空の歌(スカイ・ソング)

碧桜 詞帆

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七章 空の歌が見える時

感謝の祈りを

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「……明けたのか?」
 城下街の広場に誰かがやってきた。街の中で最も綺麗に東の空を見渡せるこの広場に、人々が次々と集ってくる。
 そして、地平線のむこうにダイヤモンドリングの一片にも似た眩いばかりの光が現れると、人々は自然と安堵の笑みを浮かべた。
「イリシス様、神子様、再び朝を迎えられましたこと、深く、深く感謝いたします……」
 街を包んでいた緊張や不安が、その光を浴びてそっと溶けていく。
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