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第4章 聖女の近侍、ラネル

30,来店

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 しばらくアメリアを休ませたあと彼女はシャワー室で体を洗い流す。



 もはやここで一人でするのも公認になってしまっている。



 シャワー室から出て学校の制服を着る。



「ふぅ。今日もよかったです。ありがとうございました。」



 徐々に寒さも厳しくなってきて服も厚手になってくる時期。



 アメリアもコートを着ているのに、コートから覗かせる足は生足だ。



「アメリアちゃん、それ寒くないの?」



「え? あ、いや、寒いですけど、ファッション的に……」



「うーん、どの世界でも共通なんだなそこは。不思議だ。」



「?」



「あははは、何でもないよ。それじゃあ、最後にちょっと体を温めるツボを押してあげよう。」



「そんなのあるんですか?」



「最近見つけたんだけどね。」



 そういってタツシはアメリアの横に立膝で座ると、左手を腰にあて、右手を丹田の近くに置き――





「あっ♡ 待ってっ いやっそこはっそんなっ♡」



「ん? 大丈夫? 体あったまるでしょ?」



「いやっ温まりますけど違っ……」



「体震えているけど大丈夫?」



「あっそんなっいやああああ! ああんっ♡ あん♡ こんなっ……♡ああぁぁ……気持ちいぃぃ……」



(やった! アメリアちゃんにもできたぞ!)



 この秘密のツボは体格の大きい人ほど成功しやすく、初めてタツシが行使したのはクレナに対してだった。



 アメリアはタツシが手を掛ける女子の中でも一番小さいのでできるか不安だったがどうやら大丈夫だったようだ。



 快楽を子宮から絞り出すようなその指圧を受けてアメリアは腰を抜かす。



「あれ? 大丈夫? ちょっと!? 立てる?」



「アア♡ 立てなくなりましたぁ……すみません……」



「ちょっとぉ……仕方ない、上まで運んであげよう。彼氏さんには秘密ね。」





 いつかの時みたいにお姫様抱っこで運ばれるアメリア。ちなみに、結局アメリアは自分から願い出て常時スライムを膣の中に入れている。



 さらにその奥に魔力を流すと震える玉まで入れている。



 これらを全部入れておくと何かと都合がいいのだ。



 魔力を流すと震える玉は本来魔力を蓄えるときに使う。これに日頃から魔力を蓄えまくっているおかげでいざという時に無限に魔法を使えてしまう。



 さらに膣を塞ぐスライムがいることで玉が膣から出てしまうこともない。



 おかげで実習のある日は大概このセットが膣内に入っている。



 もちろんオナニーするときもこのセットだ。



 時々スライムが暴走してアメリアが何も命じていなくても動いてしまいみんながいるところで絶頂してしまうのだがそれにも慣れてしまった。



 なんだかんだで誰にもバレていないところから彼女の苦労が伺える。



「じゃあね、気を付けてね~。体冷やさないようにね?」



「はい! さようなら~」





 手を振って元気に店を出ていくアメリア。



「さてさてさて、ふふふ、夜が楽しみだなぁ」







 夜になった。黒い厚手のコートを着てスライムリフレに訪れる人物が一人。



「ようこそお越しくださいました、ラネルさん。本日はどのようなコースを取りますか? 特別優遇券があればどのコースでもタダでお取りになれますよ」



「そうですか、ええと……おなかの辺りがちょっと調子が悪いのでそこら辺を重点的にマッサージしたいです。」



「分かりました。ではこの『重点指圧コース』で腹部をしっかりマッサージしましょう。ラネルさん、侍女として働いている方に多いのですが、肌荒れなどに悩んでいませんか?」



「あ、確かに……」



 ラネルは自分の手を見る。



「それもうちで治せるので、治しちゃいましょう。では『オイルマッサージコース』との複合で行きましょう。こちらへどうぞ。」



 比較的狭い部屋にラネルを案内する。



「あ、あのっ……タツシ様、お手洗いはどこにありますか?」



(う~ん、お客さんにタツシ様って呼ばれると違和感しかないけど……ラネルさんはこのままのほうがいいかな~~)



「この通路の突き当り右手にありますよ。では用が済んだらこの部屋にお入りくださいね。」



「分かりました。ありがとうございます。」



 ラネルはそういうとタツシに言われた通りの場所へ行き、トイレに入る。



「トイレまで豪華なんだ……」



 現代日本で一般的なトイレだが、もちろんこの世界にはない。



 丁寧に使い方が書かれた紙まで貼ってあって誰でも簡単に使えるようになっている。



 そしてこのトイレはウォシュレット付きなのだ。



 と言ってもタツシは機械などを作るのはめんどくさすぎてやらないため、噴水する機構は全てスライムがそれっぽく擬態したものだ。



 使用者がボタンを押すとスライムが擬態しているノズルが便器の淵から出てきて水流を流す。



 それだけである。



 しかし、タツシがなぜわざわざこんな設備を作ったのかという理由はもはや一つしかないだろう。



 ラネルは恐る恐るボタンを押した。



「あ、これ楽ですね……とても衛生的……」



 程よい勢いで射出される水流に体を当てているラネル。



 だが、次第にその水流はあてるところを変えていく。



 彼女のぴっちり閉じた割れ目をなぞるように水流を当て始めた。



「ぁっ………」
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