エッチな精気が吸いたいサキュバスちゃんは皆の癒しの女神

のっぺ

文字の大きさ
31 / 170

第三十一話『村に活気の風を3』〇

しおりを挟む
「ふふふふ、ポカポカしてきました」
 ぴっちり閉じた太ももの空間に酒が溜まっていく。ルルニアは両手をテーブルについてのけ反り、下半身を前側に出して酒を飲みやすい姿勢を取った。

「家に帰ろうとしていたせいでお酒を楽しめなかったのでは? ここで目を覚ましているのは私たちだけ、だったら特別な一杯を味わいませんか?」
「誰かが来たらどうするんだ」
「そんなに時間は掛かりません。ここにあるお酒を飲めばそれで終わりです。グレイゼルが私のここを夢中で舐めれば五分も掛からずに終わります」

 会話の途中で滴った水音が聞こえた。
 ルルニアの太もも隙間から酒が漏れ、雫が足を伝って床に落ちる。失禁したような様相に自分の心の奥底にあった癖が刺激され、股間が少しずつ膨らみ始めた。

「ふふふ、私はいつでも構いませんよ」

 減ってしまった分の酒が足され、早く飲むように促された。
 自然と喉が鳴り、湖面の奥にあるワレメに目が釘づけになった。
 町の酒場で触れたガラスのグラスより、ルルニアの足は極上な器だ。

「私はサキュバスですし、水浴びは毎日しています。そこらの町娘よりずっと綺麗な身体ですよ。いくら舐めてもいいんです」
「ルルニアを舐めるのが嫌なわけじゃない。そこに関しては今更だからな。ただこんな飲み方があるとは知らなくて戸惑って」

 聞けば貴族で流行の飲み方だそうだ。
(……金と時間を持て余すとそんな発想にもなるのか)
 引くのではなく感心した。少なくても俺は思いつけない。

「性の世界は無限なんです。見識を広めるため、まずは一口飲みましょう。常識や理性といったつまらない枷は、きっかけ一つで壊せるんです。私たちはそうやってここまで来たのでしょう?」

 確かに色んなことをやってきた。これ以上時間は使えぬと言い訳し、俺はルルニアの前でかしづいた。白い太ももへと口を近づけていった。
 嗅ぎ慣れたはずの酒の香りが性欲を高め、股間に血が集まっていく。ここにルルニアの体液が混ざっていると分かると、さらに興奮が湧いた。

「飲むぞ」
「どうぞ」

 愛らしい喋り方に脳がくらりとする。
 俺はグッと前かがみになり、酒の水面に舌で触れた。味や風味は普段と変わらずだが、酔いの回りが異様に早い気がした。身体が熱くてしょうがなかった。

「……っ、ふっ、気持ちいいですよ。グレイゼル」
 舌を太ももからワレメに近づけ、酒を順調に減らしていった。
 あと少しというところで酒が追加され、それも無心で飲んだ。

「もう、そんなに飲んだらすぐに無くなりますよ?」
「…………」
「お顔が真っ赤になってます。良い飲みっぷりで……んっ」

 股ぐらに顔を突っ込んで底の酒を舐めると、太ももが開かれた。ルルニアは片手でワレメを開いて膣口を見せつけ、そこにも酒を垂らした。俺は望まれるがまま愛液と酒を味わった。

「あ……んんっ、あふっ! もっと奥……舌、入れて下さ、い。……今の私はお酒をつぐための器、壊れちゃうぐらい乱暴に……ひゃうん!?」
 あえぎながらも余裕を崩さないルルニアに苛立った。だからワレメの上側にある包皮を剥き、一番敏感な突起……クリトリスを舌で丹念に舐めてやった。

「きゃっ、ひゃう!? それはまだ早く────ぃう!?」
 サキュバスもここは弱いらしい。酒を追加するのも忘れて身をよじり、快楽から逃れようと腰を引く。性行為中に有利を取れたのは初めてであり、高ぶる感情のまま攻めを続けた。

「い、いひゅ!? そこダメ、い、いっちゃいま、す! 大きい声、出ちゃう! 耐えられ……ひゃぁう!? はっ、はう……はふぅ……」
 ルルニアの足がビンと跳ね、ワレメから潮が噴く。俺は上がったままの足をより高い位置に持ち上げ、足の付け根から足首までを順に舐めていった。

「私の足……お好き……です?」
「あぁ、好きだ。白くて細くてしなやかで、そこらの芸術作品じゃ勝負にならない」
「……お上手、ですね。嬉しい……です」

 手を離すと足がくたりと下がった。
 これ以上時間を使うのは危ないため、名残惜しさを感じつつも服を着直した。だがルルニアは座ったままの状態で動かず、再度太ももを広げた。

「さすがにこれ以上は……」

 ダメだ、と言おうとした。だがルルニアの目には性への欲求が色濃く映っていた。絶頂の余韻を経てもなお満足できぬらしく、鼻息を荒げながら膣口を指で広げている。
 何を求め期待されているのか察し、ズボンの中で静まったはずの陰茎が暴れるように勃起した。いい加減この場を離れるべきなのに、挿入したい欲求に抗えなくなった。

「それをしたら死ぬかもしれないんじゃなかったのか」
「最近は調子が良いんです。……それに」
「それに?」
「ここまで来て、今更やめられますか?」
「正直言えばやめたくない。挿れられるなら挿れたい」

 出会いから今日まで色々あったが、中に入れたことは一度もない。
 許可があれば挿れるのにと、何度もそんな思考に翻弄されてきた。

「許しがあるなら挿れるぞ。本当に後悔しないか?」
 ルルニアは即答でコクリと頷いた。俺は亀頭を膣口に近づけ、先端を穴に密着させた。ようやくここより先に行けると、そう勇んだ時のことだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...