高慢で素直になれない王女は、独占欲に駆られた腹黒騎士に、狂おしく愛される

ヨドミ

文字の大きさ
12 / 24

11話 シャーロット、ジョナサンの策略に嵌まる

しおりを挟む
 夢うつつに領地巡りを願い出た、数日後。
 
 ジョナサンはさっそくシャーロットを連れ出した。
 森の中、美しい湖を堪能するはずが、シャーロットは馬上で太腿を痛めた。
 ジョナサンはシャーロットのやせ我慢を見抜いた。
 結果、シャーロットは彼に散々身体をなぶられたのである。

 数時間後。
 シャーロットは自力で立ち上がることができなくなった。

 馬がゆっくりと歩みを進める、湖からの帰り道。
 ジョナサンの胸に背をあずけ、ウトウトしていたシャーロットにジョナサンが切り出した。

「このたび、貧民を対象とした学び舎を建てようと思いまして……殿下、教師になっていただけませんか?」

 ――何を言い出すかと思えば……王族である私に、市井で働けというの?

 シャーロットは、盛大にため息をつき、声を絞り出す。

「……なんの冗談かしら」
「冗談ではありません」

 労働を馬鹿にするつもりはない。
 人には定められた役割があるのだから。
 シャーロットは王族として、民のため身を粉にする義務がある。
 しかし領民と同じ目線で事を成す必要はあるまい。

 ――落ち着くのよ、シャーロット。

 ジョナサンはシャーロットを侮辱しているわけではない。
 話は最後まで聞かなくては。
 震える右手を左手で押さえ、深呼吸をした。

 ヴォルフガルト家は、騎士の育成に力を入れている。
 自領で訓練所を運営し、優秀な騎士を領外へ派遣した。
 
 周辺地の領主と武装力を高めあえれば、隣国や魔獣へのけん制になる、という打算もへったくれもない理由で、ヴォルフガルト男爵は己が編み出した指揮系統術を、惜しみなく隣接地の領主へ広めている。

 息子であるジョナサンは、騎士や一部の富裕層にだけ教養を与えるのではなく、領民全体に教育を施そうと画策しているようだ。

「騎士の育成に関しては、ヴォルフガルト領主の管轄でしょうけれど……城下街の自治は、主に商人たちに一任しているのではなくて?」

 ヴォルフガルト領の城下街では、商人をはじめとした庶民たちによる自治が重んじられているはずだ。
 元来血気盛んな土地柄故、商人、職人たちは独立心の強い者が多い。
 彼らは領主からの資金援助を毛嫌いする傾向があり、勝手に学舎など建ててしまったら、黙っていないのではないか。

「俺の私財で進めていますので、心配はご無用です」
「ますます反感を買うわよ」

 次期領主が、己に忠実な人材を育てようとしている、と勘繰られても、文句は言えないだろう。

「だからこそ、殿下にご協力願いたいのです」
「王家の後ろ盾が欲しと?」
「そんな恐れ多いことは……ただ、我が領地の現状を知っていただきたいだけです」
「……お断りするわ」
「領内の政にご興味があられるのですよね」
「あくまで王女としてよ。教育者になるつもりはないわ」

 賢き者の意見を反芻し、よりよい治世を導く役目は果たすつもりだ。
 みずからが教え導く気は、さらさらない。

 ――子どもは苦手だもの。

 公務の一環として、孤児院訪問を行っていたが、本音では行きたくなかった。
 当たり前だが、幼子に道理は通じない。
 思うままに泣き、わめき、暴れる。
 制御できない生物を前にした時の恐怖といったら……シャーロットはぶるりと身震いした。

「では、殿下の麗しいご尊顔だけでも、子らに拝する機会を与えてはもらえませんか」

 シャーロットが引き受けるまで、この話題を止める気はないようだ。
 顔が見たいと言われれば、断る理由もない。

 馬の足並みが、規則正しくシャーロットの上半身を揺らした。蹄が奏でる足音が、子守歌のように眠気を誘う。

「……考えておくわ」
「感謝致します」

 ジョナサンは華奢な肢体を胸に引き寄せる。
 細身で固い胸板に、シャーロットは、否応なく背中を預けた。


 翌日。

 城下街は、城塞を起点に、谷間に張り付くように広がっている。街の外れの路地には、いまにも崩れ落ちそうな建物が多くひしめいていた。
 薄暗くて、湿った道からはえた臭いがする。

「随分、ひどい有様ね」

 シャーロットは扇で鼻を隠しながら、一歩、一歩慎重に歩みを進めた。

「お恥ずかしながら、この辺りはいまだ整備が行き届いておりません」

 辺り一帯は、訳ありの流れ者をヴォルフガルト男爵が見て見ぬフリをし、受け入れている地域なのだという。
 なかには犯罪を犯した者がいるとかいないとか。

「脛に傷のある者と我らの違いは紙一重ですからね。手出しできない他領で暴れられるよりはマシ……。というのが父上――ヴォルフガルト男爵の考えです」

 腕に絶対的な自信があるからこそ、できる気チガイじみた施政である。

 地味な色合いのドレスを身につけていようと、プラチナブロンドの髪は隠せない。
 月の光をたたえるシャーロットを、住人たちは食い入るように見つめている。
 肩が自然と震えた。すると、ジョナサンが横に寄り添い、腕を差し出す。

「どうぞ」

 シャーロットはおずおずとジョナサンに腕を絡めた。
 
「馬車の通れない道でして、申し訳ありません」
「平気よ」

 シャーロットは背筋をのばし、まっすぐ前を見据えた。

 路地を抜けた先で川に突き当たる。
 その手前、川岸に、こじんまりとした木造家屋が建っていた。

「あちらが学び舎になります」

 ジョナサンに手を引かれ、建物に近付く。
 すると、怒鳴り声が聞こえてきた。

「俺は許可した覚えはないぞ!」
「ここは貴方の土地ではありませんので、口出しされる謂れはありませんよ……」

 小太りの中年男が、細身の若い青年にむかって声を荒げている。
 青年は弱り切った様子で、額の汗をハンカチで拭っていた。

「ハンス先生、どうなさいましたか?」

 ジョナサンが空気を読まず、颯爽と二人の間に割って入る。
 ハンスと呼ばれた青年の表情が、パッと明るくなった。

「ジョン様、よかった。実は――」

 ジョナサンに話しかけるハンスを、小太りの中年男が押しのける。
 
「これはこれは男爵子息殿、このような卑しい場に、わざわざ足を運ばれて、どうされましたかな」

 中年男は揉み手をしながら、ジョナサンにすり寄った。

「ドロリス殿こそ、今日は商人総会の日ですよね。こちらにいてよろしいので?」

 ジョナサンはニコニコと微笑む。
 小太りの中年男――ドロリスも満面の笑みを崩さない。

「ええ、ええ。そうなんでございますが、聞き捨てならない噂を耳にしましてね」
「噂、ですか」
「ええ、ええ。なんでも、貧民どもに教育を施そうとする酔狂者がいると伝え聞きましてね」
「さすが、我が領きっての情報通。俺が出資した学び舎の門出を祝いに来てくださり、ありがとうございます」

 ジョナサンは建物に顔をむけた。清々しい表情である。
 
 ――嫌味を受けても堂々としているのは、さすがというか、図太いというか……。

 希望に満ちた横顔を、シャーロットは広げた扇の縁から垣間見た。
 それにしてもドロリスという男、領主に対してやたら尊大である。
 
 ――人としての礼儀がなっていなくてよ。

 一言物申してやろうと前に出ようとしたのだが、ジョナサンが身体をずらして行く手を阻んだ。
 片目を茶目っ気たっぷりに瞑る。
 任せろと言われている気がした。

「なんと! 坊ちゃまが、貧民どもに学をつけさせるですって!」

 ドロリスは精一杯、小さな目を見開く。
 
「何か問題でも?」
「大ありでございます。ただでさえ、ずる賢い貧民どもに知恵を付けさせましたら、どんな悪行を働くか……おお、考えただけで寒気がいたします」

 ドロリスは芝居がかった様子で両腕をさすった。

「俺は逆だと思う」
「はい?」
「正しい知識を得た人間は、善き行いをすると、信じているのです」
「なるほど、なるほど。面白い発想ですな」

 ドロリスが大きく口を開け、ガハハハハ、と笑った。
 顎の肉がぶるんぶるんと震える。

「しかし、世の中はそれほど甘くはありませんよ」

 ドロリスは声を低くし、上目遣いでジョナサンを睨めつける。

「坊ちゃんは人の心を読みなさるから、そんなことが言えるんですよ」

 ジョナサンは赤い瞳を柔和に細めた。

「我々下々の者が気づいていないとお思いでしたかな。嘘が通用しない相手に逆らう奴なんか、いやしません。皆、坊ちゃんを恐れているからこそ、従うのです」

 ドロリスはニタリと歯をみせ笑った。
 黄ばんだ前歯が露わになる。

「が、しかし、私は坊ちゃんを恐れてなどいませんよ。尊敬すらしております。だからといって、おとなしく従うつもりはありませんがね」

 ジョナサンを敬う言葉を並べながら、けなしている。
 ドロリスが垂れ流す悪意に気づかないはずがなかろうに、ジョナサンは興味深そうに男の演説に耳をすませていた。

 領主の息子という立場を振りかざし、ドロリスを断罪することは可能だ。
 しかしそれでは暴君のレッテルを貼られてしまう。

 よって、笑顔でやり過ごす。
 正しい選択だ。

 男のどんぐり眼が、ジョナサンの背後にいるシャーロットに注がれる。
 視線が上から下へ舐めるように動いた。まるで品定めしているようである。

 シャーロットは菫色の瞳で中年男を迎え撃った。
 澄んだまなざしを前にしても、小太りの男は下卑た笑みを崩さない。

 我慢できなかった。

「子供たちに知識を授けるのは私よ」
「……へ?」

 シャーロットはジョナサンを押しのけ、ドロリスと真正面から対峙する。
 胸の下で腕を組んで、背筋を伸ばし、宣言する。

「彼は私の計画を実行しただけ。貧民たちに学びの機会を与えるよう命じたのは、この私、アマグスタニア王国第三王女であるシャーロット・ヴェルデ・アマグスタニアよ」
「シャーロット……殿下?」
「お前、ドロリスと言ったわね。お前の商会ではどのような品を扱うのかしら」
「は……?」
「今度、城へ来なさいな。気に入った品があれば買わせていただくわ」
「へ? はあ……」

 ドロリスは丸い顔全体に汗を浮かべ、ジョナサンにちらちらと視線を送った。
 ジョナサンは微笑むばかりで、静観を決め込んでいる。

「ところで、先ほどのヴォルフガルト卿の言葉なのだけれど」

 シャーロットはスッと目を細めた。
 ドロリスは蛇に睨まれた蛙のごとく、身を縮こまらせる。

「すべて、私が口にした言葉なの。彼はただ、繰り返しただけ。この意味がお分かりになって?」

 ドロリスの顔色が、青を通り越して土気色に変わっていく。
 今までの暴言はシャーロットに対しての発言も同然だと匂わせる。
 商人であるなら、言葉の裏を読めるだろう。
 案の定、「そ、そうでございましたか……」と借りてきた猫よろしく、ドロリスは大人しくなった。

「で、文句があるなら私に言ってくださる?」
「い、いえ、滅相もございません。……用事を思い出しました。わたくしめはこれにて失礼を」

 礼もそこそこに、ドロリスはえっちら、おっちらと小太りな身体を揺らし、路地の暗がりに消えていった。
 隣で、くすくすと笑い声がする。

「……謀ったわね」
「偶然です」

 ジョナサンはこほんと咳払いをした。
 シャーロットは腰に手をあて、
「はじめからあの男を黙らせるために、私を連れてきたのでしょう。趣味が悪いこと。……やるならちゃんと根回ししてから事を起こしなさいよ」
「したのですがね。今日とて、わざと総会の日に合わせて、殿下をここへご案内したのですが……どこかにネズミがいるようです」

 城塞内に内通者がいる、ということか。
 使用人の誰か、もしくは出入りするドロリスの同業者か。
 どちらにしろ気分のいい話ではない。
 シャーロットは顔をしかめた。

「人の口に戸は立てられないと言いますから。そんなことより……どうぞ、中をご覧ください」

 ジョナサンは何事もなかったかのように、シャーロットの手を取り、建物へといざなった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】呪いを解いて欲しいとお願いしただけなのに、なぜか超絶美形の魔術師に溺愛されました!

藤原ライラ
恋愛
 ルイーゼ=アーベントロートはとある国の末の王女。複雑な呪いにかかっており、訳あって離宮で暮らしている。  ある日、彼女は不思議な夢を見る。それは、とても美しい男が女を抱いている夢だった。その夜、夢で見た通りの男はルイーゼの目の前に現れ、自分は魔術師のハーディだと名乗る。咄嗟に呪いを解いてと頼むルイーゼだったが、魔術師はタダでは願いを叶えてはくれない。当然のようにハーディは対価を要求してくるのだった。  解呪の過程でハーディに恋心を抱くルイーゼだったが、呪いが解けてしまえばもう彼に会うことはできないかもしれないと思い悩み……。 「君は、おれに、一体何をくれる?」  呪いを解く代わりにハーディが求める対価とは?  強情な王女とちょっと性悪な魔術師のお話。   ※ほぼ同じ内容で別タイトルのものをムーンライトノベルズにも掲載しています※

こんにちは、最強騎士にお持ち帰りされたダメエルフです~もう逃げられません~

西野和歌
恋愛
おちこぼれエルフのシャーリーは、居場所を求めて人の国にて冒険者として活躍する事を夢見ていた。 だが、魔法も使えず戦闘ランクも最低のお荷物エルフは、すぐにパーティーを解雇される日々。 そして、また新たに解雇され一人になったシャーリーが、宿の食堂でやけ酒をしていると、近づく美貌の男がいた。 誰もが見惚れるその男の名はウェダー。 軽い調子でシャーリーを慰めるついでに酒を追加し、そのまま自分のベッドにお持ち帰りした。 初めてを奪われたエルフは、ひたすらハイスペックエリートの騎士に執着されるうちに、事件に巻き込まれてしまう。 これは、天然ドジな自尊心の低いシャーリーと、自らに流れる獣の血を憎みつつ、番のシャーリーを溺愛するウェダーの物語です。 (長文です20万文字近くありますが、完結しています) ※成人シーンには☆を入れています。投稿は毎日予定です。※他サイトにも掲載しています。

勘違い妻は騎士隊長に愛される。

更紗
恋愛
政略結婚後、退屈な毎日を送っていたレオノーラの前に現れた、旦那様の元カノ。 ああ なるほど、身分違いの恋で引き裂かれたから別れてくれと。よっしゃそんなら離婚して人生軌道修正いたしましょう!とばかりに勢い込んで旦那様に離縁を勧めてみたところ―― あれ?何か怒ってる? 私が一体何をした…っ!?なお話。 有り難い事に書籍化の運びとなりました。これもひとえに読んで下さった方々のお蔭です。本当に有難うございます。 ※本編完結後、脇役キャラの外伝を連載しています。本編自体は終わっているので、その都度完結表示になっております。ご了承下さい。

初恋をこじらせた騎士軍師は、愛妻を偏愛する ~有能な頭脳が愛妻には働きません!~

如月あこ
恋愛
 宮廷使用人のメリアは男好きのする体型のせいで、日頃から貴族男性に絡まれることが多く、自分の身体を嫌っていた。  ある夜、悪辣で有名な貴族の男に王城の庭園へ追い込まれて、絶体絶命のピンチに陥る。  懸命に守ってきた純潔がついに散らされてしまう! と、恐怖に駆られるメリアを助けたのは『騎士軍師』という特別な階級を与えられている、策士として有名な男ゲオルグだった。  メリアはゲオルグの提案で、大切な人たちを守るために、彼と契約結婚をすることになるが――。    騎士軍師(40歳)×宮廷使用人(22歳)  ひたすら不器用で素直な二人の、両片想いむずむずストーリー。 ※ヒロインは、むちっとした体型(太っているわけではないが、本人は太っていると思い込んでいる)

鉄壁騎士様は奥様が好きすぎる~彼の素顔は元聖女候補のガチファンでした~

二階堂まや♡電書「騎士団長との~」発売中
恋愛
令嬢エミリアは、王太子の花嫁選び━━通称聖女選びに敗れた後、家族の勧めにより王立騎士団長ヴァルタと結婚することとなる。しかし、エミリアは無愛想でどこか冷たい彼のことが苦手であった。結婚後の初夜も呆気なく終わってしまう。 ヴァルタは仕事面では優秀であるものの、縁談を断り続けていたが故、陰で''鉄壁''と呼ばれ女嫌いとすら噂されていた。 しかし彼は、戦争の最中エミリアに助けられており、再会すべく彼女を探していた不器用なただの追っかけだったのだ。内心気にかけていた存在である''彼''がヴァルタだと知り、エミリアは彼との再会を喜ぶ。 そして互いに想いが通じ合った二人は、''三度目''の夜を共にするのだった……。

聖銀竜に喰われる夜――冷酷な宰相閣下は、禁書庫の司書を執愛の檻に囚える

真守 輪
恋愛
「逃がさない。その賢しい口も、奥の震えも――すべて、私のものだ」 王宮で「禁書庫の未亡人」と揶揄される地味な司書・ルネ。 その正体は、好奇心旺盛でちょっぴり無作法な、本を愛する伯爵令嬢。 彼女には、誰にも言えない秘密があった。 それは、冷酷非道と恐れられる王弟・ゼファール宰相に、夜の禁書庫で秘密に抱かれていること。 聖銀竜の血を引き、興奮すると強靭な鱗と尾が顕れる彼。 人外の剛腕に抱き潰され、甘美な絶望に呑み込まれる夜。 「ただの愛人」と割り切っていたはずなのに、彼の孤独な熱に触れるたび、ルネの心は無防備に暴かれていく。 しかし、ルネは知らなかった。 彼が近づいた真の目的は、彼女が守る「禁書」――王国を揺るがす禁断の真実にあったことを。 「君は、私のものだ。禁書も、その魂も、すべてな」 嘘から始まった関係が、執着に変わる。 竜の情欲と宮廷の陰謀が絡み合う、背徳のインモラル・ロマンス。

【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました! ※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)  狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。  突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。  だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。  そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。  共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?  自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。

覇王に執着される傾国の男装騎士〜忘却の接吻を、愛しき宿敵へ〜

甘塩ます☆
恋愛
男装騎士アーサーは、かつての宿敵・カイル王に捕らわれ、「専属メイド」として屈辱的な奉仕を命じられる。しかし、復讐のために自分を弄ぶはずのカイルが向けたのは、狂気にも似た深い愛だった。

処理中です...