あなたは私を愛さない、でも愛されたら溺愛されました。

お邪魔します

仕事が終わり
アイスクリームとかプリンを持って
俊哉くんを訪ねてみるが
呼び鈴を鳴らしても出てこない
玄関の戸に手をかけてみると
スルスルっと
開いた！

俊哉くん～
お邪魔しますよ～

声をかけて
勝手に入っていく
普段なら絶対にしないけど
俊哉くんが、倒れていたらと思うと
心配で仕方がなかった

突き当たりの部屋のドアが
少し開いていたので
覗いてみると
そこは台所で
飲み物を取りにきたのか
俊哉くんが
冷蔵庫の前で
座り込んでいた。

俊哉くん
立てれる？
お布団まで頑張って歩いて

私は俊哉くんを抱き締めるようにして
ゆっくりと
お布団まで連れていき
布団に入らせて

病院に応診を頼んだ