妄想日記3<<RISING>>

YAMATO

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Chapter5(Pleasure&Pain編)

Chapter5-④【FLOWER POWER】

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撮影日は今年一番の酷暑で、風は全く感じられない。
「こんな事なら海の撮影にしておけば良かったな。」
テーブルを挟んだケンゴがアイスコーヒーを啜る。
「ちょっとトイレ。」
再び腰を浮かす。
「お前、何回小便出せば気が済むんだ。」
汗を浮かべたケンゴが苦笑する。
「仕方ないだろ。
緊張しっぱなしなんだからさ。」
文句を言いながら席を離れた。
 
ケンゴは島崎から貰った粉末の薬をグラスに入れると、ストローで掻き回す。
「タカユキがプレイ中に起たないなんて、有り得ねぇけどな。
心配性な親父だ。」
久し振りの撮影で気分が高まる。
ピチピチのスラックスの所為で、股間が窮屈だ。
「もう少しの我慢だぞ。
直ぐに自由にしてやるからな。」
藻掻く息子に話し掛ける。
タカユキが髪の毛を触りながら戻って来た。
「変じゃないかな?」
落ち着きのない不安げな視線が向く。
島崎の意向で黒髪に染め直していた。
「似合っているよ。
いい加減に落ち着け。
そろそろ時間だ、飲んじゃえよ。」
笑みを浮かべ、グラスを見詰める。
タカユキは椅子に座ると、アイスコーヒーを一気に飲み干す。
「なら行くか。」
薬の効果が出るまでに時間が必要だ。
 
「以上が大まかな流れです。
後はケンゴさんのアドリブに任せます。
イメージに合ってますか?」
島崎が自信ありげに聞いてきた。
「アドリブは任せろ!
イメージ通りどころか、予想以上のえげつなさだ。
さすがだな。」
最後の絵コンテにケンゴも満足した。
 
トイレに入ると、タカユキが小便器の前に立っていた。
七三気味に撫で付けた髪に黒縁の眼鏡をしている。
色黒の風貌も加わり、やり手のリーマンを演出していた。
ケンゴも便器の前に立ち、マラを引きずり出す。
隣の便器を覗き込むと、熱り立つペニスは真っ赤に鬱血している。
先程の薬と事前に嵌め込んだ三連リングが効果を発揮していた。
カメラが撮り易い様に一歩下がり、放尿を始める。
放物線を描いた小便が、激しく便器に跳びはねた。
それをタカユキが食い入る様に見ている。
 
「何だ?人の小便がそんなに気になるのか?」
眉間に皺を寄せ、大袈裟に睨む。
「いや…。」
タカユキが慌てて視線を戻す。
「そんなに欲しけりゃ、くれてやるぜ。」
握った亀頭をタカユキに向ける。
あっという間にスラックスがびしょ濡れになっていく。
半日、尿意を我慢した甲斐があり、その勢いに満足する。
「おらっ!嬉しいんだろ?
しゃがんで、口を開けろ!」
怒鳴り声が便所に響く。
タカユキは狼狽しながらもしゃがみ込む。
タップリ飲んだスポーツドリンクのお陰で、小便は途切れる事がない。
徐に開いた口を目掛け、マラの角度を調節する。
面白い様に口内の水位が上がっていく。
氾濫した小便がワイシャツを濡らす。
タイトなワイシャツが筋肉に張り付き、卑猥さを醸し出した。
喉仏が上下に動くが、激しい放尿に追いつかない。
「ざまねぇな!」
ケンゴも次第に撮影を忘れ、興奮してきた。
安っぽい花の香りが、淫靡さを増幅させる。
タカユキは陶然とした表情で小便を受け入れた。
 
『この表情だ!』
島崎はタカユキの顔にズームを寄せる。
演技ではない、リアルさがタカユキの魅力だ。
ベルトを外したケンゴがスラックスを脱ぎ捨てる。
自由になったペニスに力が漲っていた。
カメラが主演の一挙手一投足を追う。
主役はこのライトの中で快感を得る。
それは何物にも替え難いだろう。
メインモデルだけの特権だ。
ネクタイを抜き、タカユキを前手に縛る。
コンテに沿って、水道管に括り付けた。
びしょ濡れで動けなくなった獲物を見下ろす。
その表情にサディスティックさが沸々と沸き上がる。
外したベルトの両端を引っ張った。
『パシッ!』
乾いた革の音をマイクが拾う。
怯えた瞳がベルトを見上げた。
 
 
(つづく)
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