豁ｻ逕ｺ縲(死町)season3・4・5

人殺し編(金沢編)

第3-7話 持つ少女

懐中庭園の世界は居心地の悪い世界だった。あらゆる所に死体が転がっていた。血の匂いもした。
「ようこそ！私の世界へ懐中庭園へ！」
懐中庭園は言う。
「もう後戻りは出来ません！」
舞は京子に言う。
「うん！わかってる！やっちゃって！」
「かしこまりました！」
舞はそう言い、懐中庭園に突進しながら指輪のボタンを押した。
「おっ！張り切ってんじゃん！ホッシー星屑ストラック！」
「やめろ！」
舞は指輪を見えない剣に変え、懐中庭園に切りつけようとした。が、それを懐中庭園は手であっさりと止めた。
「こんな物なの？」
懐中庭園はそう言うと、京子は
「舞を物って言うなー！」
と言い、バールを持ち、懐中庭園に突進した。
「トロイわよ？」
懐中庭園はそう言い、突進してきた京子を蹴飛ばし、壁に激突させた。壁にヒビが入った。
「あ″あ”あ″あ”あ″あ”！」
京子は叫んだ。
「京子様！」
「ねぇ？ご主人だけ見るの？」
「しまった！」
懐中庭園は舞を軽く天井に投げ飛ばし、京子の方に行った。
「ウフフ、どうかしら？この世界は？」
懐中庭園はそう言い、京子の首を掴んだ。
「うぐ、う、うう」
「ホラ、なんか言えよ！」
懐中庭園はそう言い、京子を後ろにぶん投げた。京子は飛ばされ、1番後ろの壁に激突した。
「あああああああああ！」
「京、、子、、様、、」
舞は頑張って起き上がった。
「あら？まだ生きてたの？」
「えぇ、生きてるわよ」
舞は見えない剣のボタンを押し、剣を槍に変形させた。
「ほぅ、槍かな？」
「うるさい！」
舞は高速ダッシュで懐中庭園に突っ込んだ。
「そんなの効くわけないじゃん」
懐中庭園はすらっと避ける。
「ほら」
懐中庭園は舞を避け、舞の背中を蹴り落とした。舞はその場で倒れてしまった。
「あら？こんなものかしら、あなた達は？」
と懐中庭園が言った時だった。
「オラーー！」
と言う声が結界内に響いた。

ガンっ

という音が聞こえ、懐中庭園は倒れたのだ。
「はぁ、はぁ、」
「京子、、様」
懐中庭園を倒したのは京子だった。結界が崩れ、明日香の部屋に戻った。
「っ！明日香！」
「う、うん？」
「明日香！明日香！」
「あれ？京子？」
「心配したのよ！」
「、、、なんかごめん」
その時、舞は懐中庭園の側に居た。
「起きて下さい。懐中庭園」
「う、う、あぁ、頭がぁ」
「あなたがあんな事するからですよ」
「、、、うぅ、」
舞は懐中庭園を起こした。そして懐中庭園は明日香の方に行った。
「あの、」
懐中庭園は言った。
「私に名前を付けて下さい」
「私？」
「明日香様です」
明日香は戸惑った。結果、懐中庭園は槍雲そううんとなったのだ。これで1人正気に戻ったのだ。

残り5人

殺戮編　完