三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

アラン五歳

第54話

今日エリザにとって初恋なのです
その方を思えば思うほど
胸が苦しくなるのです
これが恋なのですね
早速ミヤお母様のお茶会に参加ですわ
「ミヤお母様本日ご招待ありがとう
ございます」
ドレスの両側をスッともって
お辞儀をしました
ミヤお母様と比べたら駄目駄目です
「エリザ様ようこそ」
「此処に座りましょう」
「はい、ミヤお母様」
「エリザ様お話しがあるとききました」
「はい、ミヤお母様、私、私、」
顔が真っ赤になるくらい「・・・・」
ミヤお母様がその様子を見て
「エリザ様、お慕いされる殿方を見つけれたのですね」
「はい、ミヤお母様」
俯いて両手で顔を隠す
「うふふ、エリザ様その殿方のことを
教えて頂きたいわ」
「はい、ミヤお母様」
エリザはその方と出会いを
ミヤお母様にお話ししたのです
「であります、ミヤお母様」
「そうなのですね、セバス」
「はい、奥様」
「その殿方に一度お会いしましょう」
「セバス、段取りを頼むわ」
「かしこまりました」
「エリザ様、その殿方の話しをしましょう」
それからミヤお母様は2人のお母様を
呼ばれて
エリザ様の恋話しをされたのです