甘い友達〜僕たちは友達…これからもずっと〜

こぉぷ

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僕たちは友達…(望編)

5.お泊まり

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 僕の部屋に泊めろと言った千遥チハル
 呆然と目で追っていると
 コンビニの明るい店内から
 ガラス越しにヒラヒラと笑顔で手招く

「ぅ……やべぇ… 可愛いじゃん///」

 オオカミになるつもりはない……
 でも既に自信はなくなっていた


 ෆ‪┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ‪


 結局 千遥に押し切られ
 部屋に泊めることになった

 コンビニでお泊まりセットと
 酒とツマミを買って帰宅

「おじゃましま~す♪
 おぉ! やっぱり想像通り!
 ノゾムの部屋は綺麗だと思ったんだよね」

「狭いけどな…
 お前、絶対始発で帰れよ?」

「はーい、分かったよ~♪」

 警戒心ってものがなさ過ぎるだろ

 男の独り暮らし
 もちろん客用布団なんかない
 シングルサイズのマットに
 シーツを敷いただけの寝床に
 掛け布団1枚で寝てんのに…

 今日は床にクッション敷いて寝るか
 まだ夏で良かったわ……


「じゃ、改めて乾杯!」


 居酒屋ではノンアルだったけど

「外じゃないからいいでしょ?」

 そう言って千遥が酒を買うのを
 止めもせず眺めていた

 千遥が酔ったらどうなるのか
 気にならないと言ったら嘘だし
 下心もないと言ったら嘘だ……


 千遥が選んだのはビールじゃなくて
 ジュースみたいな甘い系
 つい飲み過ぎて
 ぐでんぐでんになるヤツ

 ──案の定
 2人ともすぐに酔いが回りだす
 350ml缶の半分も空けてないのに
 顔が赤くなってフワフワしていた

「この業界でやってくのは大変なの!
 たとえ今の店で安定した指名が
 取れるようになったとしても
 独立して店が遠くなると
 今のお客様は来てくれないし
 結局新規獲得しないとなんないわけ」

「へ~ぇ」

「唯一無二の技術でも身に付けないと
 客は簡単に店を変えるからな……」

「そ~だねぇ」

「……なんだよ冷てえなぁ」

「なんだよ~絡むなよぉ
 私にどうしろってぇのよ」

「ん~?
 なんもできねぇわな?」

「うん……出来ないよ…私には…何も」

 ポスン

 千遥が落ち込んだように見えて
 項垂うなだれた頭に手を乗せる

「望ぅ? 手ぇ重い~ なぁによぉ?」

「どーした?」

「どうもしないよ
 もう眠くなった!寝る!」

「寝るならシャワーしろよ?
 汚いまま布団に入られるの嫌だぞ
 パジャマ替りになんか服貸すから」

「あーい」

 Tシャツとハーフパンツと
 大きめのバスタオルを持たせて
 風呂へ向かわせると
 途中で引き返してきた

「なんだ? ……今夜の宿泊に
 背中を流すオプションは
 付いてねぇぞ?」

「(≧∇≦)ブヒャヒャヒャ♪
 じゃあ次回は忘れずに付けよう♪」

「( ゚∀゚)・∵ブハッ!! 泊まる気かよ」

「(*´ ˘ `*)♡エヘヘ……」

「っ……///」

 その笑顔やめてくれ……
 酒のせいにして
 ブレーキを緩めそうになる

「ってそうじゃなくて……」

 言いながら千遥は
 胡座あぐらで床に座る僕の目の前に来る

 見上げるとクルリと背中を向け
 フワリとスカートを膨らませて座った

 膨らんだスカートが僕の膝に乗る

 ドクン!
 ……心臓が跳ねた

 やべぇって!!!

 こっそりドキドキしていると
 千遥から信じられない言葉が放たれた

「背中のボタン……
 外してくれない?」




「 ( ˙-˙) ・・・は?」




 コイツ……
 
 絶対わざとだろ?


「上2つくらいしか届かないのよ
 あと3つ4つ外してくれるとありがたい」

「っ……なんで…
 自分で脱げない物着てんだよ」

「いつも外してもらうから大丈夫だもん」

「お前…なんだよそれ…… (ꐦ ˙-˙)
 彼氏いないんじゃなかったのか?」

「え? ヤダ! 
 何考えてんの?望のエッチ!」

「はあ? だってお前が!」

「いつもは家に帰って
 ママに外してもらうもん」

「 マ・・・( = = ) スン」

「エッチなこと考えてないで
 ほら~ 早く外してよ」

「はぁっ……
 やっぱ泊めんじゃなかった(ボソッ)」

 背中にかかる髪を避け
 ブラウスのボタンを外す

 こんなこと普通男にさせるか?
 襲われても文句言えないぞ?
 僕は彼氏でもなんでもない友達だぞ?


 あぁ……だから、か…
 全く意識されてないってことな


 小さなボタンを1つ外す度に
 あらわになる白い肌に
 内心穏やかではいられなかった


 だけど……
 僕たちは友達……



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