異次元で女子物色をほどほどに抑えなかった結果、

木mori

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第三章

第二十四部分

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「玲羅さん。王妃候補の様子を見ましたね。これで我々がどうするか、決まりましたね。ニヒリズム。」
「うん。あたしは屋敷でのバイトをゲットし、元メイド長は立場復活が目的よね。そのためにやることはひとつ。」
メイド長と玲羅はにやけた顔を見合わせた。そして玲羅は遼斗に向かって問答した。
「遼斗。そこの女の子はなんにもできないじゃない。これで遼斗はま、満足、じゃなくて、王子としての役割を果たすことができるの?あれ?王子の役割って何?」
しかし玲羅は自分の発言のイミシンさに思わず赤面した。
「不法侵入者は逮捕するんじゃ。」
玲羅たちが大きな声を出していたので、すぐにメイドたちが集まってきた。凛子に逮捕された玲羅たち。後ろ手に縛られた玲羅は、捕まった者特有の喚き声を放った。
「このままじゃ、かまととは蒲田駅に停車したままになるわよ。一歩前に踏み出しなさいよ!」
あまりの勢いに、凛子だけでなく、遼斗以下全員が玲羅に注目した。
「水着審査であたしとかまととが勝負するわよ!」
部屋中の空気が完全に固定された。しばらくして、パチパチパチパチという拍手が部屋を揺らした。
元メイド長は、『ニヒリズム、ニヒリズム、ニヒリズム』と般若心経のようにリフレインした。
「そ、それだ。オレは金脈を発見したぞ。ゴールドラッシュだあ!」
遼斗はガッツポーズを繰り返して、新大陸発見を謳歌した。
こうして水着審査で玲羅がシンディに勝てばアルバイト採用、元メイド長も職場復帰を果たすことができることになった。

大王寺家の大広間に遼斗たちと凛子やメイドたちが全員集合した。ここにはステージがあり、いつでもミスコンやファッションショーができるように、キャットウォークまで備え付けられている。
ステージには審査員席と司会席が設けられており、本格的な水着審査の開幕を待っている。
会場は今か今かと待っているメイドたちのウワサ話でざわめいている。
「アイスクリーム、クッキー、ポテチ、ジュース、いりませんか~。」
元メイド長はワゴン車を推しながら会場販売に勤しんでいる。メイドたちが観客になっているので、販売員不在となったため、思わぬお鉢が回ってきた。
「これはひと儲けできます。メイドの仕事ニヒリズムが私に恩恵をもたらしました。二ヒヒ。」
ホクホク顔の元メイド長は次々と注文を受けていた。

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