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五章 闇夜に光あれ
トリックスターの名に懸けて
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階段を駆け上がっている途中、過激な爆音が下から響き、床が一瞬沈んだ。
「リンファ、派手にやってるっスね」
「ああ。むしろ敵の心配した方がいいかもな」
普通、魔術士同士が一対一で戦うことはない。魔法の発動には直接発動という例外もあるが、基本的に詠唱が必要不可欠である。また詠唱をどんなに早く唱えたとしても、必ず多少のタイムラグが伴う。それがほんの僅かな時間だったとしても、武人からしてみれば間合いを詰めるのに充分な時間だ。逆に言えば、魔法を使う者にとってこのタイムラグは命取りになる。魔法は発動こそすれば強力な戦力だが、そのリスクは高いのだ。故に魔術士が戦場に赴く際、接近戦を担うパートナーを連れ、発動までの時間稼ぎを任せるのが定石である。
しかし魔術士対魔術士の戦闘になった場合、それは単純に魔法と魔法のぶつかり合いということになる。所持する魔法術式の量、魔法の完成度、発動の速さなど、魔術士としての技術が高い方が勝者となる。ともなれば、このグリームランドに現存する全ての魔法術式を所持し、国王から最年少で最高位を授かったリンファが負けることなどまずありえない。相手も不運だろう。よりにもよってあのリハイドと一対一で勝負することになるなんて。
元はと言えば『リハイド』を『リンファ』と呼び出したのはユリエナだった。学修院時代、名前でからかわれることを嫌い、同世代の子を突き離していた彼女に対して『じゃあ女の子らしいあだ名付けようよ』と命名したのだ。彼女が悪態を吐きながらも、あだ名をもらって喜んでいることを知っているジンレイ達は、ユリエナに倣って彼女をリンファと呼ぶようになった。
「おやおやまあ。二人もやってくるとは」
不意に頭上からおどけた声が降ってくる。見上げるとそこには黒い人影が直立していた。平然と、まるで天井こそが床とでも言うように。普通の人間でないことは一目瞭然だ。
「賑やかなのは妾も心踊るというもの。楽しませてくれようぞ」
男とも女ともつかない中性的なしわがれた声で笑い、ポンと鳴らした手の内に墨色のシルクハットを出した。次いでいつの間にか手にしていたステッキでシルクハットの縁を軽やかに叩く。そしてハットから溢れ出てきたのは、大量のナイフだった。シルクハットの体積を優に超えた、非物理的な数のナイフを雨霰のように降らせてくる。
「キルヤ、俺から離れんなよ!」
ジンレイは抜刀し、降りかかる刃を弾いて防御に徹した。しかしいくらナイフを弾こうとジンレイの捌きを免れた刃が二人を襲う。頭部こそ死守したが、腕や足にはいくつもの掠り傷が刻まれた。ナイフの雨が止んだのを見計らって、ジンレイは足元に散らばったそれを数本拾い上げ手品師もどきに投げ返した。
「ほほほほほ! 随分と意気のいい小童じゃ」
ステッキの持ち方を変えたかと思うと棒はいつの間にか扇子に替っており、ばっと開いて易々とナイフを弾いた。天井に立っていることといいナイフの雨といい、詠唱をしていないのだから種も仕掛けもあるのだろう。だがそれを見破ることは難しく、遠距離攻撃の手段がない以上、反撃もままならない。床にばら撒かれたナイフがこちらにとって唯一の飛び道具になるわけだが、それも所詮小道具だ。敵の攻撃が何であれ、まず奴の懐に入り込まないことには反撃には転じられない。むこうもそれを読んでか、天井を這い廻り攻撃を届かせないようにし始めた。
「くそっ。ちょこまかと……」
不規則に動き回るせいで狙いが定められない。その動きの不規則さは小動物が闇雲に逃げ回るそれとは違い、巧妙に計算されていてまるでパターンが読めない。弄ばれているのが嫌でも分かる。
「これも道化士の性ゆえ、恨むでないぞ」
それでも方向転換の際、僅かに壁際で留まるその一瞬を狙ってナイフを投げるジンレイ。しかしそのほとんどが容易く避けられ、届いたナイフも結局は弾かれてしまう。こうなれば動きが完全に止まった時に剣で斬り込むしかないのだが、一向にその好機もやってこない。
「ジンレイ……。――っ!」
キルヤは手を背に回し、下げているツールポケットから癇癪玉を取り出した。特に標準も定めず、力任せに振り上げる。
「あぎゃっ!」
手品師もどき、もとい道化士もジンレイにばかり気を取られていたのか奇跡的にヒット。思わずキルヤも火花を被った道化士をまじまじと見た。
「……のれ、このような戯具で」
案の定この程度の火力では傷一つ付けられない。しかしキルヤはこのチャンスを逃すまいとすかさずゴーグルを被った。
「次は発光弾っス。ジンレイ目瞑って。オイラが手を引くっス」
返答を待たず発光弾を投げた。ジンレイは彼を信じて誘導されるままに階段を駆け上がる。上り終えたところでキルヤの手が離れたかと思うと、背中をどんと押された。
「行くっス! ユリエナがすぐそこだってのに、ジンレイがこんなところで止まってちゃいけないっスよ。ここはオイラがなんとかするっス」
「なっ……!? でもおまえ、戦ったことなんてないだろ!?」
友を心配して声を荒げる。先刻置いてきたリンファ達とキルヤでは天と地の差があると言ってもいい。彼らは自身を守り、かつ敵を倒すだけの力を持ち合わせている。しかしキルヤにそんな戦闘技術はない。
「そりゃあ模擬戦だってろくにしたことないっスけど、ジンレイとワモルが手合わせしてるとことか、飽きるほど見てきたっス。要領は掴んでるっスよ」
「だったら一緒に戦えばいいだろ。さっさと倒して一緒に進めばいい」
けれど、キルヤは首を横に振った。
「それはダメっス。一緒に戦ったらジンレイ、さっきみたいにオイラを庇いながら戦おうとするじゃないっスか。ユリエナのそばに見張りがいないわけないっス。ジンレイの相手はそいつっスよ」
ジンレイはまだ躊躇う。当然だ。敵の目下に戦力の乏しい友を置いていくことなんて出来ない。ジンレイの心情を察してキルヤは苦笑気味に白い歯を見せた。
「行ってほしいっス。オイラだって敵を引き留めるくらいの役には立てるっスよ」
「…………キルヤ」
「大丈夫っスよ。アズミからオイラの戦い方ってやつを少し教えてもらってるっスから。それにオイラだって、ただ部屋に閉じこもって七年を過ごしたわけじゃないっス」
あっとジンレイは口を開いた。
キルヤの言わんとすることを汲み取り、先に行くことを決意する。
「キルヤ!」
ジンレイは一度駆け出してから、振り返って友の名を呼んだ。
「トリックスターの異名が伊達じゃないって、信じてるからな!」
「おうっス!!」
確かにキルヤの力は頼りないかもしれない。だがジンレイが信じるのは、彼の力ではなく彼の覚悟だ。キルヤは今、自分の中にある一つの可能性に賭けようとしている。
それが伝わってきたから、ジンレイは背を向けて走り出すことができた。
ジンレイを見送り、奥に消えたのを確認すると、キルヤは道化士に向き直る。
「おのれ小賢しい……。人の舞台に水を差しおって」
「眩しかったっスか? 光量三倍に改良してあるっス」
「もしやそち技士か? いや、技士が戦場に来ようはずはないな。ならば、――罠士か」
「よく知ってるっスね。一番少数派の資格なんスけど」
罠士はその技術を戦闘にも用いるが、その対象はあくまで悪魔や式魔だ。人間相手のトラップを創作する罠士もいるが、少なくともキルヤはそんな頼もしい物は持ち合わせていない。おまけに生まれて初めての実戦だ。身体が僅かに震えている。
高名な技士である父親を超えるきっかけになればと技士の新しい姿――罠士に手を伸ばしてから二年。まだ見ぬ形式に魅入られたキルヤが、模索し続けた罠士の実力が果たしてどれほどのものか。
「どうしたもんスかね……」
小さな呟きと共に、額から一筋の汗が伝った。
「リンファ、派手にやってるっスね」
「ああ。むしろ敵の心配した方がいいかもな」
普通、魔術士同士が一対一で戦うことはない。魔法の発動には直接発動という例外もあるが、基本的に詠唱が必要不可欠である。また詠唱をどんなに早く唱えたとしても、必ず多少のタイムラグが伴う。それがほんの僅かな時間だったとしても、武人からしてみれば間合いを詰めるのに充分な時間だ。逆に言えば、魔法を使う者にとってこのタイムラグは命取りになる。魔法は発動こそすれば強力な戦力だが、そのリスクは高いのだ。故に魔術士が戦場に赴く際、接近戦を担うパートナーを連れ、発動までの時間稼ぎを任せるのが定石である。
しかし魔術士対魔術士の戦闘になった場合、それは単純に魔法と魔法のぶつかり合いということになる。所持する魔法術式の量、魔法の完成度、発動の速さなど、魔術士としての技術が高い方が勝者となる。ともなれば、このグリームランドに現存する全ての魔法術式を所持し、国王から最年少で最高位を授かったリンファが負けることなどまずありえない。相手も不運だろう。よりにもよってあのリハイドと一対一で勝負することになるなんて。
元はと言えば『リハイド』を『リンファ』と呼び出したのはユリエナだった。学修院時代、名前でからかわれることを嫌い、同世代の子を突き離していた彼女に対して『じゃあ女の子らしいあだ名付けようよ』と命名したのだ。彼女が悪態を吐きながらも、あだ名をもらって喜んでいることを知っているジンレイ達は、ユリエナに倣って彼女をリンファと呼ぶようになった。
「おやおやまあ。二人もやってくるとは」
不意に頭上からおどけた声が降ってくる。見上げるとそこには黒い人影が直立していた。平然と、まるで天井こそが床とでも言うように。普通の人間でないことは一目瞭然だ。
「賑やかなのは妾も心踊るというもの。楽しませてくれようぞ」
男とも女ともつかない中性的なしわがれた声で笑い、ポンと鳴らした手の内に墨色のシルクハットを出した。次いでいつの間にか手にしていたステッキでシルクハットの縁を軽やかに叩く。そしてハットから溢れ出てきたのは、大量のナイフだった。シルクハットの体積を優に超えた、非物理的な数のナイフを雨霰のように降らせてくる。
「キルヤ、俺から離れんなよ!」
ジンレイは抜刀し、降りかかる刃を弾いて防御に徹した。しかしいくらナイフを弾こうとジンレイの捌きを免れた刃が二人を襲う。頭部こそ死守したが、腕や足にはいくつもの掠り傷が刻まれた。ナイフの雨が止んだのを見計らって、ジンレイは足元に散らばったそれを数本拾い上げ手品師もどきに投げ返した。
「ほほほほほ! 随分と意気のいい小童じゃ」
ステッキの持ち方を変えたかと思うと棒はいつの間にか扇子に替っており、ばっと開いて易々とナイフを弾いた。天井に立っていることといいナイフの雨といい、詠唱をしていないのだから種も仕掛けもあるのだろう。だがそれを見破ることは難しく、遠距離攻撃の手段がない以上、反撃もままならない。床にばら撒かれたナイフがこちらにとって唯一の飛び道具になるわけだが、それも所詮小道具だ。敵の攻撃が何であれ、まず奴の懐に入り込まないことには反撃には転じられない。むこうもそれを読んでか、天井を這い廻り攻撃を届かせないようにし始めた。
「くそっ。ちょこまかと……」
不規則に動き回るせいで狙いが定められない。その動きの不規則さは小動物が闇雲に逃げ回るそれとは違い、巧妙に計算されていてまるでパターンが読めない。弄ばれているのが嫌でも分かる。
「これも道化士の性ゆえ、恨むでないぞ」
それでも方向転換の際、僅かに壁際で留まるその一瞬を狙ってナイフを投げるジンレイ。しかしそのほとんどが容易く避けられ、届いたナイフも結局は弾かれてしまう。こうなれば動きが完全に止まった時に剣で斬り込むしかないのだが、一向にその好機もやってこない。
「ジンレイ……。――っ!」
キルヤは手を背に回し、下げているツールポケットから癇癪玉を取り出した。特に標準も定めず、力任せに振り上げる。
「あぎゃっ!」
手品師もどき、もとい道化士もジンレイにばかり気を取られていたのか奇跡的にヒット。思わずキルヤも火花を被った道化士をまじまじと見た。
「……のれ、このような戯具で」
案の定この程度の火力では傷一つ付けられない。しかしキルヤはこのチャンスを逃すまいとすかさずゴーグルを被った。
「次は発光弾っス。ジンレイ目瞑って。オイラが手を引くっス」
返答を待たず発光弾を投げた。ジンレイは彼を信じて誘導されるままに階段を駆け上がる。上り終えたところでキルヤの手が離れたかと思うと、背中をどんと押された。
「行くっス! ユリエナがすぐそこだってのに、ジンレイがこんなところで止まってちゃいけないっスよ。ここはオイラがなんとかするっス」
「なっ……!? でもおまえ、戦ったことなんてないだろ!?」
友を心配して声を荒げる。先刻置いてきたリンファ達とキルヤでは天と地の差があると言ってもいい。彼らは自身を守り、かつ敵を倒すだけの力を持ち合わせている。しかしキルヤにそんな戦闘技術はない。
「そりゃあ模擬戦だってろくにしたことないっスけど、ジンレイとワモルが手合わせしてるとことか、飽きるほど見てきたっス。要領は掴んでるっスよ」
「だったら一緒に戦えばいいだろ。さっさと倒して一緒に進めばいい」
けれど、キルヤは首を横に振った。
「それはダメっス。一緒に戦ったらジンレイ、さっきみたいにオイラを庇いながら戦おうとするじゃないっスか。ユリエナのそばに見張りがいないわけないっス。ジンレイの相手はそいつっスよ」
ジンレイはまだ躊躇う。当然だ。敵の目下に戦力の乏しい友を置いていくことなんて出来ない。ジンレイの心情を察してキルヤは苦笑気味に白い歯を見せた。
「行ってほしいっス。オイラだって敵を引き留めるくらいの役には立てるっスよ」
「…………キルヤ」
「大丈夫っスよ。アズミからオイラの戦い方ってやつを少し教えてもらってるっスから。それにオイラだって、ただ部屋に閉じこもって七年を過ごしたわけじゃないっス」
あっとジンレイは口を開いた。
キルヤの言わんとすることを汲み取り、先に行くことを決意する。
「キルヤ!」
ジンレイは一度駆け出してから、振り返って友の名を呼んだ。
「トリックスターの異名が伊達じゃないって、信じてるからな!」
「おうっス!!」
確かにキルヤの力は頼りないかもしれない。だがジンレイが信じるのは、彼の力ではなく彼の覚悟だ。キルヤは今、自分の中にある一つの可能性に賭けようとしている。
それが伝わってきたから、ジンレイは背を向けて走り出すことができた。
ジンレイを見送り、奥に消えたのを確認すると、キルヤは道化士に向き直る。
「おのれ小賢しい……。人の舞台に水を差しおって」
「眩しかったっスか? 光量三倍に改良してあるっス」
「もしやそち技士か? いや、技士が戦場に来ようはずはないな。ならば、――罠士か」
「よく知ってるっスね。一番少数派の資格なんスけど」
罠士はその技術を戦闘にも用いるが、その対象はあくまで悪魔や式魔だ。人間相手のトラップを創作する罠士もいるが、少なくともキルヤはそんな頼もしい物は持ち合わせていない。おまけに生まれて初めての実戦だ。身体が僅かに震えている。
高名な技士である父親を超えるきっかけになればと技士の新しい姿――罠士に手を伸ばしてから二年。まだ見ぬ形式に魅入られたキルヤが、模索し続けた罠士の実力が果たしてどれほどのものか。
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