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テイマス国に許嫁のミア王女が来た。俺はまだ婚約するとは言ってないが…国の王同士の口約束は継続されていたようだ。
好き好んで俺と婚約したいとは思えない。まだ正式な婚約すらしていない彼女はテイマスにやってきた。王女を客殿に送り届けて城に戻り国王陛下に問いただせば、陛下は陽気に笑って俺に答えた。
「テイマス国にはお前がいる。王女はキラ国にいるときよりも拐われる心配がないだろう?それに互いをしるよい機会、婚約するかはその後決めればよいではないか。しばらくミア王女にはこの国に滞在してもらう。まあ、頑張りなさい。」
「はあ?」
「カイトよ、そう怒るな、フォッフォッフォッ。」
「俺は国の治安を守る役目がある、女性を相手にはできませんので。それでは失礼いたします。」
俺は職務に集中するだけだ。
しかし、ミア王女は今まで会った事の無い不思議な人だ…また拐われなければ良いが、王女は客殿に居れば安全だろう…そう客殿に居れば…
ん?大丈夫だろ?
††††††††††††††††††††
キラ国の王女、ミア・ナ・キラ。
テイマス国へ来て見るものすべて新鮮に感じている彼女はいまなにを思うのか。
「アンナ、城下町には何があるのかしら。」
「姫様、危のうございます。」
「もう、アンナは心配しょうね。」
ミアは客殿内に与えられた部屋の窓から、目を輝かせ…外の世界に心を弾ませるのだった。
テイマス国に許嫁のミア王女が来た。俺はまだ婚約するとは言ってないが…国の王同士の口約束は継続されていたようだ。
好き好んで俺と婚約したいとは思えない。まだ正式な婚約すらしていない彼女はテイマスにやってきた。王女を客殿に送り届けて城に戻り国王陛下に問いただせば、陛下は陽気に笑って俺に答えた。
「テイマス国にはお前がいる。王女はキラ国にいるときよりも拐われる心配がないだろう?それに互いをしるよい機会、婚約するかはその後決めればよいではないか。しばらくミア王女にはこの国に滞在してもらう。まあ、頑張りなさい。」
「はあ?」
「カイトよ、そう怒るな、フォッフォッフォッ。」
「俺は国の治安を守る役目がある、女性を相手にはできませんので。それでは失礼いたします。」
俺は職務に集中するだけだ。
しかし、ミア王女は今まで会った事の無い不思議な人だ…また拐われなければ良いが、王女は客殿に居れば安全だろう…そう客殿に居れば…
ん?大丈夫だろ?
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キラ国の王女、ミア・ナ・キラ。
テイマス国へ来て見るものすべて新鮮に感じている彼女はいまなにを思うのか。
「アンナ、城下町には何があるのかしら。」
「姫様、危のうございます。」
「もう、アンナは心配しょうね。」
ミアは客殿内に与えられた部屋の窓から、目を輝かせ…外の世界に心を弾ませるのだった。
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