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Chapter6(十三夜編)
Chapter6-⑦【瞳をとじて】
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『ビチョ!グッチャ!』
マサルが身体を押し付けてくる度に、更に卑猥な音を奏でた。
互いのウエアはオイルにより摩擦がなくなり、ヌルヌル滑る感覚が心地好い。
唯一摩擦が起こるのは、二本のマラが交差する時だった。
穏やかな陽光、オイルの奏でるメロディー、川のせせらぎが現実感を消失させる。
瞳を閉じると、オレンジ色の世界に包まれた。
イオリは周囲を気にする事なく、喘ぎ声をあげる。
マサルを抱き、強く引き寄せた。
「うおぉ!おおっ!たまらんぜ!」
マサルも力任せに全身を擦り付けてくる。
イオリが瞼を開けると、強烈な視線と搗ち合う。
黒川は上唇を舌でなぞった。
長い舌が口髭も濡らす。
メッシュの黒猫の中で、ペニスが膨張していくのが分かる。
黒川はサンオイルを浴びる様に、身体に塗りたくった。
ドス黒い肌が黒大理石の如く輝く。
神々しい裸体にイオリは魅入った。
黒川は掌でオイルを伸ばし、自身の身体を弄る。
顎を突き出し、身体を仰け反らす。
勃起したペニスが黒猫を持ち上げる。
河原の芸術品は、燦然と輝きを放っていた。
「これ以上やると、イッちまうな。
夜の楽しみがなくなるから、我慢するか。」
マサルが起き上がった。
イオリはその言葉で我に返る。
「それにしても今日は暑いな。
ちょくら水に入って来る。」
立ち上がった黒川が河原を歩いて行く。
「あんな黒い人、初めて見たよ。」
イオリは心情を悟られぬ様、敢えて黒川の話題を振る。
「年間、300日は焼いているんじゃないか。
ここに住んでいるという噂もあるからな。」
マサルが大袈裟に言う。
「まさか。ねえ、水に浸からない?」
イオリが提案する。
「よし、入るか!」
マサルはイオリを軽々と持ち上げると、河原を駆け出した。
水は流石に冷たい。
火照った身体を冷ますには丁度いい。
「なんだお前等も来たのか。」
厚い唇が笑う。
水分を弾いたオイルが一層輝く。
「ちょっと小便して来る。」
マサルが葦の中に消えて行く。
二人きりになると、言葉に詰まる。
イオリは黒川に背を向け、川面を眺めた。
「おう、イオリだったな。」
背後から声がした。
イオリは振り返り、頷く。
「俺も小便してぇんだ。
俺の黄金水を浴びてみねぇか?」
黒川が口元を緩めた。
「えっ!」イオリの脚がガクガク震える。
「おらっ、早く跪け!
マッスルが戻って来るだろ!」
怒声が飛ぶ。
圧倒されたイオリは、水の中に跪く。
黒猫から引きずり出されたペニスから、チョロチョロと小便が零れる。
直ぐにその勢いは増した。
勃起したペニスからの小便は方向が定まらず、全身に襲い掛かる。
瞬く間にウエアが黄色く変色していく。
「おら、せっかくの黄金水が勿体ねぇだろ!
口を開けろ!」黒い手が頬を叩く。
イオリは思わず口を開けてしまう。
黒川は距離を縮め、着弾誤差を補正した。
口の中への集中砲火を成功させる。
次々に襲い掛かる放水に、息が詰まる。
遂にはゴクリと飲み込んでしまう。
黒川はそれを見て、ほくそ笑む。
ゴム草履を上げると、イオリの股間を踏み付ける。
「確かに小便掛けられて、欲情するのはマッスルと同じだな!
気が向いたら、今度は独りで来い。」
黒川はそう言うと、岸に上がって行った。
「あー、すっきりした。
おい、そんな深い所まで行くと、危ないぞ。」
腰まで浸かっているイオリを見て、慌ててマサルが飛んできた。
通過する雲が太陽を覆う。
「川を甘くみるな。
ここで毎年流される奴がいるんだからな!
イオリは手を引かれ、浅瀬に連れ戻された。
「ゴメン。」イオリは謝りながらも、自分のウエアを見る。
黄ばみが若干残っていた。
『マサルは気付いたかな?』
イオリはマサルの顔を覗く。
陽射しが失せ、顔色が分からない。
「じゃあ、俺は上がるぞ。
風邪引くなよ。」
服を着た黒川が手を振っている。
「ああ、またな!ハクション!」
マサルは手を挙げる隙もなく、派手なくしゃみをした。
太陽は既に傾いている。
陽射しは一気に弱まり、秋風が川面を駆け抜けた。
(つづく)
マサルが身体を押し付けてくる度に、更に卑猥な音を奏でた。
互いのウエアはオイルにより摩擦がなくなり、ヌルヌル滑る感覚が心地好い。
唯一摩擦が起こるのは、二本のマラが交差する時だった。
穏やかな陽光、オイルの奏でるメロディー、川のせせらぎが現実感を消失させる。
瞳を閉じると、オレンジ色の世界に包まれた。
イオリは周囲を気にする事なく、喘ぎ声をあげる。
マサルを抱き、強く引き寄せた。
「うおぉ!おおっ!たまらんぜ!」
マサルも力任せに全身を擦り付けてくる。
イオリが瞼を開けると、強烈な視線と搗ち合う。
黒川は上唇を舌でなぞった。
長い舌が口髭も濡らす。
メッシュの黒猫の中で、ペニスが膨張していくのが分かる。
黒川はサンオイルを浴びる様に、身体に塗りたくった。
ドス黒い肌が黒大理石の如く輝く。
神々しい裸体にイオリは魅入った。
黒川は掌でオイルを伸ばし、自身の身体を弄る。
顎を突き出し、身体を仰け反らす。
勃起したペニスが黒猫を持ち上げる。
河原の芸術品は、燦然と輝きを放っていた。
「これ以上やると、イッちまうな。
夜の楽しみがなくなるから、我慢するか。」
マサルが起き上がった。
イオリはその言葉で我に返る。
「それにしても今日は暑いな。
ちょくら水に入って来る。」
立ち上がった黒川が河原を歩いて行く。
「あんな黒い人、初めて見たよ。」
イオリは心情を悟られぬ様、敢えて黒川の話題を振る。
「年間、300日は焼いているんじゃないか。
ここに住んでいるという噂もあるからな。」
マサルが大袈裟に言う。
「まさか。ねえ、水に浸からない?」
イオリが提案する。
「よし、入るか!」
マサルはイオリを軽々と持ち上げると、河原を駆け出した。
水は流石に冷たい。
火照った身体を冷ますには丁度いい。
「なんだお前等も来たのか。」
厚い唇が笑う。
水分を弾いたオイルが一層輝く。
「ちょっと小便して来る。」
マサルが葦の中に消えて行く。
二人きりになると、言葉に詰まる。
イオリは黒川に背を向け、川面を眺めた。
「おう、イオリだったな。」
背後から声がした。
イオリは振り返り、頷く。
「俺も小便してぇんだ。
俺の黄金水を浴びてみねぇか?」
黒川が口元を緩めた。
「えっ!」イオリの脚がガクガク震える。
「おらっ、早く跪け!
マッスルが戻って来るだろ!」
怒声が飛ぶ。
圧倒されたイオリは、水の中に跪く。
黒猫から引きずり出されたペニスから、チョロチョロと小便が零れる。
直ぐにその勢いは増した。
勃起したペニスからの小便は方向が定まらず、全身に襲い掛かる。
瞬く間にウエアが黄色く変色していく。
「おら、せっかくの黄金水が勿体ねぇだろ!
口を開けろ!」黒い手が頬を叩く。
イオリは思わず口を開けてしまう。
黒川は距離を縮め、着弾誤差を補正した。
口の中への集中砲火を成功させる。
次々に襲い掛かる放水に、息が詰まる。
遂にはゴクリと飲み込んでしまう。
黒川はそれを見て、ほくそ笑む。
ゴム草履を上げると、イオリの股間を踏み付ける。
「確かに小便掛けられて、欲情するのはマッスルと同じだな!
気が向いたら、今度は独りで来い。」
黒川はそう言うと、岸に上がって行った。
「あー、すっきりした。
おい、そんな深い所まで行くと、危ないぞ。」
腰まで浸かっているイオリを見て、慌ててマサルが飛んできた。
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「川を甘くみるな。
ここで毎年流される奴がいるんだからな!
イオリは手を引かれ、浅瀬に連れ戻された。
「ゴメン。」イオリは謝りながらも、自分のウエアを見る。
黄ばみが若干残っていた。
『マサルは気付いたかな?』
イオリはマサルの顔を覗く。
陽射しが失せ、顔色が分からない。
「じゃあ、俺は上がるぞ。
風邪引くなよ。」
服を着た黒川が手を振っている。
「ああ、またな!ハクション!」
マサルは手を挙げる隙もなく、派手なくしゃみをした。
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陽射しは一気に弱まり、秋風が川面を駆け抜けた。
(つづく)
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