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Chapter4(Remember You編)
Chapter4-②【GENERATION GAP】
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「そのハーネス、格好いいですね。」
バーをラックに戻した仁藤が、案の定聞いてきた。
「これは上半身と下半身に分けて装着出来るので、凄く便利なんです。
今みたいに力んでもハリガタが出そうになる事がないので、トレーニングに集中出来
ます。」
岩佐に言われた通り、商品説明を始める。
「ほう、それはいい。
確かにハリガタが飛び出しそうで、気が気でない時があります。」
鏡の中に、好奇な瞳が伺えた。
「ハリガタはハーネスに固定出来るので、決して外れません。
勿論、ハリガタとコックリングのサイズは自由に選べます。」
手応えを感じ、更に勧める。
「以前買ったハーネスが大分くたびれてきたので、丁度もう一つ欲しかった所なんで
す。
ただ前のに比べると、高いんでしょうね。」
仁藤が躊躇気味に聞く。
「ええ、以前のハーネスに比べると、レザーの質が全く違います。
こちらは三万円を少し越えます。
会員様はいつも通り10%引きになります。」
ディルドとリングが別料金であることは、敢えて言わなかった。
「出来れば、試着してみたいのですが。」
仁藤は辺りに目配りしながら、耳に口を寄せた。
荒い息が耳朶に掛かる。
「ハーネスだけでしたら、大丈夫…。」
戸惑う言葉が遮られた。
「いえ、今タカユキさんが装着しているハーネスとハリガタを試着したいのです。」
上目遣いの瞳が妖しく光る。
「そ、それは構いませんが…。
私の入れていたハリガタでいいんですか?
新しい在庫がありますが。」
戸惑いを隠せない。
岩佐の作成した接客マニュアルに、今回のケースは記載がなかった。
「タカユキさんの入れていた、このハリガタがいいのです。」
『この』にアクセントを置き、手がアナルに伸びる。
強い圧力でディルドが押し込まれた。
マニュアルに載っていない以上、ここからは自己判断だ。
「ではパーティションの中でカウンセリングしましょう。」
常識外れな客の要求に、得も言われぬ高揚感を覚えた。
『俺が一日中入れていたハリガタを、そのまま挿入する気なのか?』
入口のプレートを『使用中』にして、中で待つ。
ウェイトを片付けた仁藤が入って来た。
伸縮性に優れたポーチは、勃起したペニスに薄く張り付いているだけだ。
タカユキは無言でハーネスを外していく。
無言で見詰められ、欲望が暴走する。
熱り起つマラからリングが外れない。
仕方なくディルドを先に出す事にする。
後頭部で手を組み、スクワットの体勢で力んで見せた。
「ゴクッ!」
生唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえる。
「うりゃあ!」
上下する喉仏を見ながら、気合いを入れる。
一番太い部分が排出され、後は重力に任せるだけだ。
リングを外してないので、宙ぶらりんの状態でハーネスごと揺れた。
強烈な視線がその揺れを追っている。
タカユキは半ば強引に睾丸をリングから押し出す。
仁藤は落下するディルドをキャッチすると、口元に運ぶ。
「まだ生暖かいですよ。
タカユキさんの温もりを感じます。」
仁藤は何の躊躇もなく舌を這わす。
恍惚とした表情に悪寒を感じたが、走り出した性欲の方が勝った。
ディルドをしゃぶる姿が赤く染まる。
パンプアップした筋肉に幾重もの血管が浮かぶ。
薄手のTバックが見る見る盛り上がっていく。
丸で亀の産卵を見ている様だ。
「うーん!」
真っ赤な顔が唸ると、巨大なディルドがTバックをすり抜けた。
バウンドしたディルドが、タカユキの足元に転がる。
それを拾い上げ、至近距離で眺めた。
長さは15センチ程度だが、太さが半端でない。
10センチ近くあり、殆ど球体だ。
「これを入れてくれませんか?
腸内の圧迫が尋常ではありません。
一般の人なら無理ですが、タカユキさんなら大丈夫です。
さあ…、ハリガタ交換です。
決して安い買い物ではありません。
これくらいサービスしてもらえると、ありがたいです。」
掠れた声が訴えた。
夢遊病者の如く、言われるままに尻を突き出す。
ハリガタ交換、この淫らな言葉が身体を衝き動かした。
加えて高額商品のお買い上げだ。
断る理由はどこにもない。
仁藤がタカユキの口に、先に排出したディルドを押し込む。
自分の体内で一日過ごしたディルドに目を白黒させる。
涙を流しながら悶絶している隙に、仁藤は球体ディルドの挿入に取り掛かっていた。
流れる様な作業に、抗う術がない。
アナルの広がりが限界を超える。
悲鳴を飲み込むのが精一杯だった。
(つづく)
バーをラックに戻した仁藤が、案の定聞いてきた。
「これは上半身と下半身に分けて装着出来るので、凄く便利なんです。
今みたいに力んでもハリガタが出そうになる事がないので、トレーニングに集中出来
ます。」
岩佐に言われた通り、商品説明を始める。
「ほう、それはいい。
確かにハリガタが飛び出しそうで、気が気でない時があります。」
鏡の中に、好奇な瞳が伺えた。
「ハリガタはハーネスに固定出来るので、決して外れません。
勿論、ハリガタとコックリングのサイズは自由に選べます。」
手応えを感じ、更に勧める。
「以前買ったハーネスが大分くたびれてきたので、丁度もう一つ欲しかった所なんで
す。
ただ前のに比べると、高いんでしょうね。」
仁藤が躊躇気味に聞く。
「ええ、以前のハーネスに比べると、レザーの質が全く違います。
こちらは三万円を少し越えます。
会員様はいつも通り10%引きになります。」
ディルドとリングが別料金であることは、敢えて言わなかった。
「出来れば、試着してみたいのですが。」
仁藤は辺りに目配りしながら、耳に口を寄せた。
荒い息が耳朶に掛かる。
「ハーネスだけでしたら、大丈夫…。」
戸惑う言葉が遮られた。
「いえ、今タカユキさんが装着しているハーネスとハリガタを試着したいのです。」
上目遣いの瞳が妖しく光る。
「そ、それは構いませんが…。
私の入れていたハリガタでいいんですか?
新しい在庫がありますが。」
戸惑いを隠せない。
岩佐の作成した接客マニュアルに、今回のケースは記載がなかった。
「タカユキさんの入れていた、このハリガタがいいのです。」
『この』にアクセントを置き、手がアナルに伸びる。
強い圧力でディルドが押し込まれた。
マニュアルに載っていない以上、ここからは自己判断だ。
「ではパーティションの中でカウンセリングしましょう。」
常識外れな客の要求に、得も言われぬ高揚感を覚えた。
『俺が一日中入れていたハリガタを、そのまま挿入する気なのか?』
入口のプレートを『使用中』にして、中で待つ。
ウェイトを片付けた仁藤が入って来た。
伸縮性に優れたポーチは、勃起したペニスに薄く張り付いているだけだ。
タカユキは無言でハーネスを外していく。
無言で見詰められ、欲望が暴走する。
熱り起つマラからリングが外れない。
仕方なくディルドを先に出す事にする。
後頭部で手を組み、スクワットの体勢で力んで見せた。
「ゴクッ!」
生唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえる。
「うりゃあ!」
上下する喉仏を見ながら、気合いを入れる。
一番太い部分が排出され、後は重力に任せるだけだ。
リングを外してないので、宙ぶらりんの状態でハーネスごと揺れた。
強烈な視線がその揺れを追っている。
タカユキは半ば強引に睾丸をリングから押し出す。
仁藤は落下するディルドをキャッチすると、口元に運ぶ。
「まだ生暖かいですよ。
タカユキさんの温もりを感じます。」
仁藤は何の躊躇もなく舌を這わす。
恍惚とした表情に悪寒を感じたが、走り出した性欲の方が勝った。
ディルドをしゃぶる姿が赤く染まる。
パンプアップした筋肉に幾重もの血管が浮かぶ。
薄手のTバックが見る見る盛り上がっていく。
丸で亀の産卵を見ている様だ。
「うーん!」
真っ赤な顔が唸ると、巨大なディルドがTバックをすり抜けた。
バウンドしたディルドが、タカユキの足元に転がる。
それを拾い上げ、至近距離で眺めた。
長さは15センチ程度だが、太さが半端でない。
10センチ近くあり、殆ど球体だ。
「これを入れてくれませんか?
腸内の圧迫が尋常ではありません。
一般の人なら無理ですが、タカユキさんなら大丈夫です。
さあ…、ハリガタ交換です。
決して安い買い物ではありません。
これくらいサービスしてもらえると、ありがたいです。」
掠れた声が訴えた。
夢遊病者の如く、言われるままに尻を突き出す。
ハリガタ交換、この淫らな言葉が身体を衝き動かした。
加えて高額商品のお買い上げだ。
断る理由はどこにもない。
仁藤がタカユキの口に、先に排出したディルドを押し込む。
自分の体内で一日過ごしたディルドに目を白黒させる。
涙を流しながら悶絶している隙に、仁藤は球体ディルドの挿入に取り掛かっていた。
流れる様な作業に、抗う術がない。
アナルの広がりが限界を超える。
悲鳴を飲み込むのが精一杯だった。
(つづく)
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