全ては、皆んなの為に、、、そして、彼女を好きになる

霜月麗華

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恋愛編(序)

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「鉄次、一緒に寝ない?」
「うん、いいよ」
2人はベッドに入った。
「、、、」
「、、、好きよ、鉄次」
「遥、、、」
2人はキスをした。


次の日

2人はバスに乗り、舞の病院に行った。
「何持ってきたんだ?」
「りんごよ、、、舞はりんごが好きなのよ」
「そうか。舞ってさ、チーズ食べれないんだな」
「えぇ」
鉄次はふと思い出した事を、遥にすぐ聞いてしまった。
「舞は、、、」
「癌だろ?」
鉄次は舞の病気を知っていた。というより、わかっていた。
「何でわかるの?」
「癌患者はチーズとかは食べれないんだよ。だから」
「、、、へぇー」
遥は適当に返事をした。その時、遥は広告を見て、手が止まった。
「どうした?」
「ねぇ、あれ」
鉄次は広告を見た。
「私達、幸せになれるの?!」
「ぽいな」
広告には『このゲームに勝てたカップルの方は幸せになれます!』
と書かれていた。
「場所、病院から近い!後で行こ
!」
「OK」
鉄次は広告から目を離した。


会場

2人は広告に書いてあった会場へ、足を踏み入れた。2人は歓迎され、宴会場の2人席に座った。他の席には違うカップルが13組座っていた。
「このゲームに参加してくれてありがとう。私はオーナーの井上岳斗いのうえかくと。よろしく。君達にはこれから、私考案の恋愛ゲームに参加してもらう。内容は簡単。勝つだけ。さぁ頑張りたまえ!君達、彼らに例の物を配りなさい」
使用人の人たちが携帯と、何に使うか分からない棒を配った。
「携帯はこのゲームに関する情報が入っている。棒はゲームがはじまってから、使うと良い。さぁ諸君!解散だ!」
2人は何がなんだか分からないまま、四境の町へ戻った。
「何だったんだ?あのおっさん」
「ん?携帯がなってる」
遥は携帯を確認した。更に鉄次の携帯もなった。2人で携帯を確認した。そこには『ゲームのスタートだ。頑張りたまえ』と書かれていた。2人は困惑した。
「そう言えばこの棒、、、」
鉄次が棒を持って、確認した。よく見ると棒にボタンが付いていた。
「何だこれ?」
「鉄次、私のにも付いてる、、、」
2人は棒のボタンを押し、目を閉じた。が、何も起こらなかった。安心した2人は目を開けると、棒が鉈やオノに変わっていた。
「何、これ?」
「ヤバいよ、これ」
2人は考えた。
「まず、この棒。ボタンを押すと、凶器になりかねない物に変わる。そして胡散臭いおっさん!多分、俺達はあのおっさんのクソゲーのプレイヤーになっちまったって事か、、、この武器の感じだと、他のカップルの人達との殺し合いをさせる気だろう。デスゲームじゃねーか!」
2人は地面に座る。
「どうするのよ!死ねって事?!」
「生き残るには、殺すしかない。殺したら追われる身になる。はっきり言って、詰みだよ。いつか殺される、、、なんかしてないか?このクソゲー」

2人はこのクソゲーに参加せざるを得ない状況だった。

「君達は強制参加なのだよ、、、」
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