甘い友達〜僕たちは友達…これからもずっと〜

こぉぷ

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僕たちは友達…(望編)

3.楽しい時間

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 約6年ぶりに再会した
 女友達の 櫻坂オウサカ 千遥チハル
 一緒にいると
 いつもより早くなる鼓動
 少しずつあの頃の気持ちを
 思い出してしまい疼く胸の内

 一度も伝えずに眠っていた気持ちが
 ザワザワと呼吸し始める


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 髪を切り終えて
 もう少し一緒にいたい
 そう思い、飯に誘った

 美容室近くの居酒屋に入る

「え? ノゾムもお酒飲めないの?」

「は? お前も?」

 飲めないというか弱すぎて
 2人とも外では飲まない主義だった
 ならば雰囲気だけでも、と
 ノンアルビールで乾杯する

「6年振りの再会に~乾杯!」

 カチンッ♪

 グラスを鳴らし
 一気に喉に流し込む

「プハァ! 」

 おぇ~ にげぇ……
 こんな物の何が旨いんだか…
 涼しい顔で飲み干しても
 24歳 成人男子の
 心の中は “お子ちゃま” だ

「うぇ…にがいしっ……てか別に
 ビールじゃなくてよかったんじゃない?
 ノンアルカクテルとかあったよね?」

 25歳 成人女子は素直に口に出す

「お前がビールで
 雰囲気出そうとか言うからだろ」

「私か!? 」

「お前だろ」

「( ˙▿˙ )ははは……ねぇ 望?
 さっきのカット代取りなさいよ?」

「いらねぇって」

「いやいや、あの店高いの知ってるよ?
 望の指名料までは分かんないけど
 お店使わせてもらってるんだから
 閉店後でも正規の料金払わないと…」

「……カットモデルだから無料です」

「えー?だって私から」

「じゃあまた来いよ……な?
 もうこの話は終わり!
 久しぶりに会ったんだから
 お前のこと もっと聴かせろよ」

「え~?」

「お前SNSも あんま更新しないし
 今どんな仕事してんの?」

「…うーん…… 検品?」

「検品???」

「検品」

「……なんの?」

「まぁ……色々よ…残業多いし
 結構ブラックな会社」

「げ……マジか…」

「マジ……ね、仕事の話はやめよう?」

「あぁ……じゃあ…
 なんかハマってる事とかは?
 美術部じゃなかったっけ?
 絵とか描いてんの?
 休みは何してんの?」

「フフッ…めっちゃ質問してくるじゃん
 てか 望、一人称変えなかったんだね」

「は? ……あぁ考えてみたら
 賭けの期限つけ忘れたんだよな」

 話逸らされた?
 あんま聞かれたくないのかな

「え? ああ そういえば!
 確かに期限決めてないかも!」


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 ──賭け

 僕は元々一人称は『俺』だった
 千遥がバイトで入って来た時に
 自分のことを『僕』って言ってて

「なんで?」

 って聞いたら

「『俺』のほうが良かったかな?」

 って答えた……

「なんでそうなる?普通『私』だろ?」

「なんで?」

「なんで……って
 俺が『私』じゃおかしいだろ?」

「別に? 
 僕が『僕』じゃダメな理由は何?」

「はあ? ……それは…」

 年上相手とは思えない会話

「じゃあねぇ、賭けしない?」

「賭け?」

「そう、僕は『私』に変えるから
 平和ヒラワさんは『僕』にしてよ」

「なんで俺まで変えにゃならんのよ?」

「はい、平和さん間違えたー!
『僕』でしょ~? あ、間違えたらさ
 罰ゲームにしよっか? 何がいいかな♪」

 この女……マジか?
 変な奴入って来たな…そう思った
 でもちょうどバイトも暇な日で
 くだらない遊びに付き合ってやるか
 そんな軽い気持ちで始めた

「間違えたらポイント貯まるとかは?
 罰ゲームポイント的な!」

「何それおもろ! (^∇^) じゃあさ
 1回間違えたら1ポイントで
 100ポイント貯めたら
 ご飯奢るのどう?」

「100て!結構エグイな……
 よし、じゃあ今からスタート!」


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 考えてみたら期限どころか
 一緒にいる時間なんてわずかだから
 間違えたことも自己申告

「すげぇ穴だらけの賭け。゚(゚≧∀≦)ヒャッヒャ」

「ホントだね~ (ノД^、)アハハ」

「でもなんだかんだ8年続いてんじゃん」

「すごいじゃん、望は今何ポイント?」

「は? もう数えてねぇし」

「えー!! じゃあ望の負けだね」

「なんでだよ!お前は覚えてんのか?」

「わーい奢りだァヾ(*´∀`*)ノ」

「答えろこら!」

「てか最初は平和さんって呼んでたよね」

「だよな!いつから下の名前で
 呼び捨てんなった?生意気な後輩め」

「(*ノ∀`)ノ゙))アハハハ
 だって私のが年上だし~?」

「先輩後輩はバイト入った順だろがい」

「もうバイトしてないし時効だし~」

「う~わっ、ムカつくぅ」

 そんな他愛のない話をしていると
 店員がラストオーダーを告げに来た

 pm 11:30

 楽しい時間は
 あっという間だった……



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