甘い友達〜僕たちは友達…これからもずっと〜

こぉぷ

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僕たちは友達…(望編)

12.ずっと好きだった

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 僕の質問に千遥チハル
『バレたか』……と言った

 ということは
 僕が千遥の初めての相手で
 ちょっかい出してた相手とは
 ってことだ

 その事実にこっそりホッとした

 それならば……
 と更に掘り下げて聞いた


 ෆ‪┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
  

「なんで僕としようと思った?」

「……ん~」

「初めてなのに
 6年も会ってなかった
 とやるってさ……」

「好きだから」

「っ⁉︎」

 1番聴きたかった答えが返ってきた

「理由なんて他にないでしょ…
 グビッ(/◎\)ゴクゴクッ・・・」

 そう言って勢いよく酒をあお

「ずっと好きだったから……
 ノゾムのこと……ずっと……」

 目を伏せてボトボトと
 こぼすように話す千遥

「バイトで初めて会った時から
 優しくて面白くてかっこよくて
 ずっと好きだったから……」

 嬉しいのに……
 1度もそんな素振りを
 見せなかった千遥に対して
 半信半疑な僕は素直に喜べず

「なんだよ……
 お前1度もそんなこと」

「言えるわけないじゃん!
 勇気出して伝えようと思ったら
『僕たちは 友達だ』……って
 望がそう言ったから
 言えなくなったんじゃん!」

「え?……いつ?」

「私がバイト最後の日の打ち上げで
 2人きりになった時だよ」

「あ……」

 バイト仲間と数人で
 打ち上げと称して遊んでる時に
 2人きりになる瞬間が確かにあった

 もう会えなくなるのが寂しくて

 “また会おう”

 って誘いたかったけど
 断られたらどうしようって
 臆病な僕は素直に言えなくて


 “ 千遥、バイト辞めても
 僕たちなんだから……
 またこうやって…みんなで遊ぼう ”


 そう言ったんだった……

「思い出した?
 だから言えなくなったんだよ」

「そ、そっか……ごめん」

「だけど……ずっと好きだったの…
 忘れられなかったの……」

 上目遣いで僕を見る千遥と
 目が合うとニコリと微笑まれ
 ドキンと心臓が強く鳴った

 これはたぶん
 今も僕は千遥を……

「望がバイトしてる時は
 あそこに行けば会えたけど
 美専に通い出してから
 全然会えなくなったから……
 だからSNSは毎日見てたよ?
 お客さんの髪切り始めたの見て
 会う口実になると思って連絡したの」

「はぁっ……高校卒業して6年だぞ?
 確かに忙しかったけど
 コメントくらいよこせよ~
 ずっと黙って見てたのかよ……」

 たぶん僕も千遥を好きなんだ……
 そう思いながらも
 まだその言葉を告げられず

「毎回じゃないけど
 “いいね”はしてたじゃん……
 望が頑張ってる姿を見るのは
 すごく幸せだったよ」

「なんでコメントくれなかったんだよ」

 もしコメントが来てたら
 そこからまた……
 なんて……調子よすぎだよな

 当時忙しかった僕は
 返事も適当だったかもしれないし……
 結局は臆病な自分のせいなのに
 まだ僕は自分を棚に上げて……

 千遥の僕への気持ちを
 もっとちゃんと確認したくて
 何かないかと引き出す言葉を探す

「僕を好きだったなら
 尚更なんで黙って帰った?
 連絡先も交換してないし
 DMだって半年も未読のまま…」

「怖かったんだもん」

「は?何が?」

「6年ぶりに会っていきなり
 あんなことになって……
 恥ずかしくて黙って帰ったけど
 望にどう思われたか怖くて……
 DMも怖くて見れなかったよ」

「そんなの別に……
 どうとも思わねぇし」

「お正月だし何か載せようと思って
 久しぶりにSNS開いたの……
 仕事の休憩中に載せたから
 その時はDMの返事する
 時間がなくて……ごめん」

「そ……っか」

 まぁ……会えたからいいか……

「あ、あのハングルの意味って何?」

「あぁ、あれ?訳さなかったの?」

「訳したけどよく分かんなかった
 希望が神からの贈り物?
 今を大切に?とかなんとか
 え?……希…ってもしかして僕?」

「うわぁ……今 気が付いたの?
 すぐ分かると思ったのに~
 失敗した~(ノ_<。)」

「僕が神からの贈り物?
 そんな風に思ってたのか?」

「私にとって望は特別なの(*´ ˘ `*)♡
 だから望は神様からの贈り物だよ?」

 千遥がずっと僕を好きだった
 会わなかった間も
 “神様からの贈り物”
 そんな気持ちで想ってくれていた

 僕もだよ……なんて
 自分の気持ちを忘れかけていた僕に
 調子のいい事は言えないけど……

 優しく微笑む千遥が可愛くて
 触れたくて……
 逸る気持ちは言葉より先に
 行動を起こさせた

 ドサッ


「望?……んっ...///」

 千遥を布団に押し倒し
 セーターの中に手を潜らせる
 あの日触れた記憶を辿り
 変わらない柔らかな膨らみに
 再び触れながら唇を重ねた


「あっ……はぁっ…んんッ…望ぅ♡」

 半年ぶりに触れる千遥の熱に
 すぐに煽られ昂る……だけど

「あ……持ってないや…いい?
 あ、いやごめん買って来る」

「いいよ……そのままで…来て?」

「っ……」

 僕は しょうもない生き物だ
 自分を好きだと言った千遥が
 どうしようもなく可愛く見えて
 すぐに触れたくなって……

 ダメだと分かっていても
『いいよ、そのままで』
 その甘い言葉の誘惑には勝てない


「ごめん…外に出すから……はぁっ…
 ちーッヤバ……はっ…気持ちよすぎっ」

「私も…あっあっ…望っ…生ぁっ♡
 奥当たっ…あっすごいッ…はぁんっ♡」


 半年ぶりに重ねた千遥の躰は
 何度も僕を昂らせ
 寒い部屋の窓が曇るほど
 激しく僕たちは愛し合った



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