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第一章:生贄
9.生贄儀礼③
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—————————side Fenris ————————
アマネにこの土地の歴史を説いた。豊穣の神の大罪、叡智の神の尽力と絶望。そして俺もまた、目の前の光景に絶望していた。
人々が俺を崇め、祈り、縋る姿に、自分の愚かさを思い知らされた。百年前と何も変わっていない。神に祈るのみでは人間は続かないというのに。
祈りが悪だとは言わない。祈りは尊きものであるし、人間にとって不可欠だ。しかし、神がこの世の全てで、何もかもを神に左右されているという考えはいずれ人間を滅ぼす。
このままではいけない。
切なさとも悔しさとも違う処理しきれない感情を抱いていると、アマネが俺に囁いた。
「フェンリス、あなたが一番、つらそうだよ」
アマネ。お前には全て見透かされている気がする。
彼が初めてこの土地に来た時、俺は昔世話になったある人物の姿を思い出した。その方も黒い髪をしていた。初めは、その方に似ている彼を一度直で見てみたいという興味もあったかもしれない。
しかし実際に塔の中でアマネを見つけた時、すでに弱り切ったこの小さな人間をどうすれば救えるか、俺はそればかり考えて過ごした。自分が一番辛いだろうに一匹の犬の怪我を労る心優しい彼を絶対に救いたい。
さらに彼を失いたくないという私欲のみで彼を半神にした俺を咎めず、「嬉しい」と言って俺の心を解かした。自分を塔に幽閉した人間を咎めず、「自分でもそうしたかもしれない」と言って全てを包み込んだ。
アマネこそ、俺よりも遥かに神の素質を持っている。
「アマネ……」
俺は、どうすればいいのだろうな。
そう弱音を吐きたくなる気持ちを抑えて、名だけを呼んだ。
彼は込み上げる感情をそのまま私にぶつけるように言った。
「私、フェンリスのそばにずっといたい。あなたを一人にしたくない。悲しい気持ちにさせたくない」
「……アマネ」
「私も一緒に考える。どうすれば良いのか、あなたの気が済むまで一緒に考えるから、側に置いて」
腕の中で震える小さな声がこれでもかと俺の耳を劈く。彼の長い睫毛が濡れ、月明かりに煌めいている。アマネの涙は、甘い匂いがした。
途端、湿気た空気を五感で感じ、天がわなないた。
しと、しと。
水滴が地面に染み込む音が聞こえたかと思うと、瞬く間に大地を均一に打つ絹糸のような雨が人々を包み込んだ。
アマネの目から溢れた涙と同じ、甘い匂いが辺り一面に広がった。
「アマネ……これは、まさかお前が……?」
声をかけても虚な目で何かの記憶を辿るように集中している。彼がどこか遠い場所に行ってしまいそうな焦燥感に、必死に名を呼び続けた。
「アマネ、……アマネ!」
「! ……フェン、リス…」
——ワァァァァァァッ!!!!
人間たちが、自分たちの上に降り注いでいるものの意味を理解し、一斉に歓声を上げた。
「雨……雨だぁぁ!!」
「恵みの雨だ…雨が降ったぞ!!」
「言われなくてもわかってらぁ! 見てみろ、こんなに服が濡れてやがる」
「地面もこんなに濡れてやがる!!」
「本当に、本当に雨が降った…!」
「土地神様のおかげだ」
「土地神様ぁ……ありがとうございます! ありがとうございます!!」
人間にとっては、この雨も神からの恩寵だというのか……。
このままアマネを生贄にしてしまっていいのだろうか。人間の中では今、「贄を授けた結果として雨が降った」という事になっている。
神の機嫌次第で大地が白にでも黒にでもなるという考えは正していかなければならない。
アマネの願いは全て叶えると言った。だが、彼を贄にすることは本当にアマネが望む結果を得られるのだろうか。
やはり、今アマネを贄にしてはいけない。
『しずまりなさい』
俺は、百年ぶりに人間に対して言葉を紡いだ。
「神の、御声が、聞こえる…」
「生きているうちに御声を聞くことができるとは……!」
「とうちゃん、あれが"かみさま"なの?」
「そうだよ。生贄をお捧げすれば、我々の土地をお守りくださるんだ」
……間違っている。
『贄は要らぬ』
「!? フェンリス……?」
人々の嘆美する小さなざわめきも、俺が贄を拒絶した途端すっと静まり返った。アマネは不安そうに驚き大きな黒い瞳で私を見上げた。
『贄など無くとも私はこの地を滅さん』
「な…っ!? なにを…」
「土地神様……それは、まことですか…」
「そんな、そんなことがあり得るのでしょうか…!」
人々は信じられないと言うような驚きと、微かな期待のこもった視線でこちらを見上げる。民衆のざわめきの中にカラ、と小石が数個ぶつかる音が見つかりそちらを見ると、赤子の握り拳大ほどの小石が二、三飛来し、アマネを目掛けて飛んできた。
「っ!」
あわやアマネにぶつかろうとしていた小石を払うと、年端もいかぬ子供が大声を上げた。
「ウソだ! ウソだ! 父ちゃんも母ちゃんも言ってたもん! "いけにえ"ないと、みんな死んじゃうって! そのひと、はやくいけにえになっちゃえ! はやく死んじゃえ!」
「ビリエル!! やめなさい!!」
「!……アマネ」
「大丈夫、当たってないから、大丈夫」
彼は小さく囁いた。
十にも達していないであろう子供が贄に対して敵意を剥き出しにする様子は、俺には異様に映った。しかしこれが人間の常なのだろう。
やはりこのままではいけない。彼を贄にしては、人間はここで終わってしまう。雨に濡れ冷たくなったアマネを守るように抱き込み、俺は民衆に声を発した。
『汝らから授かった此のアマネという少年、ありがたく貰い受ける。しかし、彼が贄となることは無い。我が半神として土地神の側に仕え、共に大地を守ることを約束する。もう一度言う。私は贄は望まぬ。贄を授からずとも、私が此の地を滅ぼすことは無い』
「フェン、リス……」
アマネは涙とも雨とも分からぬ雫を目に溜めながら、腕に強くしがみついてきた。
彼の呼吸が熱く荒くなっていることに気が付き、大衆をもう一度見渡して神域内へと転移した。
◆
小屋に戻り、早急に分厚い毛布で彼を包んで暖炉の近くに腰を下ろし抱き込んだ。
「ハァ、はぁ……けほっ、けほっ、」
「アマネ、すまない。まだ肺が弱っているというのに雨晒しにしてしまった」
「、だ、いじょ…ゲホっ、」
濡れた黒髪を掻き分けて頬に触れ、冷え切った皮膚を流れる水滴を拭った。少しでも力を強めれば脆く崩れ去ってしまいそうなほど痩せこけている小さな彼に、自分の体温の全てを与えるように抱擁を続ける。
カタカタと小さく歯を震わせる音が耳元に響く。毛布の上から体をさすり、彼に神域の気が行き渡るようにと祈りを込める。
「神である俺が、何に祈るというのか…」
もしかすると人間も、自身の祈りが迷走してしまわないよう、神という存在を祈りの行く先に当てがっているだけかもしれない。
「けほ、けほ」
「アマネ、辛いだろう。じき良くなる。もう少しの我慢だ」
「けほっ、…うん……フェン、リス?」
「ん? どうした」
「つき……かくれ、ちゃったね。きれいだったのに」
雨粒が打ち付ける窓の外では、月が雲に隠れてぼやけきっている。
「そうだな、百年に一度の月暈も、雨には勝てんらしい。人間も誰一人帰らず外で雨に打たれている」
「……あの、子……」
「あの子?」
「おこら、ないであげて。おねがい」
まるで彼自身が石を投げたあの子供自身かのように、自分が叱られたかのような声で許しを乞うた。
「分かった。怒らんから安心しろ」
「おとう、さんに…おこられてた? けほっ、けほっ」
アマネはあの子供が石を投げた時に父親に怒鳴られていたことを気にしているのだろう。
「問題ない。皆惑ってはいたが、雨に気を取られそれどころではなかった」
去り際に見た見た大衆の様子を伝えると、安心したように「よかった」とつぶやいた。
「アマネ、すまなかったな。お前の望みを叶えてやれなかった」
「ううん、私も、あれが正しいと、思った。今、生贄になったらダメだと思った」
「人間はこのままではいけない。アマネの言う通りだ」
「私、フェンリスと、一緒に……なんでも、するからね」
「………その話はお前が本調子になってからだ。今はゆっくり寝ろ」
「ん……あり、がと……」
アマネの気道の喘鳴が清澄になるまで、小さな背を撫で続けた。
◆
アマネにこの土地の歴史を説いた。豊穣の神の大罪、叡智の神の尽力と絶望。そして俺もまた、目の前の光景に絶望していた。
人々が俺を崇め、祈り、縋る姿に、自分の愚かさを思い知らされた。百年前と何も変わっていない。神に祈るのみでは人間は続かないというのに。
祈りが悪だとは言わない。祈りは尊きものであるし、人間にとって不可欠だ。しかし、神がこの世の全てで、何もかもを神に左右されているという考えはいずれ人間を滅ぼす。
このままではいけない。
切なさとも悔しさとも違う処理しきれない感情を抱いていると、アマネが俺に囁いた。
「フェンリス、あなたが一番、つらそうだよ」
アマネ。お前には全て見透かされている気がする。
彼が初めてこの土地に来た時、俺は昔世話になったある人物の姿を思い出した。その方も黒い髪をしていた。初めは、その方に似ている彼を一度直で見てみたいという興味もあったかもしれない。
しかし実際に塔の中でアマネを見つけた時、すでに弱り切ったこの小さな人間をどうすれば救えるか、俺はそればかり考えて過ごした。自分が一番辛いだろうに一匹の犬の怪我を労る心優しい彼を絶対に救いたい。
さらに彼を失いたくないという私欲のみで彼を半神にした俺を咎めず、「嬉しい」と言って俺の心を解かした。自分を塔に幽閉した人間を咎めず、「自分でもそうしたかもしれない」と言って全てを包み込んだ。
アマネこそ、俺よりも遥かに神の素質を持っている。
「アマネ……」
俺は、どうすればいいのだろうな。
そう弱音を吐きたくなる気持ちを抑えて、名だけを呼んだ。
彼は込み上げる感情をそのまま私にぶつけるように言った。
「私、フェンリスのそばにずっといたい。あなたを一人にしたくない。悲しい気持ちにさせたくない」
「……アマネ」
「私も一緒に考える。どうすれば良いのか、あなたの気が済むまで一緒に考えるから、側に置いて」
腕の中で震える小さな声がこれでもかと俺の耳を劈く。彼の長い睫毛が濡れ、月明かりに煌めいている。アマネの涙は、甘い匂いがした。
途端、湿気た空気を五感で感じ、天がわなないた。
しと、しと。
水滴が地面に染み込む音が聞こえたかと思うと、瞬く間に大地を均一に打つ絹糸のような雨が人々を包み込んだ。
アマネの目から溢れた涙と同じ、甘い匂いが辺り一面に広がった。
「アマネ……これは、まさかお前が……?」
声をかけても虚な目で何かの記憶を辿るように集中している。彼がどこか遠い場所に行ってしまいそうな焦燥感に、必死に名を呼び続けた。
「アマネ、……アマネ!」
「! ……フェン、リス…」
——ワァァァァァァッ!!!!
人間たちが、自分たちの上に降り注いでいるものの意味を理解し、一斉に歓声を上げた。
「雨……雨だぁぁ!!」
「恵みの雨だ…雨が降ったぞ!!」
「言われなくてもわかってらぁ! 見てみろ、こんなに服が濡れてやがる」
「地面もこんなに濡れてやがる!!」
「本当に、本当に雨が降った…!」
「土地神様のおかげだ」
「土地神様ぁ……ありがとうございます! ありがとうございます!!」
人間にとっては、この雨も神からの恩寵だというのか……。
このままアマネを生贄にしてしまっていいのだろうか。人間の中では今、「贄を授けた結果として雨が降った」という事になっている。
神の機嫌次第で大地が白にでも黒にでもなるという考えは正していかなければならない。
アマネの願いは全て叶えると言った。だが、彼を贄にすることは本当にアマネが望む結果を得られるのだろうか。
やはり、今アマネを贄にしてはいけない。
『しずまりなさい』
俺は、百年ぶりに人間に対して言葉を紡いだ。
「神の、御声が、聞こえる…」
「生きているうちに御声を聞くことができるとは……!」
「とうちゃん、あれが"かみさま"なの?」
「そうだよ。生贄をお捧げすれば、我々の土地をお守りくださるんだ」
……間違っている。
『贄は要らぬ』
「!? フェンリス……?」
人々の嘆美する小さなざわめきも、俺が贄を拒絶した途端すっと静まり返った。アマネは不安そうに驚き大きな黒い瞳で私を見上げた。
『贄など無くとも私はこの地を滅さん』
「な…っ!? なにを…」
「土地神様……それは、まことですか…」
「そんな、そんなことがあり得るのでしょうか…!」
人々は信じられないと言うような驚きと、微かな期待のこもった視線でこちらを見上げる。民衆のざわめきの中にカラ、と小石が数個ぶつかる音が見つかりそちらを見ると、赤子の握り拳大ほどの小石が二、三飛来し、アマネを目掛けて飛んできた。
「っ!」
あわやアマネにぶつかろうとしていた小石を払うと、年端もいかぬ子供が大声を上げた。
「ウソだ! ウソだ! 父ちゃんも母ちゃんも言ってたもん! "いけにえ"ないと、みんな死んじゃうって! そのひと、はやくいけにえになっちゃえ! はやく死んじゃえ!」
「ビリエル!! やめなさい!!」
「!……アマネ」
「大丈夫、当たってないから、大丈夫」
彼は小さく囁いた。
十にも達していないであろう子供が贄に対して敵意を剥き出しにする様子は、俺には異様に映った。しかしこれが人間の常なのだろう。
やはりこのままではいけない。彼を贄にしては、人間はここで終わってしまう。雨に濡れ冷たくなったアマネを守るように抱き込み、俺は民衆に声を発した。
『汝らから授かった此のアマネという少年、ありがたく貰い受ける。しかし、彼が贄となることは無い。我が半神として土地神の側に仕え、共に大地を守ることを約束する。もう一度言う。私は贄は望まぬ。贄を授からずとも、私が此の地を滅ぼすことは無い』
「フェン、リス……」
アマネは涙とも雨とも分からぬ雫を目に溜めながら、腕に強くしがみついてきた。
彼の呼吸が熱く荒くなっていることに気が付き、大衆をもう一度見渡して神域内へと転移した。
◆
小屋に戻り、早急に分厚い毛布で彼を包んで暖炉の近くに腰を下ろし抱き込んだ。
「ハァ、はぁ……けほっ、けほっ、」
「アマネ、すまない。まだ肺が弱っているというのに雨晒しにしてしまった」
「、だ、いじょ…ゲホっ、」
濡れた黒髪を掻き分けて頬に触れ、冷え切った皮膚を流れる水滴を拭った。少しでも力を強めれば脆く崩れ去ってしまいそうなほど痩せこけている小さな彼に、自分の体温の全てを与えるように抱擁を続ける。
カタカタと小さく歯を震わせる音が耳元に響く。毛布の上から体をさすり、彼に神域の気が行き渡るようにと祈りを込める。
「神である俺が、何に祈るというのか…」
もしかすると人間も、自身の祈りが迷走してしまわないよう、神という存在を祈りの行く先に当てがっているだけかもしれない。
「けほ、けほ」
「アマネ、辛いだろう。じき良くなる。もう少しの我慢だ」
「けほっ、…うん……フェン、リス?」
「ん? どうした」
「つき……かくれ、ちゃったね。きれいだったのに」
雨粒が打ち付ける窓の外では、月が雲に隠れてぼやけきっている。
「そうだな、百年に一度の月暈も、雨には勝てんらしい。人間も誰一人帰らず外で雨に打たれている」
「……あの、子……」
「あの子?」
「おこら、ないであげて。おねがい」
まるで彼自身が石を投げたあの子供自身かのように、自分が叱られたかのような声で許しを乞うた。
「分かった。怒らんから安心しろ」
「おとう、さんに…おこられてた? けほっ、けほっ」
アマネはあの子供が石を投げた時に父親に怒鳴られていたことを気にしているのだろう。
「問題ない。皆惑ってはいたが、雨に気を取られそれどころではなかった」
去り際に見た見た大衆の様子を伝えると、安心したように「よかった」とつぶやいた。
「アマネ、すまなかったな。お前の望みを叶えてやれなかった」
「ううん、私も、あれが正しいと、思った。今、生贄になったらダメだと思った」
「人間はこのままではいけない。アマネの言う通りだ」
「私、フェンリスと、一緒に……なんでも、するからね」
「………その話はお前が本調子になってからだ。今はゆっくり寝ろ」
「ん……あり、がと……」
アマネの気道の喘鳴が清澄になるまで、小さな背を撫で続けた。
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