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僕たちは友達…(望編)
11.あの日のこと
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ෆ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ෆ
千遥と2人で
コンビニで食べ物や飲み物を買う
半年前と重なる行動に
そんなつもりはなかったのに
あの日のことを思い出してしまい
複雑な気持ちで並んで歩いた
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
「こんなに買ってどこ行くんだよ」
「もう少しだから」
駅から20分は歩いただろうか
ようやく建物の前で止まる
「え?……っと?」
「望こっち」
2階建ての古びたアパート
1階の1番奥の部屋の前で止まる
千遥はカバンから鍵を取り出し開けた
「汚いけど、どうぞ」
「え……お前の部屋?」
「そ、独りだから気にしないで
寒いから早く入って」
「あ、お邪魔します…」
入ってすぐに小さなキッチン
奥の部屋への仕切りは
年季の入ったガラスの格子戸
それを開けると畳敷きの部屋
それなりに片付いてはいるけど
20代女性の独り暮らしとは
思えないボロさ……
「寒いってば、早く」
慌てて靴を脱いで後に続く
「閉めて」
「あ、うん」
静かに格子戸を閉めた
6畳くらいの狭い部屋
敷きっぱなしの布団と小さいテーブル
姿見の前にドライヤーと化粧品
ハンガーラックにびっしりと並ぶ服
窓際には洗濯物の下着がぶら下がる
部屋を暖める暖房器具は
小さな電気ストーブ1つのみ
室内なのに吐く息が白く見える
「あんま見ないでよ?
本当は入れる気なかったんだから…」
「あぁ、まぁ……
こんなもんじゃないの?」
「何がよ!」
「( ˙▿˙ )ははは」
「チッ……連れてくるんじゃなかった
この辺はこんなボロでも
家賃高いんだよ……(ボソッ)」
千遥はコートを脱ぐと膝に巻き
布団の上に座りコンビニの袋を漁る
襟ぐりが広く開いた白いセーター
動くたびに中のキャミソールと
谷間がチラチラと覗く…
こういうの
女はわざとやってんのかな……
千遥から目を逸らすと
ぶら下がる洗濯物の下着が目に止まる
目のやり場に困る……(´-ω-`)
テーブルに買ってきた物を並べた
「適当に座って……
あ……はい、クッション」
「サンキュ…」
千遥の斜め前
右隣にクッションを置き
僕も千遥の真似をして
コートを膝に巻いて腰を下ろした
千遥はコンビニの袋を空にすると
丸めてテーブルの下に置く
「はい、割り箸…どれ飲む?」
「酒しかないじゃん…弱いのに」
「じゃあ9%は望ね」
「9%!? 強ぇだろ酔うって!
……って聞いてんのかよ」
プシッと2本の缶を開け
1本を僕の前に置く
「私も同じの飲むよ~♪」
そう言って目の前に掲げる
べコン
不細工な音が鳴る
「ふふっダサ…
べゴンだって(´▽`*)アハハ」
「ったく……知らねぇぞ(ボソッ)」
お互いアルコールを口にし
眉間にシワが入る
「うぇ…マジ強くね?これすぐ酔うぞ」
「強いね……いいんじゃない?
酒は酔うためにある…グビ」
千遥が酒を呷り
喉が上下するのを
ボーッと眺めていると
ついエロい気分になる
「……なぁ千遥」
「“ちー” って……
呼んでくれないんだ?」
「っ!」
千遥が上目遣いで僕を見る
ドクン
その視線に僕の心臓は
いとも簡単に持っていかれる
あの日のことを
あの日の千遥の感触を思い出し
血が沸いて体温が上がる
ドクン…ドクン…
だけどその前にどうしても
確かめたいことがあった
あの日のこと……
「千遥、お前さ……
なんで黙って帰ったんだよ」
「ん?……あぁ~あの日の話?
始発で帰れって言ったの望じゃん」
「っ……」
確かにそうだった……
「でも黙って行くことないだろ?
しかも綺麗に跡形もなく片付けて…
起きた時 夢だったのかと思ったぞ」
「アッハハ(´▽`*) …… だって望
気持ちよさそうに寝てたし?
泊めてもらっておいて
部屋汚して帰るのも嫌じゃん?
“立つ鳥跡を濁さず” …ってやつ?」
「なんだよそれ……はぁ…
なぁ…… ちー…
お前……初めてだった?」
「え~そんなわけ」
「血がついてた」
「……あぁ…そっか…バレたか…ハハッ」
『バレたか』……ってことは
僕が千遥の初めての相手なんだよな?
間違いないよな?
ちょっかい出してた相手とは
やってないってことだ!
その事実にこっそりホッとした
それならば……
と更に掘り下げて聞いた
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
千遥と2人で
コンビニで食べ物や飲み物を買う
半年前と重なる行動に
そんなつもりはなかったのに
あの日のことを思い出してしまい
複雑な気持ちで並んで歩いた
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
「こんなに買ってどこ行くんだよ」
「もう少しだから」
駅から20分は歩いただろうか
ようやく建物の前で止まる
「え?……っと?」
「望こっち」
2階建ての古びたアパート
1階の1番奥の部屋の前で止まる
千遥はカバンから鍵を取り出し開けた
「汚いけど、どうぞ」
「え……お前の部屋?」
「そ、独りだから気にしないで
寒いから早く入って」
「あ、お邪魔します…」
入ってすぐに小さなキッチン
奥の部屋への仕切りは
年季の入ったガラスの格子戸
それを開けると畳敷きの部屋
それなりに片付いてはいるけど
20代女性の独り暮らしとは
思えないボロさ……
「寒いってば、早く」
慌てて靴を脱いで後に続く
「閉めて」
「あ、うん」
静かに格子戸を閉めた
6畳くらいの狭い部屋
敷きっぱなしの布団と小さいテーブル
姿見の前にドライヤーと化粧品
ハンガーラックにびっしりと並ぶ服
窓際には洗濯物の下着がぶら下がる
部屋を暖める暖房器具は
小さな電気ストーブ1つのみ
室内なのに吐く息が白く見える
「あんま見ないでよ?
本当は入れる気なかったんだから…」
「あぁ、まぁ……
こんなもんじゃないの?」
「何がよ!」
「( ˙▿˙ )ははは」
「チッ……連れてくるんじゃなかった
この辺はこんなボロでも
家賃高いんだよ……(ボソッ)」
千遥はコートを脱ぐと膝に巻き
布団の上に座りコンビニの袋を漁る
襟ぐりが広く開いた白いセーター
動くたびに中のキャミソールと
谷間がチラチラと覗く…
こういうの
女はわざとやってんのかな……
千遥から目を逸らすと
ぶら下がる洗濯物の下着が目に止まる
目のやり場に困る……(´-ω-`)
テーブルに買ってきた物を並べた
「適当に座って……
あ……はい、クッション」
「サンキュ…」
千遥の斜め前
右隣にクッションを置き
僕も千遥の真似をして
コートを膝に巻いて腰を下ろした
千遥はコンビニの袋を空にすると
丸めてテーブルの下に置く
「はい、割り箸…どれ飲む?」
「酒しかないじゃん…弱いのに」
「じゃあ9%は望ね」
「9%!? 強ぇだろ酔うって!
……って聞いてんのかよ」
プシッと2本の缶を開け
1本を僕の前に置く
「私も同じの飲むよ~♪」
そう言って目の前に掲げる
べコン
不細工な音が鳴る
「ふふっダサ…
べゴンだって(´▽`*)アハハ」
「ったく……知らねぇぞ(ボソッ)」
お互いアルコールを口にし
眉間にシワが入る
「うぇ…マジ強くね?これすぐ酔うぞ」
「強いね……いいんじゃない?
酒は酔うためにある…グビ」
千遥が酒を呷り
喉が上下するのを
ボーッと眺めていると
ついエロい気分になる
「……なぁ千遥」
「“ちー” って……
呼んでくれないんだ?」
「っ!」
千遥が上目遣いで僕を見る
ドクン
その視線に僕の心臓は
いとも簡単に持っていかれる
あの日のことを
あの日の千遥の感触を思い出し
血が沸いて体温が上がる
ドクン…ドクン…
だけどその前にどうしても
確かめたいことがあった
あの日のこと……
「千遥、お前さ……
なんで黙って帰ったんだよ」
「ん?……あぁ~あの日の話?
始発で帰れって言ったの望じゃん」
「っ……」
確かにそうだった……
「でも黙って行くことないだろ?
しかも綺麗に跡形もなく片付けて…
起きた時 夢だったのかと思ったぞ」
「アッハハ(´▽`*) …… だって望
気持ちよさそうに寝てたし?
泊めてもらっておいて
部屋汚して帰るのも嫌じゃん?
“立つ鳥跡を濁さず” …ってやつ?」
「なんだよそれ……はぁ…
なぁ…… ちー…
お前……初めてだった?」
「え~そんなわけ」
「血がついてた」
「……あぁ…そっか…バレたか…ハハッ」
『バレたか』……ってことは
僕が千遥の初めての相手なんだよな?
間違いないよな?
ちょっかい出してた相手とは
やってないってことだ!
その事実にこっそりホッとした
それならば……
と更に掘り下げて聞いた
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