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第97話 演習の終了
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ゾザデット帝国貴族学園の最期のカリキュラム、冬季実地演習は大きな混乱もなく無事終了を迎えた。
途中数回の魔物の襲撃に遭ったものの、Aランク冒険者たちの実力は本物だ。
軽い怪我を負ってしまう場面もあったが、大きな問題なく退けていた。
そして生徒たちも優秀だ。
お互いに協力し合い、わずかな範囲ではあるもののツンドラ地帯の調査までをも報告するレベルには仕上げていた。
そんな中、珍しい『トーボー鳥』という世界でも『有数の美食』とされる魔物が数体で襲ってきていた。
冒険者のみならず、過去に口にしたことのある貴族の子息たちですら興奮を抑えられなかった。
身が引き締まり溢れる甘い肉汁。
噛むほどに味を変えるその肉はまさに美食の極み。
あまりの旨さに感動したナナが食後一人でツンドラ地帯まで追いかけて行った時にはジナールとマキュベリアはため息をついたものだ。
その後、捕獲に成功したナナの『調理人S』のスキルが炸裂。
ご相伴にあずかったジナールとマキュベリアはつい言葉が漏れてしまっていた。
「ねえナナ…わたくしのお嫁さんにならない?……こんなに美味しいお肉、わたくし生まれて初めて食べましたわ……力も湧き上がるような…」
「うむ。わらわも同じ意見じゃ。まことに旨い。ナナよお主……胃袋を掴むその意味、分かっておろうな?」
狭いテント内。
逃げ場のないそこで、ナナは美女二人からの熱烈な求愛を受け詰め寄られる一幕も。
就寝時などは二人から距離を詰められ、あまりの色香に卒倒。
思わずパーティーメンバーの眠るテントに転移し、ラミンダに抱き着いてしまうほどだった。
「ん?…ど、どうしたのナナ?」
「うう、こわい。こわいよー…ラミンダ、匿って!」
「う、うん」
体を震わせ涙目のナナ。
余りの可愛さに実はラミンダもドキドキしていたのだが…
空気を読んだラミンダは優しくナナを抱き目を閉じた。
(……ナナ、めっちゃいい匂いがする……ふう)
まあ当然眠れるわけもなく。
翌朝、ずっと欠伸をするラミンダはルノークに訝しげに見られたものだ。
※※※※※
そんなこんながあったものの。
生徒91名、護衛の冒険者52名。
それからマキュベリアの魔力で加わった彼女と執事長であるアザースト、そして親衛隊長であるスフィナの3名を加え。
総勢146名は無事学園の講堂へと戻ってきていた。
※※※※※
「諸君、良く無事で帰ってきてくれた、改めて冒険者の皆に感謝を」
湧きおこる拍手。
中には目を潤ませている女生徒の姿もあった。
今回のカリキュラム―――
極限地帯での実地演習。
吊り橋効果なのだろう。
幾人かの女生徒は冒険者との身分違いの恋に落ちていたようだ。
「これで皆はすべてのカリキュラムを終了した。明日からは冬季の長期休暇に入る。君たちは最高学年、来年の春からはそれぞれの道へと進むだろう。どうか最後の3か月、ここでの生活を振り返り、自らの糧に変えて欲しい。それでは解散」
教頭の訓示が終わり、解放される生徒たち。
そんな中ラギルードがエルファスを呼び止めていた。
「エル、ちょっといいだろうか」
「……はあ。…なんでしょうか」
その様子をマキュベリアと皇女であるジナールはエルファスのすぐ近くで目を光らせる。
何故かコルン嬢も心配そうな眼差しをラギルードに向けていた。
そしてあっという間に人だかりができてしまう。
学園でも上位に位置するエルファスとラギルード。
侯爵という最上級の爵位に誰もが見惚れる美男美女。
当然注目されている組み合わせだ。
しかもただならぬ雰囲気。
俄然見つめる生徒たちの視線は圧を増していく。
「そ、その…婚約の解消……お、お前は良いのか?」
「…グラード侯爵令息様?大勢の前で言う事ではないのではなくて?……まあ、わたくしは構いませんけど」
「っ!?う、い、いや…だ、だが、お、俺は……」
実は学園に戻ったとき、すでに親書が届けられていた。
『問題なく解消した』と。
当然彼にも届いているはずだ。
「親書、届きましたでしょ?そういう事ですわ。……まあ友人としての会話は許します。でも金輪際、わたくしを婚約者などと思わないでくださいませ。グラード侯爵令息様。……間違ってもエルファス、ましてや愛称である『エル』呼び、以降はお控えくださいませ」
私の宣言に、生徒たちからどよめきが湧く。
「そ、そんな、エル…」
「言いましたよね?わたくしたちは他人。次からはレリアレード侯爵令嬢とお呼びくださいませ」
下を向いて唇をかみ、悔しそうに震えるラギルード。
そんな様子にナナは全く感情の動かない自身にわずかながら驚いていた。
(ああ、完全に終わったのね……寂しさすら感じないなんて…もともとこの方とは縁がなかったのだわ)
「…それではごきげんよう」
そう言い残しナナは背を向け歩き出す。
ジナールとマキュベリアもナナの横へいき一緒に教室へと向かった。
ざわめきが遠ざかる。
ナナことエルファス・レリアレード侯爵令嬢の婚約は今この瞬間、完全に終了した。
※※※※※
教室に戻り荷物をまとめ、ナナは前を向く。
その瞳にはすでに暗い感情は残されていなかった。
「ふう。本当にエルファス様はお強いのですね。わたくしなら泣いてしまいますわ」
そんな白々しい事を言うジナールにエルファスはジト目を向ける。
「カカッ。あの男では荷が重かろう。ナ、コホン。…エルファス嬢にはもっと良い男が現れる。わらわが保証しよう」
何故か同じクラスになっているマキュベリアがニタリと笑みを浮かべた。
「じゃあマキュ……マリア?一緒に帰りましょうか。ジナール様?ごきげんよう」
「むう。イケずですわ。わたくしもお供したいのに」
「……あなた公務があるでしょうが。ミュライーナ皇女殿下、まだ本調子ではないのでしょう?あなたが補佐してください。これはこの国に住む貴族としてのお願いです」
エルファスの言葉になぜかジト目を向けるジナール第2皇女殿下。
大きくため息をつきそっとエルファスの耳に顔を近づける。
「……報告はしてくださいましね?わたくしとて皇女。今回の件、父上には報告とその後の情報、わたくしにも義務があります」
「…はあ。……分かりました。ちゃんと報告します。だから今日は、ね」
「まったく。ナナは本当に酷い人です。……(わたくしをこんなに虜にして♡)……」
「ん?なんて?」
「…何でもありません。……それではごきげんよう」
言い残し教室を後にするジナール。
マキュベリアがおもむろにエルファスに問いかける。
「ふむ。どうするのじゃ?一度皇帝にも挨拶が必要じゃろう」
「あー、取り敢えずギルドかな。私もう疲れたのよね。ゆっくりお風呂に入りたい」
やれやれというように、首を回すエルファス。
「む?風呂じゃと?……ギルドという場所には風呂があるのじゃな?」
「うん。……ていうかあなた、可愛い女の子好きなのよね?…まさか一緒に入るとか言わないでしょうね?」
「ん?ああ。…心配はいらぬ。わらわとてそこまで淫乱ではないわ。それにわらわはれっきとした女よ。問題あるまい」
ふと想いを馳せるナナ。
美緒のギルド、おかしいくらい美女美少女が揃っている。
「……やっぱりあなた一人で入ってね。不安しかないから」
「酷い事を言うのう。まあ良いわ。それでは連れて行ってくれ」
「…あれ?アザーストさんとスフィナさんは良いの?」
「ん?お主本当に『オンオフ』が激しいの。もうすでにおるわ」
「っ!?……ああ。ホントだ」
気付けば二人のすぐ横に、アザーストとスフィナの二人が控えていた。
正直強いとはいえナナのかなりの格下。
警戒すらしていなかった。
「まったく。お主は大物じゃな。この二人とて、そうそうおるレベルではないじゃろうに」
「ハハ、ハ。……まあ、ギルドに行けばわかるよ?その二人、あそこだと真ん中くらいだと思う」
ナナの言葉に思わず固まるマキュベリア。
そしてその直後彼女は知ることになる。
ギルドというこの世の魔境を。
※※※※※
「んー、ここならいいかな。じゃあ私の手握ってくれる?アザーストさんとスフィナさんも。私の転移範囲、狭いのよね」
学園の踊り場。
すでに解散した今、ここには人の気配はなかった。
そうして4人、美緒の待つギルドへと転移していった。
途中数回の魔物の襲撃に遭ったものの、Aランク冒険者たちの実力は本物だ。
軽い怪我を負ってしまう場面もあったが、大きな問題なく退けていた。
そして生徒たちも優秀だ。
お互いに協力し合い、わずかな範囲ではあるもののツンドラ地帯の調査までをも報告するレベルには仕上げていた。
そんな中、珍しい『トーボー鳥』という世界でも『有数の美食』とされる魔物が数体で襲ってきていた。
冒険者のみならず、過去に口にしたことのある貴族の子息たちですら興奮を抑えられなかった。
身が引き締まり溢れる甘い肉汁。
噛むほどに味を変えるその肉はまさに美食の極み。
あまりの旨さに感動したナナが食後一人でツンドラ地帯まで追いかけて行った時にはジナールとマキュベリアはため息をついたものだ。
その後、捕獲に成功したナナの『調理人S』のスキルが炸裂。
ご相伴にあずかったジナールとマキュベリアはつい言葉が漏れてしまっていた。
「ねえナナ…わたくしのお嫁さんにならない?……こんなに美味しいお肉、わたくし生まれて初めて食べましたわ……力も湧き上がるような…」
「うむ。わらわも同じ意見じゃ。まことに旨い。ナナよお主……胃袋を掴むその意味、分かっておろうな?」
狭いテント内。
逃げ場のないそこで、ナナは美女二人からの熱烈な求愛を受け詰め寄られる一幕も。
就寝時などは二人から距離を詰められ、あまりの色香に卒倒。
思わずパーティーメンバーの眠るテントに転移し、ラミンダに抱き着いてしまうほどだった。
「ん?…ど、どうしたのナナ?」
「うう、こわい。こわいよー…ラミンダ、匿って!」
「う、うん」
体を震わせ涙目のナナ。
余りの可愛さに実はラミンダもドキドキしていたのだが…
空気を読んだラミンダは優しくナナを抱き目を閉じた。
(……ナナ、めっちゃいい匂いがする……ふう)
まあ当然眠れるわけもなく。
翌朝、ずっと欠伸をするラミンダはルノークに訝しげに見られたものだ。
※※※※※
そんなこんながあったものの。
生徒91名、護衛の冒険者52名。
それからマキュベリアの魔力で加わった彼女と執事長であるアザースト、そして親衛隊長であるスフィナの3名を加え。
総勢146名は無事学園の講堂へと戻ってきていた。
※※※※※
「諸君、良く無事で帰ってきてくれた、改めて冒険者の皆に感謝を」
湧きおこる拍手。
中には目を潤ませている女生徒の姿もあった。
今回のカリキュラム―――
極限地帯での実地演習。
吊り橋効果なのだろう。
幾人かの女生徒は冒険者との身分違いの恋に落ちていたようだ。
「これで皆はすべてのカリキュラムを終了した。明日からは冬季の長期休暇に入る。君たちは最高学年、来年の春からはそれぞれの道へと進むだろう。どうか最後の3か月、ここでの生活を振り返り、自らの糧に変えて欲しい。それでは解散」
教頭の訓示が終わり、解放される生徒たち。
そんな中ラギルードがエルファスを呼び止めていた。
「エル、ちょっといいだろうか」
「……はあ。…なんでしょうか」
その様子をマキュベリアと皇女であるジナールはエルファスのすぐ近くで目を光らせる。
何故かコルン嬢も心配そうな眼差しをラギルードに向けていた。
そしてあっという間に人だかりができてしまう。
学園でも上位に位置するエルファスとラギルード。
侯爵という最上級の爵位に誰もが見惚れる美男美女。
当然注目されている組み合わせだ。
しかもただならぬ雰囲気。
俄然見つめる生徒たちの視線は圧を増していく。
「そ、その…婚約の解消……お、お前は良いのか?」
「…グラード侯爵令息様?大勢の前で言う事ではないのではなくて?……まあ、わたくしは構いませんけど」
「っ!?う、い、いや…だ、だが、お、俺は……」
実は学園に戻ったとき、すでに親書が届けられていた。
『問題なく解消した』と。
当然彼にも届いているはずだ。
「親書、届きましたでしょ?そういう事ですわ。……まあ友人としての会話は許します。でも金輪際、わたくしを婚約者などと思わないでくださいませ。グラード侯爵令息様。……間違ってもエルファス、ましてや愛称である『エル』呼び、以降はお控えくださいませ」
私の宣言に、生徒たちからどよめきが湧く。
「そ、そんな、エル…」
「言いましたよね?わたくしたちは他人。次からはレリアレード侯爵令嬢とお呼びくださいませ」
下を向いて唇をかみ、悔しそうに震えるラギルード。
そんな様子にナナは全く感情の動かない自身にわずかながら驚いていた。
(ああ、完全に終わったのね……寂しさすら感じないなんて…もともとこの方とは縁がなかったのだわ)
「…それではごきげんよう」
そう言い残しナナは背を向け歩き出す。
ジナールとマキュベリアもナナの横へいき一緒に教室へと向かった。
ざわめきが遠ざかる。
ナナことエルファス・レリアレード侯爵令嬢の婚約は今この瞬間、完全に終了した。
※※※※※
教室に戻り荷物をまとめ、ナナは前を向く。
その瞳にはすでに暗い感情は残されていなかった。
「ふう。本当にエルファス様はお強いのですね。わたくしなら泣いてしまいますわ」
そんな白々しい事を言うジナールにエルファスはジト目を向ける。
「カカッ。あの男では荷が重かろう。ナ、コホン。…エルファス嬢にはもっと良い男が現れる。わらわが保証しよう」
何故か同じクラスになっているマキュベリアがニタリと笑みを浮かべた。
「じゃあマキュ……マリア?一緒に帰りましょうか。ジナール様?ごきげんよう」
「むう。イケずですわ。わたくしもお供したいのに」
「……あなた公務があるでしょうが。ミュライーナ皇女殿下、まだ本調子ではないのでしょう?あなたが補佐してください。これはこの国に住む貴族としてのお願いです」
エルファスの言葉になぜかジト目を向けるジナール第2皇女殿下。
大きくため息をつきそっとエルファスの耳に顔を近づける。
「……報告はしてくださいましね?わたくしとて皇女。今回の件、父上には報告とその後の情報、わたくしにも義務があります」
「…はあ。……分かりました。ちゃんと報告します。だから今日は、ね」
「まったく。ナナは本当に酷い人です。……(わたくしをこんなに虜にして♡)……」
「ん?なんて?」
「…何でもありません。……それではごきげんよう」
言い残し教室を後にするジナール。
マキュベリアがおもむろにエルファスに問いかける。
「ふむ。どうするのじゃ?一度皇帝にも挨拶が必要じゃろう」
「あー、取り敢えずギルドかな。私もう疲れたのよね。ゆっくりお風呂に入りたい」
やれやれというように、首を回すエルファス。
「む?風呂じゃと?……ギルドという場所には風呂があるのじゃな?」
「うん。……ていうかあなた、可愛い女の子好きなのよね?…まさか一緒に入るとか言わないでしょうね?」
「ん?ああ。…心配はいらぬ。わらわとてそこまで淫乱ではないわ。それにわらわはれっきとした女よ。問題あるまい」
ふと想いを馳せるナナ。
美緒のギルド、おかしいくらい美女美少女が揃っている。
「……やっぱりあなた一人で入ってね。不安しかないから」
「酷い事を言うのう。まあ良いわ。それでは連れて行ってくれ」
「…あれ?アザーストさんとスフィナさんは良いの?」
「ん?お主本当に『オンオフ』が激しいの。もうすでにおるわ」
「っ!?……ああ。ホントだ」
気付けば二人のすぐ横に、アザーストとスフィナの二人が控えていた。
正直強いとはいえナナのかなりの格下。
警戒すらしていなかった。
「まったく。お主は大物じゃな。この二人とて、そうそうおるレベルではないじゃろうに」
「ハハ、ハ。……まあ、ギルドに行けばわかるよ?その二人、あそこだと真ん中くらいだと思う」
ナナの言葉に思わず固まるマキュベリア。
そしてその直後彼女は知ることになる。
ギルドというこの世の魔境を。
※※※※※
「んー、ここならいいかな。じゃあ私の手握ってくれる?アザーストさんとスフィナさんも。私の転移範囲、狭いのよね」
学園の踊り場。
すでに解散した今、ここには人の気配はなかった。
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