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8話 ジョナサン、虚勢を張る(ジョナサン視点)
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「やせ我慢がお上手ですね」
ジョナサンはシャーロットの背中から視線を外し、隣のアネモネを振り返った。
アネモネはジョナサンの腹部を凝視している。
「気づいてたのか」
「坊ちゃまは、嘘を見抜かれるのはお得意でも、隠すのは下手ですから」
その視線に軽蔑の色が滲んでいるような気がした。
信頼できる侍女……なのだが、ここ最近、目に見えて態度が冷たい。
――ま、口の悪さは今に始まったことじゃない。俺の勘違いだ、うん。
侍女の素行に目をつぶり、ジョナサンは笑顔で答える。
「かすり傷だ」
「その割にはお薬を多用されていますね」
アネモネが間髪入れず、ジョナサンの腹に手刀を叩き込んだ。寸分違わず、傷口に命中する。
「――っ」
治まっていた痛みがぶり返し、ジョナサンはたまらず、その場に膝を突く。
「お前……雇い主に対して、手をあげる、奴があるか……」
「私がお仕えしているのは、ヴォルフガルト男爵様――坊ちゃまのお父君でございます」
「実務はほぼ俺が取り仕切ってるんだが?」
「旦那様から、坊ちゃまを甘やかすなと命じられておりますので」
アネモネはジョナサンを睥睨する。
どっちが主人かわかったものではない。
ジョナサンは意地で立ち上がり、アネモネから距離を取った。
「奥様に対して、後ろめたさを感じられているからこそ、私の攻撃を甘んじて受けられたのですよね」
「そんなことはない……見事な不意打ちだったぞ」
「であれば、お腹に穴が開いてるのは、坊ちゃまにとってかすり傷ではない、という証左になりますが」
「……アンドリューめ、口が軽すぎるぞ」
アネモネの父親はジョナサン率いるヴォルフガルト騎士団の古参騎士アンドリューである。
騎士たちにたいそう厳しい彼だが、娘に対しては、それはもう、砂糖菓子より甘い。
「情報共有は大事でございますから」
アネモネは悪びれることなく、ジョナサンの推察を肯定した。
ジョナサンが舌打ちしても、アネモネは怯むことなく、説教をはじめる。
魔狼相手に遅れを取るとは、ヴォルフガルト家次期当主としてあるまじき、云々かんぬん……。
「なぜ奥様への文を途中でお止めになったのですか?」
アネモネは、腹を押さえるジョナサンを、黒い瞳で無感動に見つめる。
「……余計な心配をかける必要はないだろ」
「とおっしゃいますが、奥様の反応を楽しんでおられますよね?」
「……そこまで性根は腐ってないぞ」
嘘を見抜く能力の発動には、条件がある。
相手に質問を投げかけてはじめて、相手が嘘をついているのか否かの判定が可能となるのだ。
質問をせずとも、後ろめたい秘密を抱える者たちは、似たり寄ったりな行動を見せた。
ある者は目をそらし、ある者は鼻の穴を膨らませる。
人が偽りを口にする際、心の揺らぎは身体の動きに表れる。
観察眼の鋭い人間ならば、特殊な能力などなくとも、嘘は見抜けるものだ。
異能を用いて確実に嘘は見抜けるが、ただそれだけだ。
能力を過信してはならない。使い方を間違えれば疑心暗鬼に陥る。
それこそ過去に同じ異能持ちだった祖先には、気が狂い、森の中で獣のような隠遁生活を選んだ者もいたという。
ジョナサンが抱える秘密を知っているのは、最愛の妹だけのはずだが、シャーロットはジョナサンが問いを投げかけるたび、身構えている。
ミアには誰にも話すなと釘を刺しているのだが……。
約束を忘れたわけではないだろう。ならばあえてシャーロットに教えたのだ。
――まあいいさ。殿下には追々話すつもりではいたんだからな。
順序が少し狂ってしまっても、問題はない。
なにせ、シャーロットはすでにジョナサンの腕の中にいるのだから。
「シャーロット様を、あまり虐めないでください」
「気に入ったのか?」
「……次期ヴォルフガルト当主の伴侶に、相応しいお方ですから」
「本当にそれだけなのか?」
ジョナサンは、茶目っ気をこめてアネモネを揶揄う。
アネモネは肩をすくめ、「……失礼いたします」と足早に玄関ホールから立ち去った。
未来の女主人であるシャーロットと上手くやってくれているようで、なによりである。
「いてて……」
抉られるような痛みに、ジョナサンはその場にふたたび座り込んだ。
痛み止めが切れてきた。服に血は滲んでいない。
――貫通はしてないから、不幸中の幸いってことで。
ヴォルフガルト家の血を受け継ぐ者は総じて、治癒力が並の人間より高い。
ジョナサンも例にもれず、怪我の治りは人より早いほうである。
魔獣討伐時は興奮と元来の痛みに強い体質のため、部下にはかすり傷だと言い張ることができた。
しかし、緊張感が解けている現在、無理をして任務を遂行したツケが回ってきたようだ。
ズキ、ズキ、と心拍の動きに合わせて、絶え間なく鈍痛がする。
「……さすがに休むか」
こんな時こそ、シャーロットに癒やされたい。
甘い香りのする柔らかい肢体を腕の中に閉じ込め、同じベッドで眠りたい。
「いやいや、怪我が治るまでは我慢だ」
怪我を負っていることを悟られ、余計な心配をさせたくない。
隠し事をすることで、シャーロットがご機嫌斜めになるのは、百も承知である。
それでも、大事だからこそ、何に憂えることもなく、穏やかに過ごしてほしいと願うのは、自分勝手なのだろうか。
「今なら義弟殿の気持ちが、痛いほど理解できるな」
ミアの夫――バッハシュタイン公もミアに心配をかけまいと、秘め事の数々を抱えていた。
妹は実力のある騎士だ。身を守る術は十分に心得ている。
それでも、愛しているが故に、守りたいがために、秘密を重ねてしまうのだ。
シャーロットが明確な言葉を発しなくても、ジョナサンは構わなかった。
己の道を持ってすれば、彼女の気持ちを察することは、そう難しくないのだから。
――殿下が俺に気を許しはじめているのは、間違いない。
ここから、己への執着心を育て上げれば、シャーロットはジョナサンから離れたいなどと考えることもできなくなるだろう。
許されるのなら、手脚に枷を嵌め、部屋に閉じ込めておきたい。
「シャーロットを悲しませるような下手を、俺は打たない」
その第一歩として、魔獣をけしかけた罪人をあぶり出さなければならない。
ジョナサンは、悲鳴を上げる身体に鞭打ち、父親が待つ執務室へと足を引きずっていった。
ジョナサンはシャーロットの背中から視線を外し、隣のアネモネを振り返った。
アネモネはジョナサンの腹部を凝視している。
「気づいてたのか」
「坊ちゃまは、嘘を見抜かれるのはお得意でも、隠すのは下手ですから」
その視線に軽蔑の色が滲んでいるような気がした。
信頼できる侍女……なのだが、ここ最近、目に見えて態度が冷たい。
――ま、口の悪さは今に始まったことじゃない。俺の勘違いだ、うん。
侍女の素行に目をつぶり、ジョナサンは笑顔で答える。
「かすり傷だ」
「その割にはお薬を多用されていますね」
アネモネが間髪入れず、ジョナサンの腹に手刀を叩き込んだ。寸分違わず、傷口に命中する。
「――っ」
治まっていた痛みがぶり返し、ジョナサンはたまらず、その場に膝を突く。
「お前……雇い主に対して、手をあげる、奴があるか……」
「私がお仕えしているのは、ヴォルフガルト男爵様――坊ちゃまのお父君でございます」
「実務はほぼ俺が取り仕切ってるんだが?」
「旦那様から、坊ちゃまを甘やかすなと命じられておりますので」
アネモネはジョナサンを睥睨する。
どっちが主人かわかったものではない。
ジョナサンは意地で立ち上がり、アネモネから距離を取った。
「奥様に対して、後ろめたさを感じられているからこそ、私の攻撃を甘んじて受けられたのですよね」
「そんなことはない……見事な不意打ちだったぞ」
「であれば、お腹に穴が開いてるのは、坊ちゃまにとってかすり傷ではない、という証左になりますが」
「……アンドリューめ、口が軽すぎるぞ」
アネモネの父親はジョナサン率いるヴォルフガルト騎士団の古参騎士アンドリューである。
騎士たちにたいそう厳しい彼だが、娘に対しては、それはもう、砂糖菓子より甘い。
「情報共有は大事でございますから」
アネモネは悪びれることなく、ジョナサンの推察を肯定した。
ジョナサンが舌打ちしても、アネモネは怯むことなく、説教をはじめる。
魔狼相手に遅れを取るとは、ヴォルフガルト家次期当主としてあるまじき、云々かんぬん……。
「なぜ奥様への文を途中でお止めになったのですか?」
アネモネは、腹を押さえるジョナサンを、黒い瞳で無感動に見つめる。
「……余計な心配をかける必要はないだろ」
「とおっしゃいますが、奥様の反応を楽しんでおられますよね?」
「……そこまで性根は腐ってないぞ」
嘘を見抜く能力の発動には、条件がある。
相手に質問を投げかけてはじめて、相手が嘘をついているのか否かの判定が可能となるのだ。
質問をせずとも、後ろめたい秘密を抱える者たちは、似たり寄ったりな行動を見せた。
ある者は目をそらし、ある者は鼻の穴を膨らませる。
人が偽りを口にする際、心の揺らぎは身体の動きに表れる。
観察眼の鋭い人間ならば、特殊な能力などなくとも、嘘は見抜けるものだ。
異能を用いて確実に嘘は見抜けるが、ただそれだけだ。
能力を過信してはならない。使い方を間違えれば疑心暗鬼に陥る。
それこそ過去に同じ異能持ちだった祖先には、気が狂い、森の中で獣のような隠遁生活を選んだ者もいたという。
ジョナサンが抱える秘密を知っているのは、最愛の妹だけのはずだが、シャーロットはジョナサンが問いを投げかけるたび、身構えている。
ミアには誰にも話すなと釘を刺しているのだが……。
約束を忘れたわけではないだろう。ならばあえてシャーロットに教えたのだ。
――まあいいさ。殿下には追々話すつもりではいたんだからな。
順序が少し狂ってしまっても、問題はない。
なにせ、シャーロットはすでにジョナサンの腕の中にいるのだから。
「シャーロット様を、あまり虐めないでください」
「気に入ったのか?」
「……次期ヴォルフガルト当主の伴侶に、相応しいお方ですから」
「本当にそれだけなのか?」
ジョナサンは、茶目っ気をこめてアネモネを揶揄う。
アネモネは肩をすくめ、「……失礼いたします」と足早に玄関ホールから立ち去った。
未来の女主人であるシャーロットと上手くやってくれているようで、なによりである。
「いてて……」
抉られるような痛みに、ジョナサンはその場にふたたび座り込んだ。
痛み止めが切れてきた。服に血は滲んでいない。
――貫通はしてないから、不幸中の幸いってことで。
ヴォルフガルト家の血を受け継ぐ者は総じて、治癒力が並の人間より高い。
ジョナサンも例にもれず、怪我の治りは人より早いほうである。
魔獣討伐時は興奮と元来の痛みに強い体質のため、部下にはかすり傷だと言い張ることができた。
しかし、緊張感が解けている現在、無理をして任務を遂行したツケが回ってきたようだ。
ズキ、ズキ、と心拍の動きに合わせて、絶え間なく鈍痛がする。
「……さすがに休むか」
こんな時こそ、シャーロットに癒やされたい。
甘い香りのする柔らかい肢体を腕の中に閉じ込め、同じベッドで眠りたい。
「いやいや、怪我が治るまでは我慢だ」
怪我を負っていることを悟られ、余計な心配をさせたくない。
隠し事をすることで、シャーロットがご機嫌斜めになるのは、百も承知である。
それでも、大事だからこそ、何に憂えることもなく、穏やかに過ごしてほしいと願うのは、自分勝手なのだろうか。
「今なら義弟殿の気持ちが、痛いほど理解できるな」
ミアの夫――バッハシュタイン公もミアに心配をかけまいと、秘め事の数々を抱えていた。
妹は実力のある騎士だ。身を守る術は十分に心得ている。
それでも、愛しているが故に、守りたいがために、秘密を重ねてしまうのだ。
シャーロットが明確な言葉を発しなくても、ジョナサンは構わなかった。
己の道を持ってすれば、彼女の気持ちを察することは、そう難しくないのだから。
――殿下が俺に気を許しはじめているのは、間違いない。
ここから、己への執着心を育て上げれば、シャーロットはジョナサンから離れたいなどと考えることもできなくなるだろう。
許されるのなら、手脚に枷を嵌め、部屋に閉じ込めておきたい。
「シャーロットを悲しませるような下手を、俺は打たない」
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