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しおりを挟むキラ国にミアが戻り半年。
テイマス国からの使者が何度も城を訪れ…国王、ミアの側近が呼ばれ、極秘の会議が繰り返された…
宮殿内ミアの部屋。
今日も彼女はベッドに眠る体を置いて鳥となって朝の空の散歩に飛びたっていた。
テイマス国から何度も来ていた使者を見送る小鳥は風にのり上空、気流に乗り国境辺りまで来ていた。
ミアは時々任務で国境の偵察にくるカイト率いる騎士団を見つけては少し観察をしてカイトに自分の存在を気づかせてはまた、キラ国の城へと飛びたっのだった。
お昼。
キラ国の宮殿、ミアの部屋は度々悲鳴が響いていた。
「姫様ー!!」
「ん~アンナ。おはよう。」
「じゃないです!また出てましたよね!魂出てましたよね!」
「えっと…ふふふ。」
「姫様、今は大事な時期ですよ?無理はいけません!」
「アンナにはわかってしまうのね、ごめんなさい。もう半年もカイト様に直接会えないから…」
「見に行ったと?」
「少しだけ。」
「姫様、殿下から書面にてこちらにも報告は届いています!何度も来てますよ!わ、私は、私は姫様のお体になにかあっては生きていけません~!」
アンナはミアに抱きつき泣きじゃくり、心配をかけていることに反省したミアは、しばらく鳥になるのはやめようと心に決めたのだった。
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