豁ｻ逕ｺ縲(死町)season3・4・5

人殺し編(金沢編)

第3-6話 懐中庭園

「あのさ？舞」
「はい、なんでしょか？」
京子は舞に質問した。
「今、あなたが捕まえたいのは？」
「懐中庭園です。TYPE-5DOという名前です。空間能力です。実はあの船の事故、行方不明者が居るのですよ」
「あっ」
「察しがいいですね。そうです。懐中庭園の中に居るという事です。ですが、、、」
舞は残念そうにそう言った。
「ですが？」
「人間の目には見えないのです」
「うっそー、探そうと思ったのに」
「更には空に浮いてたりと、、、」
「無理やーん、諦めるか、私」
京子は諦めた。

後日

事件が起きた。京子のクラスの高田慎也という男子が殺人事件に遭い、死亡したのだ。全員悲しんだ。が、明日香だけ、下を向いていただけだった。

家

「お帰りなさい」
「ただいま」
舞が居た。
「どうでしたか？」
「情報はクラスの1人が死んだこと。殺人らしい」
舞はとある事に気付いた。
「もしかして、懐中庭園ですかね？」
「え？なんで？」
「実は懐中庭園には厄介な能力があるのです。それは、乗っ取りです」
「、、、はぇ？」
意味がわからない能力だ。更に説明した。
「懐中庭園には人に取り憑き、取り憑いた人を自由自在に操ることができるのです」
「、、、めんどくさそう」
「その通りです。めんどくさいのです」
ここで京子は何かに気付く。
「そういえば今日、明日香が変だった様な、、、」
「明日香様がですか？」
「うん、1人死んだって言うのに、明日香だけ泣かないで下向いてたの、、、もしかして？」
「、、、ですね」
2人は息を合わせてこう言った。
「明日香が犯人！」
と。

夜

2人は明日香の家の目の前に居た。

ピーンポーン

京子はインターホンを鳴らす。が、出てこない。
「もしかして、、、」
京子はボソッと言いながらドアを開けた。
「やっぱり、、、」
2人は中に入った。
家の中はかなり暗く、京子には全然見えなかった。だが、舞には見えている様だ。
「私、舞について行く」
京子は舞にしがみついた。
「わかりました」
2人は2階へ上がった。明日香の部屋は京子が知ってるので、簡単に見つかった。が、明日香は居なかった。その時、後ろから京子を誰かが連れ去ったのだ。
「舞！」
「京子様！」
舞は指輪を外し、指輪のボタンを押そうとした。
「やめな！ボタンを押したらこの女を殺すよ！」
「舞！舞！てかアンタ、明日香じゃん！なんで、、、？」
京子を捕まえていたのは明日香だった。
「うるさい！私は明日香じゃないよ！私は、、、」
「懐中庭園 Pocket  Garden、、、」
と、舞は言った。
「っ！ってアンタ、星屑ストラック StardustStruckじゃん。久しぶりじゃない？」
明日香の様なものは言った。
「容易く私の本当の名前を言わないで！」
と舞は言い、高速ダッシュし、京子を助けた。
「京子様！」
「舞！」
「チッ」
懐中庭園は舌打ちした。
「本当はここで殺したかったけど、これじゃあ、ダメね。あ、そうだ！2人共私の世界懐中庭園で殺せばいいんだ！」
と、懐中庭園は言い指輪のボタンを押した。すると、明日香の身体からアンドロイドが出てきたのだ。明日香はその場で倒れた。
「アレが懐中庭園TYPE-5DOです」
舞は言った。


「ウフフ、いらっしゃーい！私の世界に！」