全ては、皆んなの為に、、、そして、彼女を好きになる

戦い編(中)

46

「じ、鉄次」
「誰だ？遥か？」
「違うよ、わたしは」
「早苗、、、」

ガバッ

「はぁ、、、夢か」
今、夢に早苗が出てきた。確かに出てきた。
「大丈夫？」
「あぁ、大丈夫だ」
俺は遥を心配させたくなかった。
「そう、、、」
遥は再度、寝た。
「、、、早苗、、、」
アイツは、居ないんだよな。


俺は今日、純一郎の家に居た。
「純一郎、」
「よっす。僕さ、あのゲームに課金したよ」
「は？」
俺は純一郎の携帯を見た。携帯に課金したと言う、通知が来ていた。
「お前、、、」
「どうした？」
その時、携帯が光り、純一郎は吸い込まれてしまった。
「純一郎！クソ！」
俺は純一郎を追いかける様に、魔法少女の楽園に向かった。

魔法少女の楽園には純一郎と、嘉代子が居た。
「純一郎、アンタ、、、課金したの」
「あ、あぁ、何処？此処？」
そりゃ戸惑うのも無理はない。
「、、、ホントに何処？」


小傘縁

彼女はゲーム会社を出て、裏会社を設立した。それは、あのゲームに出る魔法少女の管理をする為の、会社を。ある日、、、
「どう？あの実験は？」
「上手くいっておりますよ」
「そう」
小傘はそう言い、会議室に入った。
「会議、始めましょう」
「小傘社長、地下に置いてあるアレ、どうするのですか？」
「アレはまだ育てるわ」
小傘は部下の金崎龍飛かねざきたっぴに言った。
「やっぱり、エネルギー源を変えた方がいいかな？」
「そうですねー、アレに変えてみては？」
部下が言う。
「そうだねー、そうしようか。K2M2成体のエネルギー源ね」

地下

『T5K2W1K2T1。S1A1、H1M4T3NNZ2K1NND1』