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有り余る元気
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「じゃ、エアリス様の所へもう一度行って、さくっと終わらせましょうよ」
「だが、リリアン」
とガイラス様が言った。
「何ですの?」
「相手は皇太子殿下、ずけずけと踏み込んでいい相手ではないぞ。エアリス嬢にうかつに近づき手を出すのはまずい。不敬罪は何にでも通用する」
「不敬罪を申しつけられたらどうなりますの? ガイラス様にご迷惑がかかります?」
「我々二人が追放だけならそれでもいいが、悪くすれば爵位返上でウエールズ家は取りつぶし、領地も近隣の領地に分散される。他の領地では昨今、税が上がり苦しい生活を強いられている民も多い。我が領では領民の生活を第一に考えている。今、我が領民を他領に預けて苦労させたくはない。ようやくノイルもサンドラや神父様の助けを受けて頑張っているところでもあるしな」
「そうですか」
うむう、確かに、領民の為に良い領地改革を行っているウエールズ領は北の地にしては作物は豊作だし、街も活気がある。領民も元気だし、神父様やサンドラのおかげで飢えた子供も減ったし、孤児でも自らの身を立てる暮らしが出来るように教育もしている。
そうだよね。私は侯爵夫人だもの。領民の事を考えなくちゃ。
「ガイラス様、おおっぴらにしなければいいんでしょう?」
「え?」
「そっと行って、そっと帰ってきますわ。なんなら皇太子殿下はもう無視でよいですわ。どうせ、あの方、この先もたいした事は出来ませんわよ。ルミカと伯爵だけなら、どうとでも出来ますわね」
「あ、ああ、まあ、そうだが。君が関わらずとも……それに、君はその聖女の力を知られたくないのだろう?」
「そうですわ。でも知られたくないのは、国や教会にいいように使われるのが嫌なだけで、困っている人は助けてあげたいですわ。私……結構、魔力強いんですのよ? もしかして魔王とかそっち系でもいけるかもしれませんわ」
「リリアン……」
「ガイラス様、私ね、そんなにいい人じゃないんですよ? だから、自分が優しさの為に苦しむとかないです。嫌いな人は嫌いだし、嫌いな人が困ってたらざまぁとか思うし、教会でも国一つでも全然潰して平気ですわ。そしてその次に善良な国民の為にゼキアス殿下が新しい良い国を作るならば、手を貸しますわ。時給は頂きますけど」
知ってた。
私、聖女とか向きじゃない。
優しさなんてこれっぽっちもない。
国民の事はゼキアス殿下が考えればいいし、ウエールズ領の事はガイラス様やオラルドが考えればいい。ただ、小賢しいルミカと伯爵がかんに障るだけだ。
それに……魔力が有り余ってるんだよね。
おっさんやみんなに毎日魔法玉をあげるくらいじゃどうにもならない。
死霊王でも探しに行くか!ってくらいぶっちゃけ元気なんだよね。
「そういうわけで行ってきますわ。大丈夫、心配なさらないで下さい。ほんの少しお仕置きして、何より私の大切なお友達を取り戻しに行ってきますわ」
「だが、リリアン」
とガイラス様が言った。
「何ですの?」
「相手は皇太子殿下、ずけずけと踏み込んでいい相手ではないぞ。エアリス嬢にうかつに近づき手を出すのはまずい。不敬罪は何にでも通用する」
「不敬罪を申しつけられたらどうなりますの? ガイラス様にご迷惑がかかります?」
「我々二人が追放だけならそれでもいいが、悪くすれば爵位返上でウエールズ家は取りつぶし、領地も近隣の領地に分散される。他の領地では昨今、税が上がり苦しい生活を強いられている民も多い。我が領では領民の生活を第一に考えている。今、我が領民を他領に預けて苦労させたくはない。ようやくノイルもサンドラや神父様の助けを受けて頑張っているところでもあるしな」
「そうですか」
うむう、確かに、領民の為に良い領地改革を行っているウエールズ領は北の地にしては作物は豊作だし、街も活気がある。領民も元気だし、神父様やサンドラのおかげで飢えた子供も減ったし、孤児でも自らの身を立てる暮らしが出来るように教育もしている。
そうだよね。私は侯爵夫人だもの。領民の事を考えなくちゃ。
「ガイラス様、おおっぴらにしなければいいんでしょう?」
「え?」
「そっと行って、そっと帰ってきますわ。なんなら皇太子殿下はもう無視でよいですわ。どうせ、あの方、この先もたいした事は出来ませんわよ。ルミカと伯爵だけなら、どうとでも出来ますわね」
「あ、ああ、まあ、そうだが。君が関わらずとも……それに、君はその聖女の力を知られたくないのだろう?」
「そうですわ。でも知られたくないのは、国や教会にいいように使われるのが嫌なだけで、困っている人は助けてあげたいですわ。私……結構、魔力強いんですのよ? もしかして魔王とかそっち系でもいけるかもしれませんわ」
「リリアン……」
「ガイラス様、私ね、そんなにいい人じゃないんですよ? だから、自分が優しさの為に苦しむとかないです。嫌いな人は嫌いだし、嫌いな人が困ってたらざまぁとか思うし、教会でも国一つでも全然潰して平気ですわ。そしてその次に善良な国民の為にゼキアス殿下が新しい良い国を作るならば、手を貸しますわ。時給は頂きますけど」
知ってた。
私、聖女とか向きじゃない。
優しさなんてこれっぽっちもない。
国民の事はゼキアス殿下が考えればいいし、ウエールズ領の事はガイラス様やオラルドが考えればいい。ただ、小賢しいルミカと伯爵がかんに障るだけだ。
それに……魔力が有り余ってるんだよね。
おっさんやみんなに毎日魔法玉をあげるくらいじゃどうにもならない。
死霊王でも探しに行くか!ってくらいぶっちゃけ元気なんだよね。
「そういうわけで行ってきますわ。大丈夫、心配なさらないで下さい。ほんの少しお仕置きして、何より私の大切なお友達を取り戻しに行ってきますわ」
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リリアンがエリアスちゃんを助けるために無双しそうですね。
またまたガイラス様の心労が。
ノコノコ様。
いつもありがとうございます!
リリアンが暇をもてあましておりまして、ガイラス様がどきどきしています!
リリアンが前作と違って、自由人で他人の目など気にせず、すっ飛ばしてますね(≧▽≦)
ガイラスはリリアンが何をしても可愛くて、許してしまっているし。
エアリスもリリアンに影響されてきたのかしらね?第二王子が顔を背けるようなセリフをシレッと言えるようになったし。
第二王子はまだまだお子さまだなあ。エアリスを幸せにするのなら、もっと大人にならなくちゃ。
いつもありがとうございます!
リリアンほどではありませんが、エアリスも少しは口答えを出来るような子になって欲しいです。
第二皇子、十六歳なので、まだまだこれから伸び代がある……かもです!
よろしくお願いします!!
ガイラスが相変わらずリリアンを溺愛していて二人のラブラブぶりは、エアリスには目の毒かも?
まあ国王が王妃と違ってまともな考えの人で良かったですね。無事にウエールズ領に避難できたし。
第二王子は来訪理由は何でしょうね。
ありがとうございます!!
当事者じゃなくなったもんでラブラブいちゃいちゃしております。
第二皇子、イケメンで優しい王子を書きたかったのですが……