この理不尽な世界を終わらすために、立ち上がりました

Ena

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4 村での悲劇に

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あれからどのくらい歩いただうか。だいぶ時間はたったと思う。今私達は次にある村へとむかっているのだが、もうそろそろつく頃だろうか。
「思ったよりだいぶかかるね。村ってこんなに距離あったっけ。」
「いや、本来ならもう着いてると思うよ。歪みが影響して距離がわかったんだと思う。」
へぇ。そうなんだ。そこまで歪みは影響するんだね。そういえば私が知ってる場所も何箇所か通ったけど、いつもと違う感じの場所があったかも。
てか、そもそもこの世界を作った奴はなにを考えたんだろ。今の世の中じゃ聖剣士もだいぶ減ってきてるし、それにいたとしても私みたいな子供ばっかりだしな。人類を滅亡させたかった。とかじゃなさそうだし。本当、わかんないや。
そんなこんなで思考を走らせていると、村らしきものが見えてきた。
「あ、ほらナチ。村が見えてきたよ」
えなはそう言うと私に微笑んだ。なんだかんだかいってえなは可愛いやつだ。
「あの村についたらなにをするの?」
私の問にえなは迷いなく答えた。
「そうだね。まず食料調達と村の結界の見直し。あとはあの村に1晩泊まろうかな。」
結界の確認は私達が通ってきた村全てで行ってきたことだ。モンスターが村に入れないよう、周りにいた弱い精霊達がマナををギリギリまで使ってつくっている。だがたまにそれだけでは結界がうすすぎていずれ壊れてしまう可能性があるものもある。そんな時にえなが結界を貼り直す、と言うよりも弱い結界の中にえなが新しく結界の層をつくるのだ。
そうすることによって弱い結界が突破されても第2ラウンドがあるため、モンスターは村に入ってこれないわけだ。ちなみにえなの場合マナはほとんどつかわなくて済むらしい。
「うわぁ。綺麗な村だね!今の世界じゃ珍しいよ!」
村について早々えなははしゃいでいるようだ。やれやれ。これで本当に大精霊候補なのやら...。将来の精霊界が心配だ。
「うーん。この村の結界は大丈夫そうだね。誰が結界をとかない限りは。」
「そう。なら安心だね。あとは目的のもの買って宿でも探そうか。」
「だねー。でもほら見てよあれ!花がいっぱいだよ?久しぶりにみたなー。」
あ、だめだコイツ。何言っても多分動かない。
私は即座にそう確信をした。
「じゃあえなは村の景色とか楽しんでていいから。私だけでいってくる。まあ、できればいい感じの宿見つけといてよ」
「りょーかいっ!」
そういうとえなはまるで子供のようにはしゃいでどこかへ行ってしまった。
やれやれ。全くあれで本当に強いんだからありえないわ…。などと思考を走らせつつ私はまず食料調達に向かった。



あれから1時間ほどがたった。私は食料を買い終えてから防具屋になにか使えそうなものは無いものかと思い、ついよってしまっているところだ。
まあ、今どきの世界ならモンスターに対抗すべく、それなりにいいものが置いてある。私は戦闘用であろうワイヤーフックをお買い上げ。それなりの値段はしたものの、森などの戦闘時にはとても便利だろう。さて、いいものが買えたところでそろそろえなを探しに行くか。そう思い私は防具屋をでた。
ふぅ。これであとはアイツがいい宿を探してくれたことに期待するか。そんなことを考えながら周りを見渡してみると...。
「キャァァ!!」
...え。
悲鳴が聞こえた。村の中で悲鳴をあげるなんて、泥棒でもいたものなのか。まぁ、私にとっては関係がないのだが。一応見に行ってみよう。
そう思い悲鳴の聞こえた場所へ向かうと、そこは結界の入り口のすぐ近くであった。遠くからなのでよくは見えないのだが入り口にやや違和感を感じた。
嫌な予感を察知しながら私は全力でその場へと向かった。
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