蜜を吸われて嬉しくなるツンデレな精霊の話

白木 白亜

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前編 少年と精霊

7,一人で

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 ライアは物欲しげにアーロルの指を見ている。

「ん? どうしましたか?」

「い、いや、その……まだ蜜出してもいいわよ……」

「あ、いえ、僕もちょうどこの辺でいいかと思っていたので大丈夫ですよ。」

 しかし、ライアはかなりいい感じになっているところで止まってしまい、とてももどかしい状態にある。

 実際のところアーロルも彼女の朱色の割れ目がヒクッヒクッと動いているのをしっかり見ている。

「あ、あのっ……う……」

「まさか、気持ちよくなっちゃってやめてほしくない、なんてことありませんよね?」

「あっあるわけないでしょ!」

 しかしそういいながらもライアは自分の足を一向に閉じようとせず、アーロルに向けてその陰門を開いたままだ。

 それを時々アーロルはチラリチラリと見ている。

(まって、なんかアーロルに見られるだけで……)

 こぷり。

「あれ? なんか蜜が垂れていません? 僕何もしていないのに不思議だなぁ……」

「知らないわよ! 見てないで早く舐めなさいよ!」

「はーい。」

 そういうとアーロルは彼女の陰門付近に吸い付き、陰門から滴る芳醇な液体を一気に吸い込んだ。

「あっ!」

 少し焦らされたせいで余計に感じやすくなっているライア。

 しかしまたすぐにアーロルは彼女から離れてしまった。

「すごいですね、ここ、何もしていなくてもこんなにぴくぴくしちゃうものなんですね!」

「い、いやっ、見ないで、お願いだから……」

「じゃあ足を閉じたらいいんじゃないですか?律儀にライアの可愛いところを見せなくても……」

「~~~~ッッッ!!?」

 顔を真っ赤にしながら足を閉じたライア。

「では、僕は今から少しだけこの周辺を探索してきますね!」

「え? あ? ちょっと!?」

 ライアが呼び止める間もなくアーロルはその場を立ち去ってしまった。

「ひどい……こんな状態でアタシを放っておいて……」

 彼女の蜜壺は未だ揺れ動き、少しずつ新しい蜜で満たされていく。

 そして、無意識にか彼女は自分で淫裂の外側に触れた。

「んっ」

 今までこんな場所を自分で触れたことは一切ない。というよりここを触られると気持ちよくなってしまうということ自体を知らなかったのだ。

「ダっダメなのに、こんなのダメなのに……ああっ」

 ライアは自分の指を浅くその裂け目に沈め、少しだけ動かしてみる。

「んんっんっ……」

(ああ、まって、なんでこんなに気持ちいいの……?)

彼女は目を瞑ってアーロルにされているところを想像してしまった。

「あっああっダメ、それ以上は本当にダメなの……んっんっんんんっ」

 ここでライアはあることに気が付いた。

 今、一人でしてしまっているがこれでは蜜がこぼれてなくなってしまうだけではないか、と。

 急いで彼女は近くにあった竹で作ってあったコップを用意した。

「これでアーロルも文句ないわね……んっんっ……」

 なんだかんだと優しいライア。

「あっあああ………またキちゃう……ああ、だめっだめえええ!!! ああんっあああ!!……んっんっんんっんっ」

 ビクンビクンと体を揺らしながら彼女は一人で達してしまった。

 コップにピュッピュッっと蜜が入っていく。

 その時だった。

「あれ? ライア、一人でナニしてるんですか???」
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