディリスが改めて自分へと目を向ける。
「ああ、失敬。君が社交界ではどの程度やっていけそうかと思ってね。少し試させて貰ったのだよ。不安にさせてしまって悪かったね」
「は、はぁ……え? というか暴君って……」
「ああ、私はティスト様とは……その、うん、まあ、そういう事さ……」
その遠い目を見て自分は本能的に察した。
この人もティストさんの本性を知っているだという事を――
「言うとらんですまなんだな。ワシの判断でディリスには君の事情を話させてもろうとるんじゃ」
ディムロイさんの言葉に驚愕する。
「じ、事情っておじいちゃんの事ですか!?」
「うむ」
「ど、どうして……?」
そんな自分の当然の疑問に答えたのはディリスであった。
「その秘密を守るためにだよ。『人里離れた森の中で俗世間とは隔離されて育った』君が、帝都を訪れるや否や『ティスト様と親交を持つ』なんて突飛過ぎてどんな噂が立つかわからないし、それによってどんな不利益が発生するかもわからない。あの人は弁えている様で、実のところ自身がどんな存在なのかを理解しきれていないからねぇ……」
一拍呼吸を置いて、ディリスはさらに続ける。
「だから今後、もしティスト様との事を聞かれたら私の名前を出すと良い。『娘を救ってくれた礼としてティスト様とのコネを作ってくれた』とでもね。お爺様は社交界の一線を退かれてから久しい。恐らく私とティスト様に親交があるという事の方が世間的には認知されているからね」
「え? でもそれならソフィアが友人ってだけで勝手にそういう解釈になるんじゃ……?」
「当の本人である私が公にそう認めるのと認めないのとでは全く変わるのだよ」
「ああ、なるほど」
「それに、これだけ社交界を騒がせる要因を秘めているというのに、当の君は少しばかり社交界での活動は不得手そうだからね。それも私が事情を知っていればいくらでも対応が出来る。お爺様の判断はその辺りの事も含めてなんだよ」
「それは、その、ありがとうございます」
「ははは、この程度でお礼になるのならお安い御用だよ。……ティスト様のフォローの事を思えば……」
何だろう。
先ほど話している時は威圧されているように感じたのだが、今は妙な親近感が湧いてきている。
自分も特訓のついでにストレス発散でボコボコにされている立場上、社交界の事など何もわからずとも苦労している事はわかってしまう。
「ディリスさん……」
「ああ、タケル君、君もかい……」
「いい人……なんですけどね……」
「ああ……だからこそたちが悪いんだが……」
自分が目を見るだけで察したように、ディリスさんも察してくれたらしい。
仲間がいるとは何とも心強いものだ。
事実何の解決にもなってはいないのだが。
「あれ? でも――ここでそんな話したら……」
この場がパーティー会場であるという事を思いだし、小声で話しかけると、ディリスさんは笑いながら答える。
「ああ、それなら大丈夫だよ。『密話のシエラ』といってね。私もシエラ持ちなのさ。私の近くにいない者には今までの会話は聞こえていないから安心したまえ。まあお爺様には効き目がなかったが、この会場にお爺様程の者はまずいないから大丈夫さ」
「な、なるほど……」
それならば大丈夫だろうと安心していると、自分の隣から声があがる。
「あの……おてんばとか暴君とかってまさかティスト様の……いや、でもまさかそんなわけ……?」
ディリスさんのシエラがどの程度の範囲をカバー出来るのかは知らないが、少なくとも自分と先ほどまで会話していたアイラは効果の範囲内にいたわけだ。
冷や汗が流れる。
きっとディリスさんも流しているだろう。
(ティストさんの知らない所で本性をバラしたなんてティストさんに知れたら――)
自分とディリスさんは同時に口を開いた。
「ご、ごめんアイラ! ティストさんには言わないで――」
「あ、アイラ君! それは違う人の事で――」
「……え? ……えぇ?」
アイラを口止めする方向性の自分と、誤魔化す方向性のディリスさんとの内容の乖離にアイラが戸惑う。
「ふぅ、人間性がにじみ出ておるな。のうディリス?」
「ははは……、言わんでくださいお爺様。痛感しておりますので……」
「え……? ほ、本当なの……!?」
一人の少女の夢を壊してしまった事に罪悪感を覚えながらも、どうにか他言しないようにと懇願したのであった。
話を変えるついでに新境地を切り開いて行こうと思いアイラに問いかける。
「へ? まあ私もパパの受け売りなんだけど……この桃なんて――」
「お取り込み中の所すまないが、少々よろしいかな?」
自分の問いにアイラは気分良さげに答え始めてくれたのだが、その言葉を唐突に男性の声が遮った。
声の出所へと目を向けると、五十代も半ば程の男性が緩やかな笑みを浮かべて立っていた。
渋めの声と顔つきや、短く切りそろえたアッシュグレイの髪が相まってナイスミドルといった感じだ。
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アイラが男性に言った言葉から自分がそう判断して呟くと、アイラが慌てた様子で耳打ちしてくる。
「ちょっ!? 違うわよ、この方はソフィアのお父様! ラグルスフェルト家の現当主様よ!」
「え、そうなの!? す、すみま――申し訳ありません」
貴族であるという事を思い出し慌てて言い換えて頭を下げる。
メアリーにしてもディムロイさんにしても髪の色がソフィアと同じ緑系統の色だったので、勝手に一族全員がそういう感じなのだと勘違いしてしまっていた。
「ははは、構わないよ。人里離れた森の中で俗世間とは隔離されて育ったと聞いているからね。改めて自己紹介をさせてもらおう。私は『ディリス・リブルス・ラグルスフェルト』、今回君が救ってくれたソフィアの父だ。よろしく頼むよ」
そう言ってディリスは右手を差し出してきた。
どうやらソフィアが上手く説明をしてくれていた様で、自分が四大貴族とやらの当主の顔も知らない世間知らずな事については特に気にしていないみたいだ。
「よ、よろしくお願いします。あっ、その、須藤武っていいます」
差し出された右手を両手で迎えて握手をする。
さすがは大貴族の当主と言った所であろうか。
握手しているだけで思わず緊張してしまう。
手汗とか出ていないだろうか。
それにしても――
(あんまりソフィアの面影は無いなぁ)
改めてディリスの顔を見てみるが、ソフィアともメアリーとも似ている部分が無い様に感じる。
(いや、男親だから似てなくても不思議ではないのかな……?)
そんな事を考えていると、何かを察した様にディリスが口を開く。
「ははは、ソフィアは母親似でね。君が私をソフィアの父だと判断できなかったのも仕方がない事さ」
「い、いえ、そんな事は……」
やはり自分は考えている事が顔に出やすいのだろうか。
いや、きっと大貴族の当主ともなるとそういう技術も秀でているのだろう。
「本当に気にしなくても構わないさ。私自身も娘たちとは似ていないと思うからね。まあそんな事より、まずは礼を言わなくてはね。ソフィアを救ってくれた事、感謝しているよ。何か困った事が起こった時はソフィアを通してでも相談してくれたまえ。できる限り力になろう」
「い、いえ、その……」
「遠慮する事はないさ。私も君とは是非仲良くやっていきたいんだ」
悪気は無いとはいえ、失礼な事を考えてしまっていた事を見抜かれたからだろうか。
何だか有無を言わさぬ圧力が籠もっている様に感じてしまう。
「そういえば、君はあのティスト様とも親交があると耳にしたんだが、いったいどういう関係なんだい? あのお方とのコネを作るのは私たちでもなかなか難しいんだが……」
「えっと、いや、それはその……」
これはマズい。
おじいちゃんとの関係を悟られないように説明するにはいったいどうすればいいのだろうか。
焦っているのを悟られない様に頑張ってポーカーフェイスを維持しながら思考を巡らせていると、自分とディリスとの会話に聞き覚えのある声が割って入った。
「これこれディリス、あまりタケル君を試すような事をするでない。そういうやり取りとは無縁で暮らしてきたのじゃ。その慌てた顔を見れば一目瞭然じゃろうて」
助け船をだしてくれたのはディムロイさんであった。
というより自分のポーカーフェイスを見破るとは、流石である。
『武がわかりやすいだけだと思うよ?』
何の事やら。
「第一あのおてんばと会いたければワシがいくらでも呼び出してやるぞ?」
「お、お爺様……お願いですから本当に呼び出さないでくださいね? 私の気が休まりませんので」
「公の場に居るときは可愛らしいものじゃろうて」
「その後が問題なのです。何度あの暴君に秘蔵の年代物を飲み干されたか……」
「え、えーっと……?」
ディムロイさんとディリスの会話について行けずに自分が困惑していると、ディリスが改めて自分へと目を向ける。
「ああ、失敬。君が社交界ではどの程度やっていけそうかと思ってね。少し試させて貰ったのだよ。不安にさせてしまって悪かったね」
「は、はぁ……え? というか暴君って……」
「ああ、私はティスト様とは……その、うん、まあ、そういう事さ……」
その遠い目を見て自分は本能的に察した。
この人もティストさんの本性を知っているだという事を――
「言うとらんですまなんだな。ワシの判断でディリスには君の事情を話させてもろうとるんじゃ」
ディムロイさんの言葉に驚愕する。
「じ、事情っておじいちゃんの事ですか!?」
「うむ」
「ど、どうして……?」
そんな自分の当然の疑問に答えたのはディリスであった。
「その秘密を守るためにだよ。『人里離れた森の中で俗世間とは隔離されて育った』君が、帝都を訪れるや否や『ティスト様と親交を持つ』なんて突飛過ぎてどんな噂が立つかわからないし、それによってどんな不利益が発生するかもわからない。あの人は弁えている様で、実のところ自身がどんな存在なのかを理解しきれていないからねぇ……」
一拍呼吸を置いて、ディリスはさらに続ける。
「だから今後、もしティスト様との事を聞かれたら私の名前を出すと良い。『娘を救ってくれた礼としてティスト様とのコネを作ってくれた』とでもね。お爺様は社交界の一線を退かれてから久しい。恐らく私とティスト様に親交があるという事の方が世間的には認知されているからね」
「え? でもそれならソフィアが友人ってだけで勝手にそういう解釈になるんじゃ……?」
「当の本人である私が公にそう認めるのと認めないのとでは全く変わるのだよ」
「ああ、なるほど」
「それに、これだけ社交界を騒がせる要因を秘めているというのに、当の君は少しばかり社交界での活動は不得手そうだからね。それも私が事情を知っていればいくらでも対応が出来る。お爺様の判断はその辺りの事も含めてなんだよ」
「それは、その、ありがとうございます」
「ははは、この程度でお礼になるのならお安い御用だよ。……ティスト様のフォローの事を思えば……」
何だろう。
先ほど話している時は威圧されているように感じたのだが、今は妙な親近感が湧いてきている。
自分も特訓のついでにストレス発散でボコボコにされている立場上、社交界の事など何もわからずとも苦労している事はわかってしまう。
「ディリスさん……」
「ああ、タケル君、君もかい……」
「いい人……なんですけどね……」
「ああ……だからこそたちが悪いんだが……」
自分が目を見るだけで察したように、ディリスさんも察してくれたらしい。
仲間がいるとは何とも心強いものだ。
事実何の解決にもなってはいないのだが。
「あれ? でも――ここでそんな話したら……」
この場がパーティー会場であるという事を思いだし、小声で話しかけると、ディリスさんは笑いながら答える。
「ああ、それなら大丈夫だよ。『密話のシエラ』といってね。私もシエラ持ちなのさ。私の近くにいない者には今までの会話は聞こえていないから安心したまえ。まあお爺様には効き目がなかったが、この会場にお爺様程の者はまずいないから大丈夫さ」
「な、なるほど……」
それならば大丈夫だろうと安心していると、自分の隣から声があがる。
「あの……おてんばとか暴君とかってまさかティスト様の……いや、でもまさかそんなわけ……?」
ディリスさんのシエラがどの程度の範囲をカバー出来るのかは知らないが、少なくとも自分と先ほどまで会話していたアイラは効果の範囲内にいたわけだ。
冷や汗が流れる。
きっとディリスさんも流しているだろう。
(ティストさんの知らない所で本性をバラしたなんてティストさんに知れたら――)
自分とディリスさんは同時に口を開いた。
「ご、ごめんアイラ! ティストさんには言わないで――」
「あ、アイラ君! それは違う人の事で――」
「……え? ……えぇ?」
アイラを口止めする方向性の自分と、誤魔化す方向性のディリスさんとの内容の乖離にアイラが戸惑う。
「ふぅ、人間性がにじみ出ておるな。のうディリス?」
「ははは……、言わんでくださいお爺様。痛感しておりますので……」
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