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第百六十八話『朝日を求めて3』〇
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それから俺とルルニアは不在時の出来事を説明した。一刻も早く事態の解決に動こうということで話がまとまるが、即座には行動できなかった。
まだ王都に着いて一日すら経っておらず、気力も体力も尽きかけだった。襲撃を受けたら総崩れになるところだったが、幸い何も起きなかった。
「…………いつの間にか寝てたか」
カーテンの隙間から差し込む陽光で目が覚め、背を起こした。振動で隣で寝ていたルルニアが起きるが、顔に疲れが見えた。俺が眠りについた後も見張りをしていたようだ。
「少し仮眠を取るつもりだったんだが、すまなかった」
「人間は夜に寝る生き物ですし、我慢できなくなるのが普通です。こういう時は適材適所ですよ」
「何かあったら呼ぶし、朝食の時間まで寝てていいぞ」
「それもいいですが……ふぁ。昨夜の戦闘でだいぶ魔力を消費したので、エッチをしませんか?」
ルルニアは毛布をどけ、フカフカな枕を抱き込んだ。布地に頬と顎を沈み込ませる仕草と、透けた下着の先にある身体の輪郭に性欲が湧いた。
俺は四つん這いになり、ルルニアの上に覆い被さった。枕をどかそうとすると身体が左右に振られ、生娘のような赤面した表情を見せられた。
「大した役者だな」
「そそりました?」
額と額を押しつけて擦り、微笑みを交わした。触れ合うようなキスを何度もしているうちにルルニアの腕の力が抜け、枕を外すことが可能になった。
「……ふふ、朝はじゃれ合いエッチに限りますね」
ルルニアの発言に同意し、背中を抱きしめた。横向きの姿勢でベッドに寝転がると、下着から覗く膨らんだ乳房に意識が向いた。顔をうずめると両腕で抱きしめられ、頭をよしよし撫でられた。
ひとしきり胸の匂いを堪能すると、今度はルルニアが胸板に顔をうずめてきた。柔らかな髪に触れながら撫で返してやると、幸せそうな顔をしてくれた。その上でスンスンと匂いを嗅いできた。
「……すぅはぁ……ふぅ、グレイゼルの汗の匂いが……します」
「昨日は散々走り回ったからな。着替えれば良かった」
「……これが……いいんですよ。長旅の匂いも……素敵でした」
徐々に俺の腋の下へと鼻を移動してきた。抵抗ついでに尻を揉むと、ルルニアは小鳥のような声で鳴いた。指で穴の周辺に触れると表情がエッチになった。
「もう、そんなにお尻でエッチをしたいんですか?」
「余裕のないルルニアが見たくてな。昨日は指一本でアレだったから、今日は二本で試そうと思う。無理そうだって言うならやめるが、どうだ」
「サキュバスにその発言、挑発と受け取りますよ?」
ルルニアは不敵に笑い、俺の口に舌を入れた。並行してパンツの中にも手を滑り込ませ、勃起中の陰茎を慣れた手つきで揉んだ。
一分と掛からず固さが最大になり、ルルニアの口が離れた。次いでベッドの上でうつ伏せになり、両膝を立てて尻を持ち上げた。
「上でも下でも、お好きな方をどうぞ……♡」
どちらか片方など選べなかった。手始めに中指と薬指を膣口に挿れ、強めに中を擦った。ルルニアはベッドに顔を押しつけて喘ぎ、背筋を反らせて強めに潮を噴いた。
「はぁ……はぁ……、次は……どうされますか?」
「……決まってるだろ。そろそろ本番を始めるぞ」
愛液にまみれた手で陰茎を握り、思いっきりしごいた。前回のように尻の穴付近に精子を浴びせ、肉と肉のワレメに沿う形で陰茎を乗せた。
何度か股のワレメで陰茎を擦ることはあったが、今回は尻だ。快感以上に背徳的な絵面が興奮を高め、腰を振る速度が自然と増していった。
「お尻……熱いです。もっともっと強く擦って下さい……」
「はぁはぁ、ぐっ、あ、ぐ……ルルニア!」
「ん……ふぅ、あぅ!? グレイゼル……グレイゼルぅ!」
お尻を擦っているだけなのに感じていた。すぐに二回目を出してしまいそうになるが、寸前で耐えた。ルルニアにお願いして尻を広げてもらい、穴に亀頭を密着させた。
「……ひゃっ、ふぁ♡!? 熱いの……入って、ます……♡」
全部は入らず、穴の周辺に精液が溢れた。
これでも満足感は高いが、本番は今からだ。
俺は中指を構え、慎重な動きで尻の穴に挿れた。根本まで入ったところで腸壁がギュッと締まるが、抽挿を繰り返すうちにほぐれてきた。頃合いを見て薬指も挿れてみた。
「……ん!? 〝おっ、ぐ……んぁ!? 〝ひ、〝お〝お〝っ!??」
中指だけの時とは比べ物にならない圧があった。合図をしてから中をかき回してやると、全身に力が入った。足をきつく絞ってシーツを握りしめる姿に陰茎が暴れ狂った。
「……ふぅ!? ん……〝お〝う!? 変な声……出ちゃ……いや、〝ん〝お〝っ!!?」
「俺はその声が聞きたいんだ。そろそろ奥に行くが、壊れるんじゃないぞ?」
「……へ? これまだ奥じゃ……っ! 深……い、ぐっ、〝あ〝ぅ〝お〝んっ♡♡?!!」
「こら、腰を逃がそうとするな。聞き分けがないならお仕置きだぞ?」
グッチャグッチャと下品な音を立て、ルルニアの尻の穴をイジメてやった。グリグリと回転させてから指を一気に引き抜くと、腰がビグンと跳ね上がった。
「────ふぎっ♡!? 〝お〝ぅ〝ぃ!? 〝いぎ〝ま〝ひゅ♡♡♡!!?」
痙攣の止まらない尻を撫でていると、穴から精液が溢れてきた。抽挿の際に空気がたくさん入ってしまったのか、プピプチと可愛らしい音が聞こえてきた。
「……やぁ、聞かないで下さい。サキュバスはおなら……しなぃ……のに、うぅ……」
涙目な顔を見てタガが外れた。俺はルルニアを仰向けにし、時間の許す限り愛し合った。
まだ王都に着いて一日すら経っておらず、気力も体力も尽きかけだった。襲撃を受けたら総崩れになるところだったが、幸い何も起きなかった。
「…………いつの間にか寝てたか」
カーテンの隙間から差し込む陽光で目が覚め、背を起こした。振動で隣で寝ていたルルニアが起きるが、顔に疲れが見えた。俺が眠りについた後も見張りをしていたようだ。
「少し仮眠を取るつもりだったんだが、すまなかった」
「人間は夜に寝る生き物ですし、我慢できなくなるのが普通です。こういう時は適材適所ですよ」
「何かあったら呼ぶし、朝食の時間まで寝てていいぞ」
「それもいいですが……ふぁ。昨夜の戦闘でだいぶ魔力を消費したので、エッチをしませんか?」
ルルニアは毛布をどけ、フカフカな枕を抱き込んだ。布地に頬と顎を沈み込ませる仕草と、透けた下着の先にある身体の輪郭に性欲が湧いた。
俺は四つん這いになり、ルルニアの上に覆い被さった。枕をどかそうとすると身体が左右に振られ、生娘のような赤面した表情を見せられた。
「大した役者だな」
「そそりました?」
額と額を押しつけて擦り、微笑みを交わした。触れ合うようなキスを何度もしているうちにルルニアの腕の力が抜け、枕を外すことが可能になった。
「……ふふ、朝はじゃれ合いエッチに限りますね」
ルルニアの発言に同意し、背中を抱きしめた。横向きの姿勢でベッドに寝転がると、下着から覗く膨らんだ乳房に意識が向いた。顔をうずめると両腕で抱きしめられ、頭をよしよし撫でられた。
ひとしきり胸の匂いを堪能すると、今度はルルニアが胸板に顔をうずめてきた。柔らかな髪に触れながら撫で返してやると、幸せそうな顔をしてくれた。その上でスンスンと匂いを嗅いできた。
「……すぅはぁ……ふぅ、グレイゼルの汗の匂いが……します」
「昨日は散々走り回ったからな。着替えれば良かった」
「……これが……いいんですよ。長旅の匂いも……素敵でした」
徐々に俺の腋の下へと鼻を移動してきた。抵抗ついでに尻を揉むと、ルルニアは小鳥のような声で鳴いた。指で穴の周辺に触れると表情がエッチになった。
「もう、そんなにお尻でエッチをしたいんですか?」
「余裕のないルルニアが見たくてな。昨日は指一本でアレだったから、今日は二本で試そうと思う。無理そうだって言うならやめるが、どうだ」
「サキュバスにその発言、挑発と受け取りますよ?」
ルルニアは不敵に笑い、俺の口に舌を入れた。並行してパンツの中にも手を滑り込ませ、勃起中の陰茎を慣れた手つきで揉んだ。
一分と掛からず固さが最大になり、ルルニアの口が離れた。次いでベッドの上でうつ伏せになり、両膝を立てて尻を持ち上げた。
「上でも下でも、お好きな方をどうぞ……♡」
どちらか片方など選べなかった。手始めに中指と薬指を膣口に挿れ、強めに中を擦った。ルルニアはベッドに顔を押しつけて喘ぎ、背筋を反らせて強めに潮を噴いた。
「はぁ……はぁ……、次は……どうされますか?」
「……決まってるだろ。そろそろ本番を始めるぞ」
愛液にまみれた手で陰茎を握り、思いっきりしごいた。前回のように尻の穴付近に精子を浴びせ、肉と肉のワレメに沿う形で陰茎を乗せた。
何度か股のワレメで陰茎を擦ることはあったが、今回は尻だ。快感以上に背徳的な絵面が興奮を高め、腰を振る速度が自然と増していった。
「お尻……熱いです。もっともっと強く擦って下さい……」
「はぁはぁ、ぐっ、あ、ぐ……ルルニア!」
「ん……ふぅ、あぅ!? グレイゼル……グレイゼルぅ!」
お尻を擦っているだけなのに感じていた。すぐに二回目を出してしまいそうになるが、寸前で耐えた。ルルニアにお願いして尻を広げてもらい、穴に亀頭を密着させた。
「……ひゃっ、ふぁ♡!? 熱いの……入って、ます……♡」
全部は入らず、穴の周辺に精液が溢れた。
これでも満足感は高いが、本番は今からだ。
俺は中指を構え、慎重な動きで尻の穴に挿れた。根本まで入ったところで腸壁がギュッと締まるが、抽挿を繰り返すうちにほぐれてきた。頃合いを見て薬指も挿れてみた。
「……ん!? 〝おっ、ぐ……んぁ!? 〝ひ、〝お〝お〝っ!??」
中指だけの時とは比べ物にならない圧があった。合図をしてから中をかき回してやると、全身に力が入った。足をきつく絞ってシーツを握りしめる姿に陰茎が暴れ狂った。
「……ふぅ!? ん……〝お〝う!? 変な声……出ちゃ……いや、〝ん〝お〝っ!!?」
「俺はその声が聞きたいんだ。そろそろ奥に行くが、壊れるんじゃないぞ?」
「……へ? これまだ奥じゃ……っ! 深……い、ぐっ、〝あ〝ぅ〝お〝んっ♡♡?!!」
「こら、腰を逃がそうとするな。聞き分けがないならお仕置きだぞ?」
グッチャグッチャと下品な音を立て、ルルニアの尻の穴をイジメてやった。グリグリと回転させてから指を一気に引き抜くと、腰がビグンと跳ね上がった。
「────ふぎっ♡!? 〝お〝ぅ〝ぃ!? 〝いぎ〝ま〝ひゅ♡♡♡!!?」
痙攣の止まらない尻を撫でていると、穴から精液が溢れてきた。抽挿の際に空気がたくさん入ってしまったのか、プピプチと可愛らしい音が聞こえてきた。
「……やぁ、聞かないで下さい。サキュバスはおなら……しなぃ……のに、うぅ……」
涙目な顔を見てタガが外れた。俺はルルニアを仰向けにし、時間の許す限り愛し合った。
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