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第三十一話『村に活気の風を3』〇
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「ふふふふ、ポカポカしてきました」
ぴっちり閉じた太ももの空間に酒が溜まっていく。ルルニアは両手をテーブルについてのけ反り、下半身を前側に出して酒を飲みやすい姿勢を取った。
「家に帰ろうとしていたせいでお酒を楽しめなかったのでは? ここで目を覚ましているのは私たちだけ、だったら特別な一杯を味わいませんか?」
「誰かが来たらどうするんだ」
「そんなに時間は掛かりません。ここにあるお酒を飲めばそれで終わりです。グレイゼルが私のここを夢中で舐めれば五分も掛からずに終わります」
会話の途中で滴った水音が聞こえた。
ルルニアの太もも隙間から酒が漏れ、雫が足を伝って床に落ちる。失禁したような様相に自分の心の奥底にあった癖が刺激され、股間が少しずつ膨らみ始めた。
「ふふふ、私はいつでも構いませんよ」
減ってしまった分の酒が足され、早く飲むように促された。
自然と喉が鳴り、湖面の奥にあるワレメに目が釘づけになった。
町の酒場で触れたガラスのグラスより、ルルニアの足は極上な器だ。
「私はサキュバスですし、水浴びは毎日しています。そこらの町娘よりずっと綺麗な身体ですよ。いくら舐めてもいいんです」
「ルルニアを舐めるのが嫌なわけじゃない。そこに関しては今更だからな。ただこんな飲み方があるとは知らなくて戸惑って」
聞けば貴族で流行の飲み方だそうだ。
(……金と時間を持て余すとそんな発想にもなるのか)
引くのではなく感心した。少なくても俺は思いつけない。
「性の世界は無限なんです。見識を広めるため、まずは一口飲みましょう。常識や理性といったつまらない枷は、きっかけ一つで壊せるんです。私たちはそうやってここまで来たのでしょう?」
確かに色んなことをやってきた。これ以上時間は使えぬと言い訳し、俺はルルニアの前でかしづいた。白い太ももへと口を近づけていった。
嗅ぎ慣れたはずの酒の香りが性欲を高め、股間に血が集まっていく。ここにルルニアの体液が混ざっていると分かると、さらに興奮が湧いた。
「飲むぞ」
「どうぞ」
愛らしい喋り方に脳がくらりとする。
俺はグッと前かがみになり、酒の水面に舌で触れた。味や風味は普段と変わらずだが、酔いの回りが異様に早い気がした。身体が熱くてしょうがなかった。
「……っ、ふっ、気持ちいいですよ。グレイゼル」
舌を太ももからワレメに近づけ、酒を順調に減らしていった。
あと少しというところで酒が追加され、それも無心で飲んだ。
「もう、そんなに飲んだらすぐに無くなりますよ?」
「…………」
「お顔が真っ赤になってます。良い飲みっぷりで……んっ」
股ぐらに顔を突っ込んで底の酒を舐めると、太ももが開かれた。ルルニアは片手でワレメを開いて膣口を見せつけ、そこにも酒を垂らした。俺は望まれるがまま愛液と酒を味わった。
「あ……んんっ、あふっ! もっと奥……舌、入れて下さ、い。……今の私はお酒をつぐための器、壊れちゃうぐらい乱暴に……ひゃうん!?」
あえぎながらも余裕を崩さないルルニアに苛立った。だからワレメの上側にある包皮を剥き、一番敏感な突起……クリトリスを舌で丹念に舐めてやった。
「きゃっ、ひゃう!? それはまだ早く────ぃう!?」
サキュバスもここは弱いらしい。酒を追加するのも忘れて身をよじり、快楽から逃れようと腰を引く。性行為中に有利を取れたのは初めてであり、高ぶる感情のまま攻めを続けた。
「い、いひゅ!? そこダメ、い、いっちゃいま、す! 大きい声、出ちゃう! 耐えられ……ひゃぁう!? はっ、はう……はふぅ……」
ルルニアの足がビンと跳ね、ワレメから潮が噴く。俺は上がったままの足をより高い位置に持ち上げ、足の付け根から足首までを順に舐めていった。
「私の足……お好き……です?」
「あぁ、好きだ。白くて細くてしなやかで、そこらの芸術作品じゃ勝負にならない」
「……お上手、ですね。嬉しい……です」
手を離すと足がくたりと下がった。
これ以上時間を使うのは危ないため、名残惜しさを感じつつも服を着直した。だがルルニアは座ったままの状態で動かず、再度太ももを広げた。
「さすがにこれ以上は……」
ダメだ、と言おうとした。だがルルニアの目には性への欲求が色濃く映っていた。絶頂の余韻を経てもなお満足できぬらしく、鼻息を荒げながら膣口を指で広げている。
何を求め期待されているのか察し、ズボンの中で静まったはずの陰茎が暴れるように勃起した。いい加減この場を離れるべきなのに、挿入したい欲求に抗えなくなった。
「それをしたら死ぬかもしれないんじゃなかったのか」
「最近は調子が良いんです。……それに」
「それに?」
「ここまで来て、今更やめられますか?」
「正直言えばやめたくない。挿れられるなら挿れたい」
出会いから今日まで色々あったが、中に入れたことは一度もない。
許可があれば挿れるのにと、何度もそんな思考に翻弄されてきた。
「許しがあるなら挿れるぞ。本当に後悔しないか?」
ルルニアは即答でコクリと頷いた。俺は亀頭を膣口に近づけ、先端を穴に密着させた。ようやくここより先に行けると、そう勇んだ時のことだった。
ぴっちり閉じた太ももの空間に酒が溜まっていく。ルルニアは両手をテーブルについてのけ反り、下半身を前側に出して酒を飲みやすい姿勢を取った。
「家に帰ろうとしていたせいでお酒を楽しめなかったのでは? ここで目を覚ましているのは私たちだけ、だったら特別な一杯を味わいませんか?」
「誰かが来たらどうするんだ」
「そんなに時間は掛かりません。ここにあるお酒を飲めばそれで終わりです。グレイゼルが私のここを夢中で舐めれば五分も掛からずに終わります」
会話の途中で滴った水音が聞こえた。
ルルニアの太もも隙間から酒が漏れ、雫が足を伝って床に落ちる。失禁したような様相に自分の心の奥底にあった癖が刺激され、股間が少しずつ膨らみ始めた。
「ふふふ、私はいつでも構いませんよ」
減ってしまった分の酒が足され、早く飲むように促された。
自然と喉が鳴り、湖面の奥にあるワレメに目が釘づけになった。
町の酒場で触れたガラスのグラスより、ルルニアの足は極上な器だ。
「私はサキュバスですし、水浴びは毎日しています。そこらの町娘よりずっと綺麗な身体ですよ。いくら舐めてもいいんです」
「ルルニアを舐めるのが嫌なわけじゃない。そこに関しては今更だからな。ただこんな飲み方があるとは知らなくて戸惑って」
聞けば貴族で流行の飲み方だそうだ。
(……金と時間を持て余すとそんな発想にもなるのか)
引くのではなく感心した。少なくても俺は思いつけない。
「性の世界は無限なんです。見識を広めるため、まずは一口飲みましょう。常識や理性といったつまらない枷は、きっかけ一つで壊せるんです。私たちはそうやってここまで来たのでしょう?」
確かに色んなことをやってきた。これ以上時間は使えぬと言い訳し、俺はルルニアの前でかしづいた。白い太ももへと口を近づけていった。
嗅ぎ慣れたはずの酒の香りが性欲を高め、股間に血が集まっていく。ここにルルニアの体液が混ざっていると分かると、さらに興奮が湧いた。
「飲むぞ」
「どうぞ」
愛らしい喋り方に脳がくらりとする。
俺はグッと前かがみになり、酒の水面に舌で触れた。味や風味は普段と変わらずだが、酔いの回りが異様に早い気がした。身体が熱くてしょうがなかった。
「……っ、ふっ、気持ちいいですよ。グレイゼル」
舌を太ももからワレメに近づけ、酒を順調に減らしていった。
あと少しというところで酒が追加され、それも無心で飲んだ。
「もう、そんなに飲んだらすぐに無くなりますよ?」
「…………」
「お顔が真っ赤になってます。良い飲みっぷりで……んっ」
股ぐらに顔を突っ込んで底の酒を舐めると、太ももが開かれた。ルルニアは片手でワレメを開いて膣口を見せつけ、そこにも酒を垂らした。俺は望まれるがまま愛液と酒を味わった。
「あ……んんっ、あふっ! もっと奥……舌、入れて下さ、い。……今の私はお酒をつぐための器、壊れちゃうぐらい乱暴に……ひゃうん!?」
あえぎながらも余裕を崩さないルルニアに苛立った。だからワレメの上側にある包皮を剥き、一番敏感な突起……クリトリスを舌で丹念に舐めてやった。
「きゃっ、ひゃう!? それはまだ早く────ぃう!?」
サキュバスもここは弱いらしい。酒を追加するのも忘れて身をよじり、快楽から逃れようと腰を引く。性行為中に有利を取れたのは初めてであり、高ぶる感情のまま攻めを続けた。
「い、いひゅ!? そこダメ、い、いっちゃいま、す! 大きい声、出ちゃう! 耐えられ……ひゃぁう!? はっ、はう……はふぅ……」
ルルニアの足がビンと跳ね、ワレメから潮が噴く。俺は上がったままの足をより高い位置に持ち上げ、足の付け根から足首までを順に舐めていった。
「私の足……お好き……です?」
「あぁ、好きだ。白くて細くてしなやかで、そこらの芸術作品じゃ勝負にならない」
「……お上手、ですね。嬉しい……です」
手を離すと足がくたりと下がった。
これ以上時間を使うのは危ないため、名残惜しさを感じつつも服を着直した。だがルルニアは座ったままの状態で動かず、再度太ももを広げた。
「さすがにこれ以上は……」
ダメだ、と言おうとした。だがルルニアの目には性への欲求が色濃く映っていた。絶頂の余韻を経てもなお満足できぬらしく、鼻息を荒げながら膣口を指で広げている。
何を求め期待されているのか察し、ズボンの中で静まったはずの陰茎が暴れるように勃起した。いい加減この場を離れるべきなのに、挿入したい欲求に抗えなくなった。
「それをしたら死ぬかもしれないんじゃなかったのか」
「最近は調子が良いんです。……それに」
「それに?」
「ここまで来て、今更やめられますか?」
「正直言えばやめたくない。挿れられるなら挿れたい」
出会いから今日まで色々あったが、中に入れたことは一度もない。
許可があれば挿れるのにと、何度もそんな思考に翻弄されてきた。
「許しがあるなら挿れるぞ。本当に後悔しないか?」
ルルニアは即答でコクリと頷いた。俺は亀頭を膣口に近づけ、先端を穴に密着させた。ようやくここより先に行けると、そう勇んだ時のことだった。
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