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潮風のキャラメル
告白、決心…
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自分の席に腰を下ろす。
いつもの様に父が私の真正面、母親は私の右手側に座る。
二人の顔を見ることが出来ず、テーブルの木目に目線を落としながら、ぽつりぽつりと話し始めれば、途中から嗚咽が混じり、途切れ途切れになりながらも、部活で起こったことや、それが進んで発生したクラス内での孤立化を話した。
伝わりやすい様にだとか、そんな事を考える余裕が無かったので、かなり支離滅裂だったはずなのに、二人共時々相槌を打ちながら、話の先を促してくれる。
両親の相槌を打つ声色は、とても優しいのに、私の震えは止まらない。
そして、涙と言葉は留めなく溢れてくる。
少しでも震えを抑えようと、私は祈るようにした手を強く握り、それをテーブルの下に隠した。
しかし、隣に座る母には隠すことが出来なかったようで、母はそれに気がつくと、私の手を両手で優しく包んだ。
背を抜いて、でも私のほうが大きくなり、ほぼ手を上に重ねているだけなのに、温かくて安心感があって、手が緩み、震えも弱くなる。
母は偉大だと思った。
そして、何回も同じところを繰り返したりして、三時間ほど掛かったが全てを話し終え、顔色を伺うかのように正面に座る父へと顔を向けた。
「惑華はどうしたい?」
父が真っ直ぐ私の目を見つめる。
普段の優しい雰囲気はなりを潜めていて、あまりにも真剣な顔つきに、私は数秒しか目を合わせていられず、再び木目に目線を逃がす。
「もう少し、自分で…変えられるとこまで変えたい。もう少しだけ、頑張りたい」
聞かれてから数分黙り込んでしまったが、意を決し、父の目を見てそう言った。
彼の受け売りでしかないが、私の口からちゃんと言えたと言うのはかなりの進歩で、彼と出会う前の私には不可能だったはず。
それを知っている両親は、少し驚いたようで、二人で目を合わせ、父は泣きそうに、母は心底嬉しそうに微笑んだ。
「わかった。じゃあ、本当に無理だ、助けて欲しいって時はちゃんと言ってね」
母はいつもの様にニヒヒと歯を見せて笑いながら私の髪の毛をグシャグシャとかき混ぜた。
父は泣きながら、無理しないでね…と蚊の鳴く音のように、か細く言って、鍋を持って台所へと向かった。
温め直したキムチ鍋を食べた後、片付けは父に任せて、数年ぶりに母と一緒に風呂に入り、他愛の無い話をした。
私の背中を流している時に、母がポツリと零した「大きくなったね」と言ったその声は、微かに震えていたが、照れ臭い気持ちと、何も隠せておらず、結局心配をかけてしまって居た事への罪悪感から、私はそれに気付かないフリをする。
風呂から上がると、父が私と母にアイスクリームとスプーンを渡してきたので、それを素直に受け取り、リビングのソファーに私を挟むようにピッタリとくっつき、三人並んで腰を掛ける。
そろそろ日付が変わる、通常ならもうとっくに眠っている時間だというのに、アイスを食べ終わっても誰一人としてソファーから立ち上がろうとしない。
私はもう少し二人の間に居たいから、動くつもりは無い。
もしかしたら、それを察して一緒に居てくれているのかも知れない。
そうだとしたら、明日も朝早い二人に申し訳無い…でも、今日は存分に甘えさせて貰おう。
普段見ることのない深夜番組をボンヤリと眺めながら、私は二人の会話に耳を傾けた。
気がついたら、朝日が登っていた。
自室ではなく両親の部屋のベッドで、二人に挟まれた状態だった。
いつの間にか眠ってしまった私を父が運んで、そのまま一緒に寝たのだろう。
身長も筋肉もある為、私はかなり重い筈だが、それでも運べるのは凄いと思う。
ふと、ベットサイドのテーブルにある目覚まし時計に目を向ける。
そこに表示されているデジタル文字は午前六時の少し前を表示していた。
普段よりも一時間ほど早く気がついてしまったが、心の中の蟠りが消えたからか、気持ちは清々しい。
そして、目はバッチリ覚め、二度寝出来るほどの眠気は残っていないが、幸せなので起き上がったりなどせず、現状を満喫しようと再び瞼を閉じた瞬間、目覚まし時計のけたたましい音が、この時間を強制的に終了させた。
「…おはよう」
父が目覚まし時計を止めて、起き上がる。
「目、腫れなくて良かったね」
そう言って私の頬に手を添え、目元を親指で撫でた。
「今日学校行くの?」
心配ですと言わんばかりの声色でされた、その問いかけに私は、ちゃんと行くよと笑って答えた。
ちゃんと笑えただろうかと、心配になったが、その返しで父は納得したようで、そっかと言って、困ったように少しだけ眉を寄せて笑った。
「朝ごはん、惑華が好きなもの作るね!それが出来るまで支度して待ってて」
父は自身の胸の前で小さくガッツポーズをした後、私の頭を一撫でし、ベッドから降りて台所へと向かった。
トイレを済ませ、顔を洗い、制服に着替えて髪の毛を整え、時間割を確認し、必要な物を鞄に詰め込んだ所で、父に呼ばれた。
こんなタイミングバッチリで朝食を作り上げたのかと感心しながら自室を出ると、食欲をそそるいい匂いがした。
リビングの扉を開けると、いつの間にかスーツに着替えた父が、味噌汁をお椀によそっていた。
「ごめん惑華、華菜さん起こしてきてくれると助かる」
そう言うと父は、お椀とご飯がよそってある茶碗が三つずつ並べられたお盆を持って、カウンターを避けつつ、テーブルの方へと来る。
父を追って見たテーブルの上に置いてあったのは豚の生姜焼きで、私の大好物であり父の得意料理だ。
一刻も早く味わいたかったので、わかったと言うと私は母を起こしに、二階にある両親の寝室へと早足で向かった。
寝起きの悪い母を起こすのは、かなりの重労働だが、モタモタしていたら父の生姜焼きが冷めてしまう。
冷めても充分に美味しいのだが、やはり温かいのを食べたいのだ。
正直、母の料理はどれも美味しくない。
しかし、何故かキムチ鍋だけは完璧に作れる。
他の料理は素を使っていても何故か不味いのに、キムチ鍋だけは美味しいのだ。
一度、その事を凄く褒めたのを覚えていたからだろう、母は私がキムチ鍋を特別好きだと思い、昨日は元気の無い私を元気づける目的で、真夏なのにキムチ鍋という暴挙にでたのだと、今になって察した。
父は、洋食は家庭料理の範疇だが、和食の腕だけはプロ並みで、その中でも生姜焼きは、それ単体で店を出せてしまう程だと思える程だ。
最近は仕事が忙しく、何か作ってもらうどころか、なかなか一緒に食卓につくことすら出来なかったので、数ヶ月ぶりの父の手料理なので、楽しみで仕方が無い。
私は有頂天になって、鼻歌を歌いながら、母の眠る寝室の扉に手を伸ばす。
けれど、その手がドアノブではなく、空を掴んだ。
なんと、母が自力で目を覚ました様で、寝ぼけ眼を擦りながら、部屋からのそのそと出て来きたので、私は思わず後ずさる。
「あ、おはよー惑華。なんかいい匂いがして目が覚めた…」
母は寝室のドアをパタンと閉めてから、私に挨拶をする。
普段は、毛布を剥ぎとり、強く揺すり続けても、なかなか目を覚まさないと言うのに…
匂いだけで母を起こすことの出来る父の生姜焼きは、やはり凄いと確信を得た。
私は母が、階段を踏み外さないかハラハラしながら、母に並んでリビングへと向かう。
「惑華凄い…こんな短時間で華菜さん起こすとか、尊敬する」
リビングの扉を開けると、台所で洗い物をしながら私達を待っていた父が振り向き、心底驚いたようにそう言った。
「将人さんの生姜焼き!?」
母はどうやら完全に覚醒したようで、私が父に言葉を返す前に、私達を早く席に着くように急かす。
「お母さん、自分で起きてきたんだよ」
母に急かされるまま、私は席につく。
その合間に父に真実を告げたら、父は絶句した。
「将人さんの生姜焼き、久しぶりだわ」
母の嬉しそうな顔を見た父は、嬉しそうに照れ笑いをして、自分の席に座った。
久々に一家団欒を楽しんだが、私はこの後学校へ行き、私を取り巻く状況を打破しなくてはいけないのだと意識をしたら、途端に生姜焼きの味がわからなくなってしまったが、
「今日はお弁当作ったから持って行ってね」
って言っても、生姜焼き詰めただけなんだけど…と、父のその発言で、何故だか心が軽くなり、再度生姜焼きの味を楽しめるようになった。
仮病を使った後の登校はかなり気が重いが、清々しい気持ちで生姜焼きを堪能したいし、背中を押してくれた彼には、心からの笑顔で会いたいので、逃げずに頑張ろう。
そう腹を括り、ごちそうさまでした…と手を合わせた。
いつもの様に父が私の真正面、母親は私の右手側に座る。
二人の顔を見ることが出来ず、テーブルの木目に目線を落としながら、ぽつりぽつりと話し始めれば、途中から嗚咽が混じり、途切れ途切れになりながらも、部活で起こったことや、それが進んで発生したクラス内での孤立化を話した。
伝わりやすい様にだとか、そんな事を考える余裕が無かったので、かなり支離滅裂だったはずなのに、二人共時々相槌を打ちながら、話の先を促してくれる。
両親の相槌を打つ声色は、とても優しいのに、私の震えは止まらない。
そして、涙と言葉は留めなく溢れてくる。
少しでも震えを抑えようと、私は祈るようにした手を強く握り、それをテーブルの下に隠した。
しかし、隣に座る母には隠すことが出来なかったようで、母はそれに気がつくと、私の手を両手で優しく包んだ。
背を抜いて、でも私のほうが大きくなり、ほぼ手を上に重ねているだけなのに、温かくて安心感があって、手が緩み、震えも弱くなる。
母は偉大だと思った。
そして、何回も同じところを繰り返したりして、三時間ほど掛かったが全てを話し終え、顔色を伺うかのように正面に座る父へと顔を向けた。
「惑華はどうしたい?」
父が真っ直ぐ私の目を見つめる。
普段の優しい雰囲気はなりを潜めていて、あまりにも真剣な顔つきに、私は数秒しか目を合わせていられず、再び木目に目線を逃がす。
「もう少し、自分で…変えられるとこまで変えたい。もう少しだけ、頑張りたい」
聞かれてから数分黙り込んでしまったが、意を決し、父の目を見てそう言った。
彼の受け売りでしかないが、私の口からちゃんと言えたと言うのはかなりの進歩で、彼と出会う前の私には不可能だったはず。
それを知っている両親は、少し驚いたようで、二人で目を合わせ、父は泣きそうに、母は心底嬉しそうに微笑んだ。
「わかった。じゃあ、本当に無理だ、助けて欲しいって時はちゃんと言ってね」
母はいつもの様にニヒヒと歯を見せて笑いながら私の髪の毛をグシャグシャとかき混ぜた。
父は泣きながら、無理しないでね…と蚊の鳴く音のように、か細く言って、鍋を持って台所へと向かった。
温め直したキムチ鍋を食べた後、片付けは父に任せて、数年ぶりに母と一緒に風呂に入り、他愛の無い話をした。
私の背中を流している時に、母がポツリと零した「大きくなったね」と言ったその声は、微かに震えていたが、照れ臭い気持ちと、何も隠せておらず、結局心配をかけてしまって居た事への罪悪感から、私はそれに気付かないフリをする。
風呂から上がると、父が私と母にアイスクリームとスプーンを渡してきたので、それを素直に受け取り、リビングのソファーに私を挟むようにピッタリとくっつき、三人並んで腰を掛ける。
そろそろ日付が変わる、通常ならもうとっくに眠っている時間だというのに、アイスを食べ終わっても誰一人としてソファーから立ち上がろうとしない。
私はもう少し二人の間に居たいから、動くつもりは無い。
もしかしたら、それを察して一緒に居てくれているのかも知れない。
そうだとしたら、明日も朝早い二人に申し訳無い…でも、今日は存分に甘えさせて貰おう。
普段見ることのない深夜番組をボンヤリと眺めながら、私は二人の会話に耳を傾けた。
気がついたら、朝日が登っていた。
自室ではなく両親の部屋のベッドで、二人に挟まれた状態だった。
いつの間にか眠ってしまった私を父が運んで、そのまま一緒に寝たのだろう。
身長も筋肉もある為、私はかなり重い筈だが、それでも運べるのは凄いと思う。
ふと、ベットサイドのテーブルにある目覚まし時計に目を向ける。
そこに表示されているデジタル文字は午前六時の少し前を表示していた。
普段よりも一時間ほど早く気がついてしまったが、心の中の蟠りが消えたからか、気持ちは清々しい。
そして、目はバッチリ覚め、二度寝出来るほどの眠気は残っていないが、幸せなので起き上がったりなどせず、現状を満喫しようと再び瞼を閉じた瞬間、目覚まし時計のけたたましい音が、この時間を強制的に終了させた。
「…おはよう」
父が目覚まし時計を止めて、起き上がる。
「目、腫れなくて良かったね」
そう言って私の頬に手を添え、目元を親指で撫でた。
「今日学校行くの?」
心配ですと言わんばかりの声色でされた、その問いかけに私は、ちゃんと行くよと笑って答えた。
ちゃんと笑えただろうかと、心配になったが、その返しで父は納得したようで、そっかと言って、困ったように少しだけ眉を寄せて笑った。
「朝ごはん、惑華が好きなもの作るね!それが出来るまで支度して待ってて」
父は自身の胸の前で小さくガッツポーズをした後、私の頭を一撫でし、ベッドから降りて台所へと向かった。
トイレを済ませ、顔を洗い、制服に着替えて髪の毛を整え、時間割を確認し、必要な物を鞄に詰め込んだ所で、父に呼ばれた。
こんなタイミングバッチリで朝食を作り上げたのかと感心しながら自室を出ると、食欲をそそるいい匂いがした。
リビングの扉を開けると、いつの間にかスーツに着替えた父が、味噌汁をお椀によそっていた。
「ごめん惑華、華菜さん起こしてきてくれると助かる」
そう言うと父は、お椀とご飯がよそってある茶碗が三つずつ並べられたお盆を持って、カウンターを避けつつ、テーブルの方へと来る。
父を追って見たテーブルの上に置いてあったのは豚の生姜焼きで、私の大好物であり父の得意料理だ。
一刻も早く味わいたかったので、わかったと言うと私は母を起こしに、二階にある両親の寝室へと早足で向かった。
寝起きの悪い母を起こすのは、かなりの重労働だが、モタモタしていたら父の生姜焼きが冷めてしまう。
冷めても充分に美味しいのだが、やはり温かいのを食べたいのだ。
正直、母の料理はどれも美味しくない。
しかし、何故かキムチ鍋だけは完璧に作れる。
他の料理は素を使っていても何故か不味いのに、キムチ鍋だけは美味しいのだ。
一度、その事を凄く褒めたのを覚えていたからだろう、母は私がキムチ鍋を特別好きだと思い、昨日は元気の無い私を元気づける目的で、真夏なのにキムチ鍋という暴挙にでたのだと、今になって察した。
父は、洋食は家庭料理の範疇だが、和食の腕だけはプロ並みで、その中でも生姜焼きは、それ単体で店を出せてしまう程だと思える程だ。
最近は仕事が忙しく、何か作ってもらうどころか、なかなか一緒に食卓につくことすら出来なかったので、数ヶ月ぶりの父の手料理なので、楽しみで仕方が無い。
私は有頂天になって、鼻歌を歌いながら、母の眠る寝室の扉に手を伸ばす。
けれど、その手がドアノブではなく、空を掴んだ。
なんと、母が自力で目を覚ました様で、寝ぼけ眼を擦りながら、部屋からのそのそと出て来きたので、私は思わず後ずさる。
「あ、おはよー惑華。なんかいい匂いがして目が覚めた…」
母は寝室のドアをパタンと閉めてから、私に挨拶をする。
普段は、毛布を剥ぎとり、強く揺すり続けても、なかなか目を覚まさないと言うのに…
匂いだけで母を起こすことの出来る父の生姜焼きは、やはり凄いと確信を得た。
私は母が、階段を踏み外さないかハラハラしながら、母に並んでリビングへと向かう。
「惑華凄い…こんな短時間で華菜さん起こすとか、尊敬する」
リビングの扉を開けると、台所で洗い物をしながら私達を待っていた父が振り向き、心底驚いたようにそう言った。
「将人さんの生姜焼き!?」
母はどうやら完全に覚醒したようで、私が父に言葉を返す前に、私達を早く席に着くように急かす。
「お母さん、自分で起きてきたんだよ」
母に急かされるまま、私は席につく。
その合間に父に真実を告げたら、父は絶句した。
「将人さんの生姜焼き、久しぶりだわ」
母の嬉しそうな顔を見た父は、嬉しそうに照れ笑いをして、自分の席に座った。
久々に一家団欒を楽しんだが、私はこの後学校へ行き、私を取り巻く状況を打破しなくてはいけないのだと意識をしたら、途端に生姜焼きの味がわからなくなってしまったが、
「今日はお弁当作ったから持って行ってね」
って言っても、生姜焼き詰めただけなんだけど…と、父のその発言で、何故だか心が軽くなり、再度生姜焼きの味を楽しめるようになった。
仮病を使った後の登校はかなり気が重いが、清々しい気持ちで生姜焼きを堪能したいし、背中を押してくれた彼には、心からの笑顔で会いたいので、逃げずに頑張ろう。
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