この理不尽な世界を終わらすために、立ち上がりました

Ena

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7 意外なモノ

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私は私が気絶していたときに見た夢のこと、大精霊から言われたことをすべてえなに話した。
「なるほどね。あのバカ大精霊はアビスのとこに行けと。」
えなは話を聞くなり、なぜかすごくいやそ~な顔をして大精霊にバカとまでいってだるそうな口調で確認をとった。
「う、うん。まぁそういう事だけど...。アビスって誰なの?」
私は少々戸惑いながら疑問に思っていたことをえなに聞いた。
「アビスは小道具を扱ったりしてるお店の店主だよ。工具系の仕事ができる種類の精霊ってとこかな。」
なるほど。でもなぜ大精霊はその工具系の精霊、アビスのもとへ行けと言ったのやら...。少しくらい説明してくれてもいいと思うのだが。
「ま、謎はあるけど考えても仕方ないし、今日1晩とまって、明日にアビスのところに行こう。」
えなはアビスの居場所を知っているようなくちぶりで話を勝手に終わらせた。
「はぁ。まあそれもそうか。じゃあもう夜遅いし寝ますかね。」
と、私は言った。言ったものの、ここは病院?っぽいのでえなの部屋的なのはあるのだろうか。
「そういえば、えなのへやってあるの?」
私がたずねると
「え?あるにはあるけど...。僕ナチと同じ部屋で寝るつもりだよ?」
は、なにいってんのこいつは。床で寝るのですか。あぁそうですか。はいはい。
「え、なに。床で寝んの...?」
私はなかば床で寝てくれと思いながら言った。
「床で寝たら痛くない?残念ながらナチが寝ているベットはシングルじゃないんでね?」
えなはちょっと悪そなえみを浮かべながら言った。
ほう。一緒に寝ろと。
「よし。意味もなく女子と寝るのはやめようね。はいはい自分の部屋に戻った戻った」
私は呆れてそういった
「え、意味あるよ?怪我人にもし何かあったら大変でしょ?それにこの部屋布団も別のベットもないし。今日くらい我慢していただけないでしょうか。」
我慢って...。我慢するほどのことでもないけど...。
流石に...ねぇ?あって1ヶ月たつかどうかみたいな人と一緒に寝るのはなにかと問題なのでは...。
「...。はいはい。好きにしたらどうですか。」
と、まぁえなになにいってもきかないことはわかってるんで。諦めるしかないようです。
「え、これはまたあっさりと...。意外だね~。ま、いいや。お邪魔します!」
私が許可するとえなはソッコーでベットに入ってきた。まぁ。私がすごい端にいるから二人の間は10cmちょいくらいあいてるわけだけども。
流石にやっぱこれはまずいよね。
「おやすみ、ナチ」
えなにそういわれ、とりあえずおやすみ、とだけいって目を瞑った。





あれから1時間くらいたったのだろう。えなは完全に寝ている。私はいろいろあって眠れないんだけどね。どうせ寝れないなら今のうちにずっと着ていたパーカーを、洗おうかな。今日のモンスターのやつで血もついちゃったし。
そう思い、私は水と石鹸でお気に入りのパーカーを洗った。
「ふぅ。もう夜遅いし、干して寝よっと。」
パーカーを洗い終えて、後片付けをして私はベットに戻った。明日はえなよりも早起きしなければ。絶対に。でないと私がフードかぶってない時の姿見られるからね。フードかぶってない時の姿を見られたくない話はまた、いつか。
そう思いながら私は眠りについた。




窓からキラキラと光る朝日が照りつける。
私は光が眩しくて目を覚ました。どうやらまだえなは寝ているようだ。よし。今のうちに。
そう思い、夜中に洗ったパーカーを持ってくる。乾いてはいるが、汚れで今まで見えなかったのだろうか、完全にやぶれていた。これは縫わなくちゃだめっぽいなぁ。と思いながら、裁縫箱をもってきて、私はパーカーを抜い始めた。まぁ、朝もまだ早いことだし、えなはまだ起きないだろう。
パーカーのやぶれかたはなかなか酷いもので、怪我したところと同じところが破れている他に、戦いの時にやぶれたものもいくつかあった。
こりゃ時間がかかるなぁ。
なんて思いながら裁縫をしていたらあっとゆう間に1時間ほどすぎていた。窓の外からは住民の楽しそうな声が聞こえる。えなもそろそろ起きる時間だろうし、私も縫い終わったパーカーを着るとしますか。私は縫い終わったパーカーを着た。
すると、えながうーん。といいながら薄目をあけた。なかなかのグッドタイミングである。
「ん...。ナチ?もう起きてたの?早起きだね。おはよ~」
おはよ。と軽めに挨拶をしながら私は微笑んだ。
「にしてもナチのパーカー綺麗になったね!もしかしてなおしてたの?」
えなはどうやら朝から頭が働くようで私のパーカーのことにすぐ気づいた。
「ん、まあね。だいぶ汚れもあったし、暇な時になおしとかなきゃね」
「へぇ~。ナチって剣振り回してるから不器用だと思ってたよ!」
えなは朝っぱらからまたそうとう失礼なことを...。
私だって女子ですから、裁縫なり家事なりそれなりにできますよ...。なんて思いながら私はえなに苦笑いした。
「にしてもナチさんは可愛い趣味をしてるねぇ~?」
突然えなはにやにやしながら私によくわからないことを言い出した。
「え、だってさ?薄い黄色の猫耳フードつきのパーカーだよそれ?そのパーカーいっつも着てるし、僕はナチのフードとった姿を見たことないし...。」
えなは私のキョトンとした顔から察したように、からかいの原因をさらっと話した。
そう。私のパーカーは結構幼稚園児とかが着てそうなだいぶ可愛いめのやつなのだ。しかも猫耳つきの。勘違いしちゃいけない。そういう趣味じゃないから。
「こ、これはその...。これしかなかったから...?」
とりあえず本当のことを言ったものの、恥ずかしいのに変わりはない。今の今まで触れられなかったので、大丈夫だろうと思っていたのだが...。
「え、いやならフードとっちゃえばいいじゃん。ナチの髪の色あんま見えないけど綺麗だよ?」
えなはまた勘違いされそうなことをさらっと...。
調子狂うなぁ。
「いや、髪の色に悩まされてるからフードなんです。こんな髪人に見せれません。」
私はキッパリお断り。聞いたまま捉えると色がちょっと嫌いとかいうふうに思われるだろうけど、残念ながらそんな簡単な悩みではないのだ。
「へぇ...。ま、いいや!いつかちゃんとその髪見せてね!」
話をあっさり流されたところで(いつもの事)今日の本題へ。
「さて、えな。今日はアビスのとこに行くんだよね?」
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