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17話 シャーロット、ジョナサンとすれ違う♡
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シャーロットを横抱きにしたジョナサンが向かった先は、彼の自室である。
ベッドと机だけが鎮座する室内は、城の無骨さを体現したような内装だ。
ジョナサンは薄暗い部屋を大股で横切り、シャーロットをベッドに下ろした。
そして間髪入れず、覆い被さってくる。
「ちょっと……んっ」
熱い舌がシャーロットの首筋を舐めあげた。味わうように何度も行ったり来たりを繰り返す。
首筋にかかる息は荒く、苦しげだ。
肩を掴む指の握力に、シャーロットは顔をしかめる。
睦み合う際、ジョナサンは性急でありながら、冷静さも兼ね備えていた。
しかし今は我を忘れたように、シャーロットに縋り付いている。
――正気を失っているのではなくて?
シャーロットはジョナサンの頬を両手で挟んだ。
白い肌は火傷しそうなほど熱い。
シャーロットの手に、ジョナサンは汗ばむ頬をすり寄せ、気持ちよさげに目を細めた。
「……飲み物に何か入っていたのね」
ジョナサンはゆっくりと瞬きをする。
何が仕込まれていたのか、分かっていてシャーロットから飲み物を奪ったのだ。
――毒の可能性もありえるわ。
「すぐにお医者様を呼ばないと――」
「医者では治せません」
ジョナサンの声はかすれていた。
声を出すのも一苦労のようだ。
「だから、医者を呼んで――っ!」
ジョナサンが身じろぎしたその時、下腹部に硬いモノが当たった。
――この状況でどうして?
「クズ野郎が殿下に飲ませようとしたのは、おそらく催淫薬です」
「クズ? さい……何よそれ」
「強制的に雄の本能を呼び起こす媚薬ですよ」
「――っ」
ジョナサンがシャーロットの耳朶に歯を立て囁く。
熱っぽい吐息に、シャーロットは身震いした。
今のジョナサンは、誰かれ構わず番いたい衝動に駆られている。
つまり、相手は誰でも良いのだ。
「……私を欲望の捌け口にしないで頂戴」
シャーロットはジョナサンの胸を押し返した。
「殿下は俺に抱かれたくはないと? 殿下をお守りした結果だというのにですか?」
「そ、それは……」
ジョナサンに内緒で会場に乗り込み突っ走った挙句助けられた手前、強気に出られない。
言いよどんでいると、ベールごとアイマスクを剥ぎ取られる。
ジョナサンは、シャーロットの悩ましげに赤らんだ目元を指でなぞった。
カサついた指先が微かに震えている。
押さえがたい劣情は如何ばかりか。
責任を持って、ジョナサンの相手をしなければならないと、シャーロットは唇を噛み締めた。
その前に、確認しておかなければならないことがある。
「……私を攫った本当の理由を教えなさい。そうすれば好きにしていいわよ」
余裕のない今なら、本心を聞き出せる。
隠し事をさらけ出してくれるのなら、こちらも身体を差しだそう。
ジョナサンはジッと菫色の瞳を見下ろし、「殿下を愛しているからです」と以前と変わらぬ答えを寄越した。
「ならばどうして、私の気持ちを聞かずに、無理矢理王宮から連れ出したの?」
「……殿下は俺を愛してくださっています。その気持ちに応えたく御身を攫ってしまいました」
「答えになっていないわ」
「殿下は、俺に何を言わせたいのですか?」
ジョナサンが口角を歪める。
――ヴォルフガルトの倅は、出世を目論んで、王女を輿入れさせたのさ。
クラウスの言葉が嫌でも思い出される。
ここまで頑なになるということは、やはり、成り上がるために、シャーロットを利用したのだ。
貴族間での結婚は、家同士の結びつきを強固にするために行われるものだ。
貴族たちを統べる王家の血筋が最たるもので、王女はもれなく目ぼしい貴族のもとへ嫁がされる。
感情など二の次だ。
それなのに。
――どうしてこんなにも、胸が締めつけられるの?
シャーロットを得たことで、ジョナサンが今以上の地位を求めても、なんら不思議ではない。
頭では理解できても、涙がこみあげた。喉の奥がじくじくと痛む。
ジョナサンに期待していた己が情けなく、シャーロットは彼から顔を背けた。
「俺を焦らして、楽しまれているのですか?」
「なんですって……?」
今、彼と交わる気はさらさらない。
けれどシャーロットのせいでジョナサンは、望まず昂らされている。
欲情を発散させるには、己が相手をしなければと譲歩しようとしているのに、なんという仕打ちだ。
――熱に浮かされて異能を行使する余裕がないのだろうけれど……。
黙っていてもジョナサンはシャーロットの本心を探り当てる。
そう無意識に甘えていた己に、またもや打ちのめされる。
シャーロットはシーツに顔を押し付け、嗚咽をこらえた。
「まったく、強情な御方だ」
ジョナサンがドレスの胸元を剥いでいくのに、シャーロットは目を見張った。
あれよあれよという間に、コルセットが露わになる。
「――いやっ」
ジョナサンの手首を握り締め、抵抗した。
すると、ジョナサンは歯を器用に使って、コルセットの紐を解き始める。
「はしたなくってよ……」
「辺境の狼にもとより品などありません」
ジョナサンは上目遣いをしながら、顔を上下に動かした。
もう一方の手で阻止しようとするも、ジョナサンにシーツへ縫い付けられてしまう。
衣擦れの音を、シャーロットは聞き続けるしかなかった。
コルセットの前が開かれた。シュミーズに包まれた豊満な乳房の中心が、布地を押し上げている。
ジョナサンは、滑らかな生地ごと、膨らみを口に含んだ。
「いや……ん……」
乳房のいただきを甘噛みされる。
緩急をつけて、しつこく責められるうちに、抗議の声はやがて、甘い呻き声に変わった。
「は……ん……」
ジョナサンの両手指が、シャーロットの指に絡みついた。
指の間をねっとりと擦られ、シャーロットは全身をビクビクと痙攣させた。
「シャーロット……愛しい俺の伴侶」
掠れた甘い声に名を呼ばれ、肋骨の奥で心臓がドクドクと鼓動を速める。
「う……ん……はあ」
両胸を交互に舐め回され、シャーロットは息も絶え絶えである。
ジョナサンは身を起こすと、熱に浮かされた表情で、自身の唇を舐めた。
その顔は、シャーロットの肢体を貪りたいと物語っている。
「……誰にも渡さない」
仄暗い室内で、紅い瞳がまたも妖しい光を帯びはじめた。
馬車で見た獣の目。
相手に戦意を喪失させる絶対王者の威圧感を前に、シャーロットは哀れな草食動物と化していた。
逃げなければ、骨の髄までしゃぶられてしまう。
麻痺した身体は指先一つ、動かせない。
けれど、胎の奥がきゅうきゅうと甘く疼いている
――彼に貪られることを期待してるの? ありえなくてよ。
自分は彼に腹を立てている。
陵辱されることなど望んでいない。
ジョナサンはシャーロットの両膝を割り、下腹部に顔を埋めた。
下着ごと、蜜口の中心を食まれる。
「ひっ……ふ、んぅ……」
舐めては吸ってを繰り返されるうち、隘路から淫液が滲んだ。
またしても、求められるまま抱かれようとしている。
快楽を期待する身体の誘惑に、シャーロットは抗うことができなかった。
「あ、んぅ……ふっ……」
ジョナサンは下着の隙間から舌を捻じ込み、陰唇をチロチロと舐った。
もどかしい刺激に、シャーロットは腰を揺する。
ジョナサンは、淫靡な蜜を堪能し終えると、己の下衣をくつろげた。
猛りきった怒張の先端から、透明な雫が垂れ、竿を伝っていく。
よだれを垂らす屹立を前に、雌胎が喚起に震えた。
シュミーズのボタンが引きちぎられる。ボタンがシーツに転がった。
たわわに実った乳房を前に、ジョナサンが喉を鳴らす。
乳白色の肌の頂き、薄紅色に立ち上がった乳首へ、雄槍の先端が押し当てられた。
「ひぁう!」
凝った粒に、柔らかい亀頭がめり込む。
肉杭が乳房を掠めた。目の前に赤黒い棒が迫る。
あまりにも卑猥な光景に、シャーロットは思わず顔をそらした。
「嫌がっても、俺は手放さない」
「え……ひゃ!」
ジョナサンは、シャーロットの身体を軽々と反転させ、細腰を引っ張り上げる。
高く持ち上げられた尻から、下着が乱暴にはぎ取られた。
まさか――。
白い臀部の狭間に、硬い劣情がねじ込まれる。
「い……あんっ!」
灼熱の塊が、蜜窟を犯した。
ジョナサンがシャーロットの背中に覆い被さり、腰を振り始める。
「これ……いや……」
「嘘だ」
「ひぅ」
抜き差しが繰り返される度に、ぐちょぬちょと卑猥な水音と、肉と肉のぶつかりあう生々しい交尾音が鳴った。
抽送にあわせて、両胸を痛いくらいに揉みし抱かれる。
――嘘じゃないわ。私、何度も言ったじゃない。獣のように交わるのは嫌だって。
その証拠に、これまでジョナサンは後ろから決して繋がろうとはしなかった。
彼は催淫薬のせいで理性を失っている。
だから仕方がない。冷静に割り切ればいい。
理解はできても、感情が追い付かず、シャーロットは目尻に涙をにじませ、しゃくり上げた。
悔しいのか悲しいのか苦しいのか気持ちいいのか。感情が入り混じり、何が何だか判らない。
ジョナサンはシャーロットを激しく身体を揺すぶりながら、彼女の涙を舌先ですくい取った。
「はぁ……さっさと終わらせなさいよ……」
悪態をついたのに、ジョナサンは嬉しそうに目を細める。
「どうして……わらって……」
勃起した乳嘴をぎゅっと摘ままれ、ジョナサンを気遣う余裕がなくなった。
「はぁ……んぅ……」
「シャーロット……」
背骨に沿ってジョナサンが舌を這わせる。
シャーロットはプラチナブロンドの髪を振り乱し、腰をよじらせた。
上半身をくねらせると、胎内に収まる肉杭が、膣襞に擦れ、余計に身悶える羽目に陥る。
「あ、う……ん」
「シャーロット、俺の番……」
好きだ。愛してる。
ジョナサンはうわごとのように、囁き続けた。
甘い毒を全身に浴びせられ、意識が氷菓子のごとく溶けていく。
ジョナサンはシャーロットの肌の至る所を舐め、手を這わせる。
まるでシャーロットが消えてしまうのではないかと不安がっているようだ。
「はあ、んぁ、はあ……あう!」
接合部の下、敷布はシャーロットの吐き出した愛液で、ぐっしょりと濡れている。
最奥を串刺しにされ、シャーロットは顔をのけぞらせた。
「ここが、いいのか」
「違う……あん、あう、ひぅ」
肉筒が音をあげ、ぎゅううう……と凶暴な雄柱を限界まで締め上げた。
逞しい腰がシャーロットの柔らかな尻に、ぴったりとくっつく。
途端、膣内に狂暴な熱液が放たれた。
「……俺の可愛いシャーロット……どこにも行かないでくれ」
「う……はあ……」
力なくうつ伏せるシャーロットの背に、ジョナサンが圧し掛かる。
指一本動かせない。顎を上向かされ、ジョナサンに唇を貪られる。
ジョナサンの劣情が膣内でふたたび兆し始めていた。
肉槍は火傷しそうなほど熱いのに、シャーロットの心は冷え切っている。
――私も貴方の心が読めたらいいのに……。
シャーロットは失意のなか、濡れた瞼を閉じ、意識を失った。
ベッドと机だけが鎮座する室内は、城の無骨さを体現したような内装だ。
ジョナサンは薄暗い部屋を大股で横切り、シャーロットをベッドに下ろした。
そして間髪入れず、覆い被さってくる。
「ちょっと……んっ」
熱い舌がシャーロットの首筋を舐めあげた。味わうように何度も行ったり来たりを繰り返す。
首筋にかかる息は荒く、苦しげだ。
肩を掴む指の握力に、シャーロットは顔をしかめる。
睦み合う際、ジョナサンは性急でありながら、冷静さも兼ね備えていた。
しかし今は我を忘れたように、シャーロットに縋り付いている。
――正気を失っているのではなくて?
シャーロットはジョナサンの頬を両手で挟んだ。
白い肌は火傷しそうなほど熱い。
シャーロットの手に、ジョナサンは汗ばむ頬をすり寄せ、気持ちよさげに目を細めた。
「……飲み物に何か入っていたのね」
ジョナサンはゆっくりと瞬きをする。
何が仕込まれていたのか、分かっていてシャーロットから飲み物を奪ったのだ。
――毒の可能性もありえるわ。
「すぐにお医者様を呼ばないと――」
「医者では治せません」
ジョナサンの声はかすれていた。
声を出すのも一苦労のようだ。
「だから、医者を呼んで――っ!」
ジョナサンが身じろぎしたその時、下腹部に硬いモノが当たった。
――この状況でどうして?
「クズ野郎が殿下に飲ませようとしたのは、おそらく催淫薬です」
「クズ? さい……何よそれ」
「強制的に雄の本能を呼び起こす媚薬ですよ」
「――っ」
ジョナサンがシャーロットの耳朶に歯を立て囁く。
熱っぽい吐息に、シャーロットは身震いした。
今のジョナサンは、誰かれ構わず番いたい衝動に駆られている。
つまり、相手は誰でも良いのだ。
「……私を欲望の捌け口にしないで頂戴」
シャーロットはジョナサンの胸を押し返した。
「殿下は俺に抱かれたくはないと? 殿下をお守りした結果だというのにですか?」
「そ、それは……」
ジョナサンに内緒で会場に乗り込み突っ走った挙句助けられた手前、強気に出られない。
言いよどんでいると、ベールごとアイマスクを剥ぎ取られる。
ジョナサンは、シャーロットの悩ましげに赤らんだ目元を指でなぞった。
カサついた指先が微かに震えている。
押さえがたい劣情は如何ばかりか。
責任を持って、ジョナサンの相手をしなければならないと、シャーロットは唇を噛み締めた。
その前に、確認しておかなければならないことがある。
「……私を攫った本当の理由を教えなさい。そうすれば好きにしていいわよ」
余裕のない今なら、本心を聞き出せる。
隠し事をさらけ出してくれるのなら、こちらも身体を差しだそう。
ジョナサンはジッと菫色の瞳を見下ろし、「殿下を愛しているからです」と以前と変わらぬ答えを寄越した。
「ならばどうして、私の気持ちを聞かずに、無理矢理王宮から連れ出したの?」
「……殿下は俺を愛してくださっています。その気持ちに応えたく御身を攫ってしまいました」
「答えになっていないわ」
「殿下は、俺に何を言わせたいのですか?」
ジョナサンが口角を歪める。
――ヴォルフガルトの倅は、出世を目論んで、王女を輿入れさせたのさ。
クラウスの言葉が嫌でも思い出される。
ここまで頑なになるということは、やはり、成り上がるために、シャーロットを利用したのだ。
貴族間での結婚は、家同士の結びつきを強固にするために行われるものだ。
貴族たちを統べる王家の血筋が最たるもので、王女はもれなく目ぼしい貴族のもとへ嫁がされる。
感情など二の次だ。
それなのに。
――どうしてこんなにも、胸が締めつけられるの?
シャーロットを得たことで、ジョナサンが今以上の地位を求めても、なんら不思議ではない。
頭では理解できても、涙がこみあげた。喉の奥がじくじくと痛む。
ジョナサンに期待していた己が情けなく、シャーロットは彼から顔を背けた。
「俺を焦らして、楽しまれているのですか?」
「なんですって……?」
今、彼と交わる気はさらさらない。
けれどシャーロットのせいでジョナサンは、望まず昂らされている。
欲情を発散させるには、己が相手をしなければと譲歩しようとしているのに、なんという仕打ちだ。
――熱に浮かされて異能を行使する余裕がないのだろうけれど……。
黙っていてもジョナサンはシャーロットの本心を探り当てる。
そう無意識に甘えていた己に、またもや打ちのめされる。
シャーロットはシーツに顔を押し付け、嗚咽をこらえた。
「まったく、強情な御方だ」
ジョナサンがドレスの胸元を剥いでいくのに、シャーロットは目を見張った。
あれよあれよという間に、コルセットが露わになる。
「――いやっ」
ジョナサンの手首を握り締め、抵抗した。
すると、ジョナサンは歯を器用に使って、コルセットの紐を解き始める。
「はしたなくってよ……」
「辺境の狼にもとより品などありません」
ジョナサンは上目遣いをしながら、顔を上下に動かした。
もう一方の手で阻止しようとするも、ジョナサンにシーツへ縫い付けられてしまう。
衣擦れの音を、シャーロットは聞き続けるしかなかった。
コルセットの前が開かれた。シュミーズに包まれた豊満な乳房の中心が、布地を押し上げている。
ジョナサンは、滑らかな生地ごと、膨らみを口に含んだ。
「いや……ん……」
乳房のいただきを甘噛みされる。
緩急をつけて、しつこく責められるうちに、抗議の声はやがて、甘い呻き声に変わった。
「は……ん……」
ジョナサンの両手指が、シャーロットの指に絡みついた。
指の間をねっとりと擦られ、シャーロットは全身をビクビクと痙攣させた。
「シャーロット……愛しい俺の伴侶」
掠れた甘い声に名を呼ばれ、肋骨の奥で心臓がドクドクと鼓動を速める。
「う……ん……はあ」
両胸を交互に舐め回され、シャーロットは息も絶え絶えである。
ジョナサンは身を起こすと、熱に浮かされた表情で、自身の唇を舐めた。
その顔は、シャーロットの肢体を貪りたいと物語っている。
「……誰にも渡さない」
仄暗い室内で、紅い瞳がまたも妖しい光を帯びはじめた。
馬車で見た獣の目。
相手に戦意を喪失させる絶対王者の威圧感を前に、シャーロットは哀れな草食動物と化していた。
逃げなければ、骨の髄までしゃぶられてしまう。
麻痺した身体は指先一つ、動かせない。
けれど、胎の奥がきゅうきゅうと甘く疼いている
――彼に貪られることを期待してるの? ありえなくてよ。
自分は彼に腹を立てている。
陵辱されることなど望んでいない。
ジョナサンはシャーロットの両膝を割り、下腹部に顔を埋めた。
下着ごと、蜜口の中心を食まれる。
「ひっ……ふ、んぅ……」
舐めては吸ってを繰り返されるうち、隘路から淫液が滲んだ。
またしても、求められるまま抱かれようとしている。
快楽を期待する身体の誘惑に、シャーロットは抗うことができなかった。
「あ、んぅ……ふっ……」
ジョナサンは下着の隙間から舌を捻じ込み、陰唇をチロチロと舐った。
もどかしい刺激に、シャーロットは腰を揺する。
ジョナサンは、淫靡な蜜を堪能し終えると、己の下衣をくつろげた。
猛りきった怒張の先端から、透明な雫が垂れ、竿を伝っていく。
よだれを垂らす屹立を前に、雌胎が喚起に震えた。
シュミーズのボタンが引きちぎられる。ボタンがシーツに転がった。
たわわに実った乳房を前に、ジョナサンが喉を鳴らす。
乳白色の肌の頂き、薄紅色に立ち上がった乳首へ、雄槍の先端が押し当てられた。
「ひぁう!」
凝った粒に、柔らかい亀頭がめり込む。
肉杭が乳房を掠めた。目の前に赤黒い棒が迫る。
あまりにも卑猥な光景に、シャーロットは思わず顔をそらした。
「嫌がっても、俺は手放さない」
「え……ひゃ!」
ジョナサンは、シャーロットの身体を軽々と反転させ、細腰を引っ張り上げる。
高く持ち上げられた尻から、下着が乱暴にはぎ取られた。
まさか――。
白い臀部の狭間に、硬い劣情がねじ込まれる。
「い……あんっ!」
灼熱の塊が、蜜窟を犯した。
ジョナサンがシャーロットの背中に覆い被さり、腰を振り始める。
「これ……いや……」
「嘘だ」
「ひぅ」
抜き差しが繰り返される度に、ぐちょぬちょと卑猥な水音と、肉と肉のぶつかりあう生々しい交尾音が鳴った。
抽送にあわせて、両胸を痛いくらいに揉みし抱かれる。
――嘘じゃないわ。私、何度も言ったじゃない。獣のように交わるのは嫌だって。
その証拠に、これまでジョナサンは後ろから決して繋がろうとはしなかった。
彼は催淫薬のせいで理性を失っている。
だから仕方がない。冷静に割り切ればいい。
理解はできても、感情が追い付かず、シャーロットは目尻に涙をにじませ、しゃくり上げた。
悔しいのか悲しいのか苦しいのか気持ちいいのか。感情が入り混じり、何が何だか判らない。
ジョナサンはシャーロットを激しく身体を揺すぶりながら、彼女の涙を舌先ですくい取った。
「はぁ……さっさと終わらせなさいよ……」
悪態をついたのに、ジョナサンは嬉しそうに目を細める。
「どうして……わらって……」
勃起した乳嘴をぎゅっと摘ままれ、ジョナサンを気遣う余裕がなくなった。
「はぁ……んぅ……」
「シャーロット……」
背骨に沿ってジョナサンが舌を這わせる。
シャーロットはプラチナブロンドの髪を振り乱し、腰をよじらせた。
上半身をくねらせると、胎内に収まる肉杭が、膣襞に擦れ、余計に身悶える羽目に陥る。
「あ、う……ん」
「シャーロット、俺の番……」
好きだ。愛してる。
ジョナサンはうわごとのように、囁き続けた。
甘い毒を全身に浴びせられ、意識が氷菓子のごとく溶けていく。
ジョナサンはシャーロットの肌の至る所を舐め、手を這わせる。
まるでシャーロットが消えてしまうのではないかと不安がっているようだ。
「はあ、んぁ、はあ……あう!」
接合部の下、敷布はシャーロットの吐き出した愛液で、ぐっしょりと濡れている。
最奥を串刺しにされ、シャーロットは顔をのけぞらせた。
「ここが、いいのか」
「違う……あん、あう、ひぅ」
肉筒が音をあげ、ぎゅううう……と凶暴な雄柱を限界まで締め上げた。
逞しい腰がシャーロットの柔らかな尻に、ぴったりとくっつく。
途端、膣内に狂暴な熱液が放たれた。
「……俺の可愛いシャーロット……どこにも行かないでくれ」
「う……はあ……」
力なくうつ伏せるシャーロットの背に、ジョナサンが圧し掛かる。
指一本動かせない。顎を上向かされ、ジョナサンに唇を貪られる。
ジョナサンの劣情が膣内でふたたび兆し始めていた。
肉槍は火傷しそうなほど熱いのに、シャーロットの心は冷え切っている。
――私も貴方の心が読めたらいいのに……。
シャーロットは失意のなか、濡れた瞼を閉じ、意識を失った。
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