【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話

白木 白亜

文字の大きさ
207 / 243
第5章 慈愛の聖女、クラリス

40.私、どうしてこんなに〇になっちゃったの!?

しおりを挟む
「いや……なんで……」

 クラリスは自分の股がかなり濡れていることに気が付いた。

 なお、後にタツシが映像で確認することだが、タツシがクラリスを放って眠った後、クラリスは1時間以上自分の股を弄り続けた。

 しかし寝ているせいで筋肉に力が入らなかったのか、ついに絶頂しないまま力尽きた。

 さらに数時間後スライムが体力を回復し、今に至る。



「んん!!……だめ、我慢しなきゃ……んっ」

 すぐ隣にタツシがいる。それなのにどうしてもオナニーしたくなってしまう。

〈いやっやめなきゃ! こんなのだめぇ……あ♡〉

 すぐにでもやめなければいけないのに、つい続けてしまう。

 自分では気が付いていないが、彼女は背徳感を快感に変換してしまっているのだ。

〈はあ、はあ、はあ……タツシ……タツシ……〉

 彼女は右手で自分の股をさすりながら、左手でタツシの手をつかむ。

 そして頭を摺り寄せていく。

〈ん……ぁんっ………ん……だめ……だめなの……ん……〉

 だめ、といいながらも刺激をし続けるクラリス。

〈私、どうしてこんなにHになっちゃったんだろう?〉

 クラリスには全く原因が分からない。タツシは清楚な人が好きだと言っていたから、自分からHになるなど望むはずはない。

 クラリスはまさか媚薬などといういかがわしいものが使われているなどとは考えていない。


 その結果、ある意味当たり前ともいえる考えに辿り着いた。

〈私の体、早くタツシの子を欲しがっている……?〉

 そうか、そうだったのか。

 そう考えれば全くもって当然だ。

 ひょっとして自分は今まで恋をしてこなかったせいで知らなかったが、一般の人は皆好きな人の近くにずっといると自然にこうなるのではないだろうか。


 と、頭の回転の速いクラリスは一瞬でそこまで考えた。(残念ながら全くの誤答だが。)


 そのとき、思わずタツシの股間がある方を見てしまう。

 そして、一度だけ見たタツシの巨根を思い出し、思わずそれがある方向に手を伸ばしそうになり、慌てて引き戻した。

「いやっ……ぁっ……んっ」

 早く、少しでも早くタツシと繋がりたい。

 クラリスはこの日初めてそのことを明確に意識し始めた。

 彼とシたら、どれほど気持ちいいのだろうか。

 今までの生活も十分充実していたが、それでもどこかに大きな穴が開いている感覚は常に纏い続けていた。

 彼なら、きっと、それを埋めてくれるだろう。


 クラリスは抑えられない気持ちで弄り続けた。

 しっかりと防音魔法は使っているが、それでも見られたらおわりだ。


「アァ……あんっ♡……あっイク……」

 絶頂が近づいてくるのを感じると、クラリスはタツシの手に自分の左手を絡めた。


「あ…んあんあ♡んっっ……あっんあんあ♡ あっあ♡っん♡!!!!………はぁ………はぁ……」

 数時間昂っていたその体で、激しくイってしまったクラリス。



 そして、スライムから音声情報をしっかり受け取り、顔面の筋肉を一切動かさず内心だけニヤニヤしているタツシであった。
しおりを挟む
感想 80

あなたにおすすめの小説

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...