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最終章 ~それぞれの道~

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「いやあ!! さっきより、なんか………も…ぉぉうぅぅぅだ…ああめぇえぇぇっ」

 と言いながらも今のところ耐えているクラリス。

 スライムがドプドプと粘状の薬を分泌するせいでクラリスの膣内はひどいことになっている。

 例によってスライムがうまく液体を吸収するためドレスは汚れていないのだが。


「はぁ…はぁ……あ…ぁ…ぁ!あ……ああ」


 真っ赤な顔をしながら懸命に耐えるクラリス。

(うーん、参ったね……別にクラリスが負けちゃっても俺がシたいからしようと思ってたけど、まさかこんなにも強いとは……。

 性欲は強いはずなのに、それを押さえつける根性のほうがさらに強いってことだよな。)

 並大抵の精神力じゃない。

 すでに分かっていたことではあったが改めてクラリスのすごさを思い知ったタツシ。


 しかし、王城の中で淫乱な姿になっている王女を見てタツシ自身も耐えられなくなってきてしまっていた。


(あと2分か……俺も結構キツイなこれ……)

 普段は女の子の絶頂を見るのが大好きで、そのためなら多少自分の快楽を我慢できるという変態勇者なのだが、今回はあまりにも嫁が可愛すぎ、かつエロ過ぎて相当我慢できなくなっているようだ。


 ラスト1分で、スライムがいぼのついた触手で先端から気持ちよくなる薬を出しながらクラリスのGスポットを擦るという猛攻にも彼女は耐えきった。


「お、時間だね。どう? このマッサージ気持ちよかった??」

「はあぁ……はぁ……はぁ…」

 タツシがベッドの上に乗り、スカートをめくってびしょびしょになっているクラリスの割れ目を見る。

 その瞬間だった。

「ああ!! いやっ……んん!!!!!!! あ!!っんあっあ…!っあっあんっんんあ!…あ……ん!!」

 フシュっという音とともに潮を吹きながら、クラリスは盛大に絶頂した。

 タツシは全く触れておらず、ただ見ているだけだ。

「い、いや……みないで……」


 絶頂してうねっている状態のソコを見られるのは非常に恥ずかしいようだ。


 しかし、これまで絶頂に耐えきったクラリスにとって、絶頂に耐えなくていい時間というのはあまりにも甘美だった。

「あっあああっだめ……そんな……」

 結果、ただタツシがみているだけなのに短時間で二回目の絶頂に達しようとしている。


「ん? どうしちゃったの? 脚閉じないでもっと見せてよ~」

 クラリスの足を抑えてM字状に固定するタツシ。

 固定されてしまったせいで全く快楽を逃すことができなくなったクラリス。


「い………いいぃっやぁあぁ!あぁあ…あっあ…ぁああああ…ああぁぁぁっ!あ…ぁぁぁ!」

 挿入されてもいないのにイってしまう自分が恥ずかしすぎて、手で顔を覆いながらクラリスは二度目の絶頂に達した。
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