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第2章 森再生編
54話 黒い影
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昨夜は再開を記念し、遅くまで食べて、飲んで、話して、とても楽しい夜を過ごしたのだ。
そして、カクの準備した服は意外にもちゃんとしていたので、逆に驚きだった。
暖かく動きやすく、少しだけ可愛らしい部分があり、私の好みのものであった。
だが、よく話を聞くとお店の人にほぼコーディネートをお願いしたようなのだ。
納得である。
今日は魔人の国に行くつもりだが、まずは通行証を王様に頂きに行かないとならない。
そう思っていたら、ヨクがすでに準備をしてくれていたようだ。
「舞ならこんなものいらないのだが、一応ルールであるからのう。」
「ありがとうございます。
これで直接洞窟に行けます。」
カクは一人で行く事を心配して自分も行くと言っていたが、話を聞きに行くだけだから大丈夫と伝えた。
あちらの世界に行けば、何とかなるだろう。
相変わらず私は楽天的であるのだ。
洞窟の隣には通行を管理する建物が出来ており、そこを通過しないと進めないようになっていた。
まだまだ王室関係者がほとんどで、民間人が行ける状態では無いと言われていたので、混雑することは無かった。
しかし、通行証を見せたのだが、何故か怪しまれてしまったのだ。
確かに辺りを見ると、ほぼ中高年のお偉いさんのような人たちしか通っていないのだ。
自分で言うのもなんだが若い女性で、しかも見た目も黒い髪の黒い瞳と言う、この国に存在しない風貌の者が通るのは怪しく感じても仕方がないのかもしれない。
「・・・それでお嬢さんは、どこの部署の誰に会いに行くのかな?」
通行証を見たあと、私の顔をマジマジと見て言うのだ。
「・・・えーっと、魔人の王のブラックです。」
そう本当のことを言った事がまずかった。
「ハッハッハ、何をふざけた事を。
直接王に会える者など一部の人間だけですぞ。
ご冗談を。」
全く、私の言う事を信用してくれないのだ。
カクに一緒に来て貰えばよかったと後悔したのだ。
その時である。
奥から見た事のある顔が出てきたのだ。
「これはこれは、舞殿では無いですか?
こちらにおいでだったのですね。」
出てきたのはシウン大将であった。
私はシウン大将が神様に思えるくらいであったのだ。
「ご無沙汰しております。
昨日からカクの家におります。
今日は魔人の城に行くつもりだったのですが・・・。」
私は横目で通行管理人を見たのだ。
「何か問題があるのか?
通行証もあるでは無いか?
この方は魔人の王のご友人でもあり、オウギ王のお知り合いでもあるのだぞ。」
そう言うと、冷や汗をかきながら、その者は答えたのだ。
「・・・全く問題ありません。
どうぞ、お通り下さい。
失礼いたしました。」
そのまま頭を下げて顔を上げなかったのだ。
ちょっとかわいそうな気もしたが、シウン大将が来て本当に良かった。
シウン大将は魔人の城まで送っていってくれると言うので、甘えることにした。
また同じように言いがかりをつけられると困るからだ。
歩きながら近況を伺ったのだ。
いつも通りの訓練はしているが、最近は魔人の国のトルマと一緒に訓練する事があると言うのだ。
彼は魔人でありながら、人間の武術が好きなようで、訓練相手としては最適のようだ。
シウン大将も人間離れした強さを持っているので、相手にとっても不足はないのだろう。
気づくと、もう洞窟の出口に来ていた。
以前は洞窟の出口から下に降りる道はなかったが、今は階段が造られており容易に降りられるようだ。
人間の国のように管理する場所は無かった。
魔人達はどうやって出入国の管理されているかが疑問だった。
「ここには魔人の王の結界があるのですよ。
許された者しか出れないようになっているようです。
人間達はこの両方の王が認めた通行証を持つ事でこの結界も通れるようです。
だから、偽物では絶対に通過できないのですよ。
さすが、魔人ですね。」
なるほど、魔人の方は結界を通過出来る力のようなものを付与されていると言う事なのかな。
洞窟を抜けると、気候の変化を感じた。
今までは雪国であったのに、この世界では春のような暖かさを感じるのだ。
ここの気候は以前と同じようだった。
私は暑くなって、ローブを脱いだ。
異世界なわけなので、気候が違っていても不思議では無いのだが、一瞬で冬から夏などになってしまうと身体がもたない。
春でまだ良かったのだ。
そして岩山の洞窟から草原の方に移動した時、あの森が見えたのだ。
魔人ではないので、はっきりとは言えないが、以前感じた気配というか、エネルギーのようなものがほとんど感じられないのである。
そして、代わりというわけではないが、嫌な気配に森全体が包まれている気がしたのだ。
早くブラックに話を聞かなければと思ったのだ。
その時である。
「お嬢さん、迎えに来ましたよ。」
聞き覚えのある丁寧な口調で私に話しかける者がいたのだ。
振り向くとそこにはブラックがニコリと笑って立っていたのだ。
「シウン殿。
ここからは私がご一緒しますので、安心してください。
護衛、ご苦労様でした。」
シウン大将は頭を下げて挨拶すると、静かに戻って行ったのである。
久しぶりに見るブラックは以前と変わらずとても紳士的で、やはり素敵に感じたのだ。
「どうしてわかったのですか?
私が来た事が。」
「これですよ。」
ブラックは私が付けているペンダントを指差したのだ。
「この国に来た時点ですぐにわかりましたよ。
私のお守り、付けてくれているのですね。
嬉しいですね。」
そう言われると少し恥ずかしく感じたのだ。
どうも、この宝石のペンダントはGPSのように、私の居所がわかるらしい。
しかし、ブラックは再開の感動と言うこともなく、本題に入ったのだ。
「森が見えますか?」
そうだ、私は森が心配で来たのだ。
「ええ、ここに着いたときに感じたのですが、以前とは全く気配やエネルギーが違いますね。
とても嫌な気配で森が囲まれてる感じです。」
「城で休んでから行きますか?
それともすぐに行ってみますか?
・・・森の中に入ると、ショックをうけるかもしれませんが。」
ショックとはどういう事なのだろう。
森がかなり荒れているという事なのだろうか?
「すぐに行きます。
その為に来たのですから。」
ブラックは頷くと、私の手を取り一気に森の入り口まで移動したのだ。
入り口に着くと嫌な気配で森全体が囲まれている事がよくわかるのだ。
そして、以前は存在していなかった小さな黒い影のような存在が外からでも森中に沢山いる事がわかるのだ。
私はゾッとしたのだ。
あの影のような物は、生気と言うか、魂と言うか、生き物のエネルギーを吸い取られるような感じがするのだ。
「あれは何ですか?
かなり気持ち悪いのですが・・・」
「私にもわかりません。
実は数ヶ月前までは、前と同じ素敵な森でした。
ところが森から嫌な気配を感じ見に行くと、もうこのありさまで。
中に入ったのですが、森の精霊らしき者にも会うことが出来なかったのですよ。
この黒い影は負のエネルギーの塊というところでしょうか。
自分で結界を張れる者であれば、全く問題はないですが、そうでないと生命エネルギーを奪われてしまいます。
ああ、舞。
貴方は私のペンダントを付けていれば大丈夫です。
それが結界の代わりになりますから。
私の魔力をそれを通し送っているので問題ないですよ。」
ただの人間や弱い魔人であると、消滅しかねないという事なのだ。
森の精霊はどうしたのだろう。
ハナさんが助けた木はどうなっているのだろう。
確かに気持ち悪いが、ブラックのペンダントが守ってくれるのだ。
「行きましょう。
森の精霊を探しましょう。」
私はブラックと一緒に森に入ることにしたのだ。
そして、カクの準備した服は意外にもちゃんとしていたので、逆に驚きだった。
暖かく動きやすく、少しだけ可愛らしい部分があり、私の好みのものであった。
だが、よく話を聞くとお店の人にほぼコーディネートをお願いしたようなのだ。
納得である。
今日は魔人の国に行くつもりだが、まずは通行証を王様に頂きに行かないとならない。
そう思っていたら、ヨクがすでに準備をしてくれていたようだ。
「舞ならこんなものいらないのだが、一応ルールであるからのう。」
「ありがとうございます。
これで直接洞窟に行けます。」
カクは一人で行く事を心配して自分も行くと言っていたが、話を聞きに行くだけだから大丈夫と伝えた。
あちらの世界に行けば、何とかなるだろう。
相変わらず私は楽天的であるのだ。
洞窟の隣には通行を管理する建物が出来ており、そこを通過しないと進めないようになっていた。
まだまだ王室関係者がほとんどで、民間人が行ける状態では無いと言われていたので、混雑することは無かった。
しかし、通行証を見せたのだが、何故か怪しまれてしまったのだ。
確かに辺りを見ると、ほぼ中高年のお偉いさんのような人たちしか通っていないのだ。
自分で言うのもなんだが若い女性で、しかも見た目も黒い髪の黒い瞳と言う、この国に存在しない風貌の者が通るのは怪しく感じても仕方がないのかもしれない。
「・・・それでお嬢さんは、どこの部署の誰に会いに行くのかな?」
通行証を見たあと、私の顔をマジマジと見て言うのだ。
「・・・えーっと、魔人の王のブラックです。」
そう本当のことを言った事がまずかった。
「ハッハッハ、何をふざけた事を。
直接王に会える者など一部の人間だけですぞ。
ご冗談を。」
全く、私の言う事を信用してくれないのだ。
カクに一緒に来て貰えばよかったと後悔したのだ。
その時である。
奥から見た事のある顔が出てきたのだ。
「これはこれは、舞殿では無いですか?
こちらにおいでだったのですね。」
出てきたのはシウン大将であった。
私はシウン大将が神様に思えるくらいであったのだ。
「ご無沙汰しております。
昨日からカクの家におります。
今日は魔人の城に行くつもりだったのですが・・・。」
私は横目で通行管理人を見たのだ。
「何か問題があるのか?
通行証もあるでは無いか?
この方は魔人の王のご友人でもあり、オウギ王のお知り合いでもあるのだぞ。」
そう言うと、冷や汗をかきながら、その者は答えたのだ。
「・・・全く問題ありません。
どうぞ、お通り下さい。
失礼いたしました。」
そのまま頭を下げて顔を上げなかったのだ。
ちょっとかわいそうな気もしたが、シウン大将が来て本当に良かった。
シウン大将は魔人の城まで送っていってくれると言うので、甘えることにした。
また同じように言いがかりをつけられると困るからだ。
歩きながら近況を伺ったのだ。
いつも通りの訓練はしているが、最近は魔人の国のトルマと一緒に訓練する事があると言うのだ。
彼は魔人でありながら、人間の武術が好きなようで、訓練相手としては最適のようだ。
シウン大将も人間離れした強さを持っているので、相手にとっても不足はないのだろう。
気づくと、もう洞窟の出口に来ていた。
以前は洞窟の出口から下に降りる道はなかったが、今は階段が造られており容易に降りられるようだ。
人間の国のように管理する場所は無かった。
魔人達はどうやって出入国の管理されているかが疑問だった。
「ここには魔人の王の結界があるのですよ。
許された者しか出れないようになっているようです。
人間達はこの両方の王が認めた通行証を持つ事でこの結界も通れるようです。
だから、偽物では絶対に通過できないのですよ。
さすが、魔人ですね。」
なるほど、魔人の方は結界を通過出来る力のようなものを付与されていると言う事なのかな。
洞窟を抜けると、気候の変化を感じた。
今までは雪国であったのに、この世界では春のような暖かさを感じるのだ。
ここの気候は以前と同じようだった。
私は暑くなって、ローブを脱いだ。
異世界なわけなので、気候が違っていても不思議では無いのだが、一瞬で冬から夏などになってしまうと身体がもたない。
春でまだ良かったのだ。
そして岩山の洞窟から草原の方に移動した時、あの森が見えたのだ。
魔人ではないので、はっきりとは言えないが、以前感じた気配というか、エネルギーのようなものがほとんど感じられないのである。
そして、代わりというわけではないが、嫌な気配に森全体が包まれている気がしたのだ。
早くブラックに話を聞かなければと思ったのだ。
その時である。
「お嬢さん、迎えに来ましたよ。」
聞き覚えのある丁寧な口調で私に話しかける者がいたのだ。
振り向くとそこにはブラックがニコリと笑って立っていたのだ。
「シウン殿。
ここからは私がご一緒しますので、安心してください。
護衛、ご苦労様でした。」
シウン大将は頭を下げて挨拶すると、静かに戻って行ったのである。
久しぶりに見るブラックは以前と変わらずとても紳士的で、やはり素敵に感じたのだ。
「どうしてわかったのですか?
私が来た事が。」
「これですよ。」
ブラックは私が付けているペンダントを指差したのだ。
「この国に来た時点ですぐにわかりましたよ。
私のお守り、付けてくれているのですね。
嬉しいですね。」
そう言われると少し恥ずかしく感じたのだ。
どうも、この宝石のペンダントはGPSのように、私の居所がわかるらしい。
しかし、ブラックは再開の感動と言うこともなく、本題に入ったのだ。
「森が見えますか?」
そうだ、私は森が心配で来たのだ。
「ええ、ここに着いたときに感じたのですが、以前とは全く気配やエネルギーが違いますね。
とても嫌な気配で森が囲まれてる感じです。」
「城で休んでから行きますか?
それともすぐに行ってみますか?
・・・森の中に入ると、ショックをうけるかもしれませんが。」
ショックとはどういう事なのだろう。
森がかなり荒れているという事なのだろうか?
「すぐに行きます。
その為に来たのですから。」
ブラックは頷くと、私の手を取り一気に森の入り口まで移動したのだ。
入り口に着くと嫌な気配で森全体が囲まれている事がよくわかるのだ。
そして、以前は存在していなかった小さな黒い影のような存在が外からでも森中に沢山いる事がわかるのだ。
私はゾッとしたのだ。
あの影のような物は、生気と言うか、魂と言うか、生き物のエネルギーを吸い取られるような感じがするのだ。
「あれは何ですか?
かなり気持ち悪いのですが・・・」
「私にもわかりません。
実は数ヶ月前までは、前と同じ素敵な森でした。
ところが森から嫌な気配を感じ見に行くと、もうこのありさまで。
中に入ったのですが、森の精霊らしき者にも会うことが出来なかったのですよ。
この黒い影は負のエネルギーの塊というところでしょうか。
自分で結界を張れる者であれば、全く問題はないですが、そうでないと生命エネルギーを奪われてしまいます。
ああ、舞。
貴方は私のペンダントを付けていれば大丈夫です。
それが結界の代わりになりますから。
私の魔力をそれを通し送っているので問題ないですよ。」
ただの人間や弱い魔人であると、消滅しかねないという事なのだ。
森の精霊はどうしたのだろう。
ハナさんが助けた木はどうなっているのだろう。
確かに気持ち悪いが、ブラックのペンダントが守ってくれるのだ。
「行きましょう。
森の精霊を探しましょう。」
私はブラックと一緒に森に入ることにしたのだ。
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