全ては、皆んなの為に、、、そして、彼女を好きになる

竜と黒炎の姫君編(魔法少女の新事実)

26

山から出てきた竜は、青色の身体をしていた。
「なんか、ヤバそうだな。あんなの初めて見るぜ」
「私もよ」
遥は竜を見ながら言った。
「よーし、いっちょやるか！」
「そうね！」
嘉代子はそう言い、アサルトライフルを出し、鉄次は大剣を持ち、高く飛び竜に攻撃した。
「、、、」
遥は杖を使って、竜に火炎玉を当てた。竜の身体は燃え、肉が垂れる。鉄次は大剣を振振り下ろし、竜の身体を斬った。
竜は雄叫びを挙げ、水柱を遥に当てようとした。が、嘉代子の撃った弾が竜の首に当たり、竜が倒れ、絶命した。
「案外楽勝じゃねーか」
「そうね」
嘉代子が言った途端、世界が元に戻った。
「うちらもあそこに戻ろう？」
「あぁ、」
3人は楽園に戻った。


楽園・鉄次

「コレで俺も病気になんのか」
鉄次は祭壇の水を飲んだ。
「、、、ねぇ、」
「どうした？」
遥が鉄次に聞いた。
「竜ってなんなの？」
「、、、わかると思うか？」
「、、、ごめん」
遥はそう言い、椅子に座り、鉄次は祭壇から上がった。
「多分だが、、、ただの化け物じゃないのは分かる」
「、、、私もわからないよ」
嘉代子は言った。
「、、、そんな」
遥はそう言い、立ち上がった。
「私達、、、どうしたらいいの？」
「知るか」
鉄次は言い捨て、現実に戻った。
「私達も、そろそろ帰りましょう」
「そうね」
嘉代子に続き、遥も現実に戻った。


病院・鉄次

鉄次は現実に戻った後、病院に向かっていた。目的は京子の話を聞く事。
「京子。開発チームの1人、なんて名前か覚えてるか？」
「確か、、、小傘縁こがさゆかりって名前だった気がする」
「そうか、ありがとう」
「いいよ」
鉄次は言い、椅子に座って携帯を取り出し、小傘縁について調べた。
「、、、小傘縁26歳女性、竜と黒炎の姫君の開発チームの1人、父は小傘社の社長か。あの大企業の社長の娘か」
と鉄次は言い、病室を後にした。
「また来るよ」