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完結編
17話・恋人ですが居心地が良いので猫で居ます。
翌朝、リュイは母親たちと共に山を降りた。
「お母様はこれからどうするんですか?」
「そうね、あなたの無事もわかって安心したから、まずは町の妖精の塔に知人を訪ねてみるわ。」
リュイはこの時、妖精パルクが母親の古い友人だと知った。
「彼は私たち一族の遠縁の方なのよ?塔を1人で管理していると聞くし、働かせてもらおうかとおもうの。」
「そうなんだ。」
ハリスはそっとリュイに耳打ちをした。
「せっかくだから母親のいるこの町に滞在したらどうだ?落ちついたら僕のもとに戻って来たらいいから。」
リュイは首を横にブンブンと振り、ハリスの方へと振り向いた。
「あなたは私の恩人様で恋人にしてくれました。あなたのそばにいると決めたのですから、母の所在がわかった今、ここにながいはしません。」
「いいのかい?子猫ちゃん。」
「はい!」
こうしてリュイはハリスと共に王都へと帰ることに。リュイは母親にハリスの住まいを伝え住むところが決まれば手紙を送るよう約束して帰ったのだった。
町では馬車屋で馬車を借り(客を運ぶ商売をする。)行きと同じように馬車で王都へと向かった。
母親に見送られ、リュイはハリスのてを握り仲良く寄り添い、馬車は夕方には王都の討伐隊の兵士達が住む寮の前にたどり着いた。
ハリスが先に降りリュイはてを引かれて続いて降り、ハリスは御者に代金を支払うと、馬車は走り去った。
*
こうして二人は恋人として同棲になるかと思いきや、寮に戻ればお互いの目を見つめるのを合図に、リュイは猫になって伸びをした。すると、当たり前のようにハリスに抱き抱えられ、ハリスの部屋へ帰ってきたのだった。
まだまだ、二人の関係の進展は変わりそうにない予感?
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