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Chapter4(Remember You編)
Chapter4-⑪【Erotic】
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目をぎゅっと瞑り、一気にスパッツを下ろす。
一瞬の沈黙の後、大歓声が沸き起こった。
「スゲェ!貞操具なんて、初めて見た!」
興奮した客が、しゃがみ込んで覗き込む。
「ほう。」イッキは顎を撫でながら感心頻りだ。
ケンゴは満足げに頷いている。
その中に無言の男がいた。
隣のサラリーマンだ。
燃え滾る視線が股間に突き刺さる。
羞恥心はその視線ですっ飛んだ。
ケージの隙間からハミ出た亀頭を突き出し、目一杯誇示した。
「気合い入ってんな!
今日はヤバいかもしれんな。」
六尺が肉に食い込む程、ぎちぎちに締め込まれていく。
客の一人が井戸桶を下ろし、フックを立褌に引っ掛ける。
イッキが反対側の取っ手をぐるぐる廻すと、ロープがピンと張った。
力瘤が浮かんだ腕が、更にもう一回廻す。
六尺が強烈に食い込み、踵が浮いた。
「うぐぅ…。」思わず声が漏れる。
イッキは誰にも気付かれぬ様、普段より半周多く廻した。
股間の食い込みに顔が歪む。
「死んでもギブアップすんな!
よし、気合入れてやる。」
ほろ酔いのケンゴが叫ぶ。
徐に立ち上がると、乳首にチェーン付きのクリップを咬ませる。
「ぐわぁ!」悲鳴と共に、チェーンが小刻みに震えた。
皆、タカユキを肴にして、酒のピッチがあがる。
イッキが忙しそうに駆け回っていた。
尻を突き出す姿勢で食い込みに耐える。
足の指先しか地面に接着しておらず、膨ら脛が痙攣し出す。
額から流れた脂汗が目に染みる。
突然、目の前が真っ暗になった。
誰かがおしぼりで汗を拭ってくれたようだ。
目の前が明るくなり、瞳を瞬かせる。
ぼんやりした視界の中、徐々にピントが合う。
「俺、カツヤ。あんたみたいなドMがタイプなんだ。」
サラリーマンがネクタイを緩めた。
「ちょっと借りていいか?」
振り返りケンゴに聞く。
「ああ、いいぜ。」
真っ赤な顔が大きく頷いた。
カツヤはタカユキの口におしぼりを押し込むと、ネクタイで口を塞ぐ。
後頭部でキツク縛ると、顔が変形した。
「整った顔がみっともなく崩れると、興奮するんだよな。
俺って、かなり変態なんだ。」
口元に残忍な笑みを浮かべる。
足でタカユキの足元を払い除ける。
水平になった身体が大きく揺れた。
天井の滑車が軋んだ。
「おいおい、天井抜かないでくれよ。
後10分も残っているんだからな。」
イッキが文句を言う。
「何、言ってるんだよ。
俺が初めて来た時、イッキさんが同じ事をしただろ。」
厨房に向かって言い返す。
「ちっ、好きにしろ。」
気色ばんだ顔が焼鳥の煙に紛れた。
六尺が筋肉に食い込み、全身が赤く染まる。
カツヤはそれを見て、美しいと思った。
『もっと苦しませてぇ!
もっと歪んだツラでイカせてぇ!』
カツヤとケンゴの思惑が一致する。
本来、この場でタカユキを犯す役目はイッキだった。
それが闖入者により計画が狂う。
イッキの油揚げはまんまと鳶にさらわれた。
しかしケンゴにとっては想定内の誤差だ。
同じ結果が得られれば、過程はどうでもいい。
ジムで過激なウェアを着る事により、タカユキに露出癖が芽生えた。
次のステージは大勢の前で痴態を見せ付ける事で、快楽を得る事だ。
過渡期のタカユキは羞恥と興奮の間で苦悶を浮かべている。
『もうすぐ他人の目がないと、チンポも起たなくなるんだ。
俺と同じようにな。』
ケンゴはほくそ笑みながら酒を嘗めた。
揺れが治まるとタカユキの頭が下がり、『く』の字になる。
立褌が伸び、脇からアナルが露出した。
「こんな所まで剃り上げているのか!
益々血が騒ぐぜ!」
カツヤの振り下ろした掌が、張りのある尻にヒットする。
派手な音を立て、タカユキは再び振り子となった。
(つづく)
一瞬の沈黙の後、大歓声が沸き起こった。
「スゲェ!貞操具なんて、初めて見た!」
興奮した客が、しゃがみ込んで覗き込む。
「ほう。」イッキは顎を撫でながら感心頻りだ。
ケンゴは満足げに頷いている。
その中に無言の男がいた。
隣のサラリーマンだ。
燃え滾る視線が股間に突き刺さる。
羞恥心はその視線ですっ飛んだ。
ケージの隙間からハミ出た亀頭を突き出し、目一杯誇示した。
「気合い入ってんな!
今日はヤバいかもしれんな。」
六尺が肉に食い込む程、ぎちぎちに締め込まれていく。
客の一人が井戸桶を下ろし、フックを立褌に引っ掛ける。
イッキが反対側の取っ手をぐるぐる廻すと、ロープがピンと張った。
力瘤が浮かんだ腕が、更にもう一回廻す。
六尺が強烈に食い込み、踵が浮いた。
「うぐぅ…。」思わず声が漏れる。
イッキは誰にも気付かれぬ様、普段より半周多く廻した。
股間の食い込みに顔が歪む。
「死んでもギブアップすんな!
よし、気合入れてやる。」
ほろ酔いのケンゴが叫ぶ。
徐に立ち上がると、乳首にチェーン付きのクリップを咬ませる。
「ぐわぁ!」悲鳴と共に、チェーンが小刻みに震えた。
皆、タカユキを肴にして、酒のピッチがあがる。
イッキが忙しそうに駆け回っていた。
尻を突き出す姿勢で食い込みに耐える。
足の指先しか地面に接着しておらず、膨ら脛が痙攣し出す。
額から流れた脂汗が目に染みる。
突然、目の前が真っ暗になった。
誰かがおしぼりで汗を拭ってくれたようだ。
目の前が明るくなり、瞳を瞬かせる。
ぼんやりした視界の中、徐々にピントが合う。
「俺、カツヤ。あんたみたいなドMがタイプなんだ。」
サラリーマンがネクタイを緩めた。
「ちょっと借りていいか?」
振り返りケンゴに聞く。
「ああ、いいぜ。」
真っ赤な顔が大きく頷いた。
カツヤはタカユキの口におしぼりを押し込むと、ネクタイで口を塞ぐ。
後頭部でキツク縛ると、顔が変形した。
「整った顔がみっともなく崩れると、興奮するんだよな。
俺って、かなり変態なんだ。」
口元に残忍な笑みを浮かべる。
足でタカユキの足元を払い除ける。
水平になった身体が大きく揺れた。
天井の滑車が軋んだ。
「おいおい、天井抜かないでくれよ。
後10分も残っているんだからな。」
イッキが文句を言う。
「何、言ってるんだよ。
俺が初めて来た時、イッキさんが同じ事をしただろ。」
厨房に向かって言い返す。
「ちっ、好きにしろ。」
気色ばんだ顔が焼鳥の煙に紛れた。
六尺が筋肉に食い込み、全身が赤く染まる。
カツヤはそれを見て、美しいと思った。
『もっと苦しませてぇ!
もっと歪んだツラでイカせてぇ!』
カツヤとケンゴの思惑が一致する。
本来、この場でタカユキを犯す役目はイッキだった。
それが闖入者により計画が狂う。
イッキの油揚げはまんまと鳶にさらわれた。
しかしケンゴにとっては想定内の誤差だ。
同じ結果が得られれば、過程はどうでもいい。
ジムで過激なウェアを着る事により、タカユキに露出癖が芽生えた。
次のステージは大勢の前で痴態を見せ付ける事で、快楽を得る事だ。
過渡期のタカユキは羞恥と興奮の間で苦悶を浮かべている。
『もうすぐ他人の目がないと、チンポも起たなくなるんだ。
俺と同じようにな。』
ケンゴはほくそ笑みながら酒を嘗めた。
揺れが治まるとタカユキの頭が下がり、『く』の字になる。
立褌が伸び、脇からアナルが露出した。
「こんな所まで剃り上げているのか!
益々血が騒ぐぜ!」
カツヤの振り下ろした掌が、張りのある尻にヒットする。
派手な音を立て、タカユキは再び振り子となった。
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