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2章《旅・立》
(9)浄化の後に。
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天井の抜けた古城にフワンとアイは魔法を繰り出し、
現在は…
『手強いな娘。』
『フワンちゃんの中の人もね。』
僕は対峙するフワンちゃんの魔法《暗黒の爪》を放った手をとる。
爪を握り、一番至近距離のこの時…癒しの魔法を放った。
『癒しの風…』
僕の手は紅くにじむが…それよりも、フワンちゃんの救出。浄化の力も加わり、僕の暗黒の爪を握る手から青白い光の粒が舞い上がり、フワンちゃんを包んだ。
フワンちゃんの体に潜んでいた暗黒の魔石が体から現れ宙に浮くと…
『パリン!』
と弾けた。
僕が最後の仕上げにふらつくフワンちゃんを抱き締めて、浄化の魔法を注いだ。
一度眠るように目を閉じたフワンちゃんの体が青白く発光し、浄化が完了した。
『バシン!!』
天井のない古城上空にはシールドの透明な膜が張られて、ゼイヤさんは体当たりや火を吹いたり、
そこには彼女を黒魔女にした黒いマントの人物が膜の上でゼイヤさんと対等に闘っていた。
僕も多少疲労感もあり、そのままじっと、彼女を守るようにそれを見つめた。
闘うゼイヤさんは、黒い巨体のドラゴン。
僕の心臓はドキドキしていた。
現在は…
『手強いな娘。』
『フワンちゃんの中の人もね。』
僕は対峙するフワンちゃんの魔法《暗黒の爪》を放った手をとる。
爪を握り、一番至近距離のこの時…癒しの魔法を放った。
『癒しの風…』
僕の手は紅くにじむが…それよりも、フワンちゃんの救出。浄化の力も加わり、僕の暗黒の爪を握る手から青白い光の粒が舞い上がり、フワンちゃんを包んだ。
フワンちゃんの体に潜んでいた暗黒の魔石が体から現れ宙に浮くと…
『パリン!』
と弾けた。
僕が最後の仕上げにふらつくフワンちゃんを抱き締めて、浄化の魔法を注いだ。
一度眠るように目を閉じたフワンちゃんの体が青白く発光し、浄化が完了した。
『バシン!!』
天井のない古城上空にはシールドの透明な膜が張られて、ゼイヤさんは体当たりや火を吹いたり、
そこには彼女を黒魔女にした黒いマントの人物が膜の上でゼイヤさんと対等に闘っていた。
僕も多少疲労感もあり、そのままじっと、彼女を守るようにそれを見つめた。
闘うゼイヤさんは、黒い巨体のドラゴン。
僕の心臓はドキドキしていた。
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