神は生贄に愛を宿す

丑三とき

文字の大きさ
4 / 34
第一章:生贄

4.神の領域

しおりを挟む
「その質素なあだ名も気に入っているが、俺にはフェンリスという名がある。まぁ、好きな方で呼べ」

 そう言いながら、口で掛け布団を咥えて、私の首の辺りまで被せた。私は自分の体が清潔になっていて、真っ新なシャツとズボンを着用していることに気がついた。
 これも彼が着せてくれたのだろうか。


「フェン、リス…さん……」

「フェンリスでいい」

 狼なので表情は分からないし声色も一定だけれど、私が名を呼ぶと彼から満足したような感情が伝わってきた。

 塔の中では名前をつけると愛着が湧いてしまうと思い、実に簡素に"犬"と呼んでいた。それを気に入ったと言ってくれた。

「フェンリス……すみ、ませ……さっき、にげて…しつれい、な…たいどを……」

 先ほどまで怖がっていた自分が恥ずかしくなって、掠れる声を振り絞って謝った。彼……フェンリスは、威厳のある佇まいで私を見ながら、「謝るな」と言った。

「怖がるのも無理はない。お前を襲おうとした者らには制裁を課したので安心しろ。それより、名を教えてくれないか」

 あのままフェンリスが来てくれなかったら、私は……。考えたくもない未来に蓋を閉じ、名前を伝えた。

あまねと、いいます」

「アマネか。美しい名だ」

「ありがとう、ございます……たす、けて…くださり」

「そのような堅苦しい言葉遣いでは無かったろう。今まで通りでいい」

 暖炉で燃える薪の空気が膨張して爆ぜる音と、フェンリスの心地よい重低音の声が耳でちょうどよく混ざり合って、穏やかな多幸感に包まれた。

「……あり、がとう……」

 安心という感覚を、いつぶりに感じただろうか。果てしなく長い暗闇から掬い上げられたような安らぎに、不安からの解放に、耐えきれず声が詰まった。

 狼が人になったり、人が狼になったりする現象にはいまだに追いつけてはいないけれど、ここは異世界だ。そう言うことが起きてもおかしく無い世界なのかもしれない。

 そんなことよりも、私はただただ感謝を伝えたかった。安堵に包まれながら、何度もお礼を言った。

 
 狼姿のフェンリスは「無理に喋るな」と言い、私の気持ちが落ち着くのを待って傷の具合を見てくれた。

 器用に口や前脚で私の服をめくって包帯を取り替えたり、骨にダメージのありそうな部位には添木をしてくれた。さっき手をついた時に捻ってしまった手首も固定してくれた。

 そして汗をかいている部分は丁寧に拭って、傷の周りを清潔にしてくれた。

 傷を拭う時も包帯を巻く時ももこちらをしきりに窺いつつ、私が表情を歪めたらすぐに中断して、また和らいだら口と前脚を使って包帯をしめ、最大の配慮をしながら手当を続ける。


 その寡黙な様子に、塔の中で彼と過ごしている情景と重ねていた。

「…器用、だね……」

「そうか?」

「!」

 返事が返ってきたので、心臓がビクッと跳ねた。

「どうした、痛いか?」

「大丈夫、いたくない……」

 ほんとはちょっと痛いけど、それよりも嬉しさの方がまさった。

 返事が返ってきた。
 そうだ。私はずっとずっと彼の声を聞くのが夢だったんだ。彼とお話しするのが夢だったんだ。

 黙々と真剣に手当をしてくれていたのでついいつもの様子で話しかけていた。返事などなくても彼と話せるのが唯一の楽しみだった。

 でも、今は声が聞ける。

「ね、好きな、たべものって、なに?」

「突然何を………いや、そうだな、特別好みも苦手も無いが…アマネはどうだ」

 戸惑いながらもしっかりと応えてくれたフェンリスの声に、私の気持ちはどんどん弾んだ。

「んー、ふわふわの、パン」

「そうか。俺も好きだ」

「狼も、パンたべれるの?」

「何でも食う」

「そうなんだ……!」

 お話できてる、フェンリスとお話してる……!  まるで絵本の中の主人公に会ったみたいに私はテンションを上げた。体は動かせずとも、いっちょ前にテンションは上がるのだ。

 狼姿の彼に器用に手当てされるがままになりながら、私はお話を続けた。

「おなかと、せなか、どっち撫でられたら、嬉しい?」

「……そう、だな……あまり"撫でられる"という感覚に慣れていが……」

 頭を捻りながらフェンリスは考え、「お前に腹を撫でられたのは中々良かった」と答えた。

 ふーん、お腹派かあ。体が動くようになったら、たくさん撫でたいなあ。

「尻尾や、耳は?  あんまり好きじゃない?」

「尻尾と耳は性感帯だ」

「!!……そ、それは、たいへんしつれいしました」

「問題ない」

 すん、と澄ましているのはいつも通り。だけど返事が返ってくる。ちょっと変な質問もしちゃったけど、私はほくほくと心をあたためながら、シュルシュルと口と前脚を使って器用に包帯を巻く様子を感心しながら眺める。


 ひと通り手当が終わり、掛け布団を咥え顎のあたりまでかけてくれた。

「ありがと、フェンリス」

 顔にかかった髪の毛をフェンリスの鼻先で整えられる。吐息がくすぐったかった。
 彼は「すぐに痛みが引く、もうしばらくの我慢だ」と言った。そんなにすぐに治るはずないけれど、子をあやすように優しく言われると、本当にすぐに治ってしまいそうだから不思議だ。

 そして、私から少し距離を取り、いきなり「俺はお前に謝らねばならない」と言った。

「……え?」

 四つ足で姿勢よく立ったフェンリスは綺麗に頭を下げる。

「まず、お前を救い出すのが遅くなってしまった。本当に申し訳ない」

「そんな。あやまらないで」

 なぜ助けてくれたのに謝るのだろう。言動を理解できず混乱していると、彼はこう続けた。

「アマネも知っての通り、俺はお前が塔に幽閉されていることを知っていた。だが助けることはしなかった。そのせいで長い間、苦痛を強いてしまった」

 助けられなかったって、そんなの当たり前だよ。
 軍人たちが居たし、下手したらフェンリスがやられちゃうかもしれない。

「フェンリスの…せいじゃ…」

「いや俺のせいだ。お前が人間たちに攫われ、あの塔へ連れてこられたのは、お前を土地神の生贄にするためだ」

「しってる…軍人のひとの話、きいた」

「その土地神というのが、俺のことだ」

「………え…」


 自分が生贄にされることは知っていた。だから塔の中に何年も何年も閉じ込められていた。土地神の生贄になるために。

 その土地神が、目の前にいるフェンリス?  ずっと、何年も私に寄り添って勇気をくれていた彼に……

「フェンリスに、私は、たべられるの……?」

 私の問いに彼は一瞬目を逸らしたが、再び力強くこちらを見据えた。

「俺はアマネを食わないし殺さない……が、これから運命を強いてしまうことに変わりはない」

 フェンリスがあまりに苦しそうな顔をするので、私は無意識に手を伸ばし、彼の鼻先に触れていた。
 マズルを掻くように撫で、それから喉元や頬をを愛でた。
 ふわふわのサラサラだ…いつもと変わらない感触に、心が落ち着く。

「だいじょうぶ……ぜんぶ、おしえて…」

 もうあの塔に戻らなくていいならフェンリスの生贄にされてもいい。好きにされていい。彼に思いを伝えると、ひとつずつ話し出した。

「この国では数百年前からヒデリが続き、人間は長い間苦しみ続けている。私が土地神になったのはほんの百と数十年前だが、その時には既にそういう状況だった」

「百、数十年……」

 そうか、フェンリスは神様だから長生きなんだ。私は彼を撫でる手を再開させた。

「ある時人間は、百年に一度起こる月暈げつうんの日に祭を開き、土地神に生贄を捧げることで豊作を願うようになった」

「げつ、うん……?」

「月の周りを囲うように光の輪が出現する現象だ。その現象が起こるのが、今宵だ」

「今日……。だから、私は今まで、塔に」

「そうだ。儀式が始まって数百年経ち、どう話がひん曲がったのか、『月暈の日に贄を捧げなければ神の怒りを買い土地が滅ぶ』というふざけた言い伝えに出来上がってしまった」

 苦虫を噛み潰したように、彼は悔しさの滲む声で呟いた。

「今からちょうど百年前、まだ俺が土地神となって間もない頃、初めて自分へ贄が捧げられようとしていることに気がついた。お前と同じ年頃の人間だった」

「その、人は、どうなったの?」

「俺は贄など要らん。お前と同じくあの塔に幽閉され不当な扱いを受けている人間を…逃した」

「じゃあ、助かったの?」

 フェンリスは、どこか自分を責めているように見えた。彼は続けた。

「間違いだった。塔の中で過ごし体力も削られた人間を逃したところで、逃げられる限界などたかが知れている。その人間は、逃げる途中で人間に捕らえられ、殺された。俺の元にはその亡骸が供えられた」

「……………そんな…」

 フェンリスの喉元を撫でていた手が、低い低い、耳では聞こえないほど低い唸りを振動で感じ取った。

「贄としての責務から逃げることは『神に対する冒涜』らしい。俺は冒涜された覚えなど無い。
どうすればあの人間が死なずに済んだのか、答えが出ぬまま百年の月日が経ち、アマネが来た」

 四つ脚で姿勢良く立っていた彼は後ろ脚を折り曲げ腰を落ち着けた。座った体勢で私の方へ顔を近づけ、撫でやすいよう移動してくれた。

「お前は既に弱っていた。百年前のようにただ逃したのでは、おそらく再び捕らえられる。同じ過ちを冒したくはなかった。俺が手引きをして人間の手が届かぬところまで連れ出してやればいいのでは無いか、そうも考えたが、アマネの体力がどこまでもつか想像もできなかった」

 フェンリスの鼻の横を指でかきかきすると、くすぐったそうに「ふん」と鼻息を吐いた。

「回復するまで匿おうとも考えた。神の領域は人間からは見えず、安全だ。しかしその考えもあえなく潰えた。一瞬でも神域に人間が足を踏み入れてしまうと、その者は丸一日経てば消滅してしまう」

「消滅……消えてしまうってこと?」

「……その通りだ。だから、贄に捧げられるまで待つしか無かった。一度俺のものになってしまえばそこから先は自由だ。これが一番の近道だと思い、アマネに長い間苦痛を強いた。そして、最後の最後で予期せぬことが起きてしまった」

「ぁ……」

 軍人に犯されそうになったのをもう一度思い出し恐怖に身を奪われそうになるも、フェンリスの頭を撫でると不思議なことに心がすとんと落ち着いた。

 そして私は、先ほどより彼を撫でる手がスムーズに動いていることに気がついた。目が覚めたら時には身じろぐのも精一杯だったのに、こうして彼に手を伸ばして、好き勝手に撫でている。

 心なしか、体も少し軽い気がする。

 目の前で手のひらを開いたり閉じたりして体の感覚を確かめていると、フェンリスが、

「痛みが少しずつ和らいでいるのが分かるか?」

 と言った。

「うん……なんだかだんだん、楽になってる…。声も、出やすくなった」

「そうか……」

 私の喜びに反して、だんだんと項垂れていくフェンリス。なぜだろう。
 もしかすると、私の痛みや苦痛を吸い取って彼の身に移しでもしているのだろうか。

 神様ならありえるかもしれない。そういう力もあるのかもしれない。
 もしそうなら、早く辞めさせなければ。

「フェン…「すまないっ…!」」

 私が彼の名を呼ぶのより早く、苦しそうな声で謝罪を述べた。
 そして、もっと苦しそうな声で続けた。

「あの塔から連れ出した時、アマネは既に息絶える寸前だった。外傷のみならず栄養失調もあり、肺もやられていた」

「息、絶える……でも、今、ぜんぜん」

 体は辛いが、問題なく動いたり声を発したりできている。彼が助けてくれたのだろう。私は自分の無事と感謝を彼に訴えた。しかしフェンリスを取り巻く空気はずしりと重くなるばかりだった。

 そして私がなぜ一命を取り留めたのか、その理由を説明し始めた。

「……神域には、生物の回復力を高める"気"が流れている。この気に晒されれば身体の治癒力が増幅する。俺はお前を生かすために、神域に連れ込んでしまった。今、この場所がそうだ」

 耐えられないほど痛かった腕も脚も喉も、和らいでいる。"神域"がこんなに生活感溢れてて庶民的なところだとは予想外だけど、心が温まる神秘的な雰囲気はやけに居心地が良かった。

 そっか、だからだんだん楽になったんだ。

 でも神域にいるってことは……。

「私は、消えちゃうんだね」

 だから悲しそうな顔をしてくれていたんだね。

「でも、もういいんだ。塔の中にいる時からね、もう生贄でいいかなって、思ってたの。死んでも、消えても、もうあの塔に戻らなくていいなら、なんでもいい。最後に、幸せな思い出をありがとう……私は、このまま消えても…」
「その逆だ」

「……逆?」

 彼の言葉の意味がわからない。
 私の反芻に、フェンリスはさらに自責を滲ませながら続けた。

「私はお前に選択肢を与えることをしなかった。アマネ、お前は消えない。死なない。いや……死ねないんだ」

「それは、どういう……」

 薪のパチパチ爆ぜる音が、耳元でやけに大きく響いた。

「アマネを神域に連れて来たのは昨日の、ちょうど今と同じ刻。息絶える寸前だったお前は神域の気で回復し一命を取り留めた。が、蓄積された損傷が大きく中々目を覚まさなかった。このまま何もしなければ消えてしまう。だから俺は、お前に俺の血を飲ませた」

「血?」

「神が血を分け与えた者は"半神"となる。神と同じく永遠に生きる。果てしない生命を俺はお前の承諾も得ず、気持ちも確認せずに勝手に与えた。……消えて欲しく、なかったんだ」

 フェンリスの方が消えてしまいそうなくらい、弱々しい声だった。

「半神、」

 なんとかして状況を飲み込みたい私は脳みそをフルに回転させて彼の言葉を咀嚼するが、回復しているとはいえ疲労の残る心身では追いつかず、一気に襲ってきた眠気に抗えなかった。


 再び雲のように柔らかい意識の中へと落ちていった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件

白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。 最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。 いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。

猫を追いかけて異世界に来たら、拾ってくれたのは優しい貴族様でした

水無瀬 蒼
BL
清石拓也はある日飼い猫の黒猫・ルナを追って古びた神社に紛れ込んだ。 そこで、御神木の根に足をひっかけて転んでしまう。 倒れる瞬間、大きな光に飲み込まれる。 そして目を覚ましたのは、遺跡の中だった。 体調の悪い拓也を助けてくれたのは貴族のレオニス・アーゼンハイツだった。 2026.1.5〜

花屋の息子

きの
BL
ひょんなことから異世界転移してしまった、至って普通の男子高校生、橘伊織。 森の中を一人彷徨っていると運良く優しい夫婦に出会い、ひとまずその世界で過ごしていくことにするが___? 瞳を見て相手の感情がわかる能力を持つ、普段は冷静沈着無愛想だけど受けにだけ甘くて溺愛な攻め×至って普通の男子高校生な受け の、お話です。 不定期更新。大体一週間間隔のつもりです。 攻めが出てくるまでちょっとかかります。

愛していた王に捨てられて愛人になった少年は騎士に娶られる

彩月野生
BL
湖に落ちた十六歳の少年文斗は異世界にやって来てしまった。 国王と愛し合うようになった筈なのに、王は突然妃を迎え、文斗は愛人として扱われるようになり、さらには騎士と結婚して子供を産めと強要されてしまう。 王を愛する気持ちを捨てられないまま、文斗は騎士との結婚生活を送るのだが、騎士への感情の変化に戸惑うようになる。 (誤字脱字報告は不要)

異世界で高級男娼になりました

BL
ある日突然異世界に落ちてしまった高野暁斗が、その容姿と豪運(?)を活かして高級男娼として生きる毎日の記録です。 露骨な性描写ばかりなのでご注意ください。

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

処理中です...