世界最強双子物語

彼岸花

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学園に行くまでの出来事

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 チチチッ チュンチュン
 朝、いつもの起きる時間に起きて洗面所に行って顔を洗って朝の訓練をするために桜光専用の隊服に着替えて何時ものようにリヒトを起こすために繋ぎ扉からリビングに行ってからリヒトの部屋に入はいる。

 中に入るとグッスリ夢の中のリヒトを揺すりながら起こす。

 「リヒト-、起きてー
 朝だよ、朝練しにいくよ」
 「んぅ?んー………「こらッ!寝ようとしないっ!」うぅ、わかったぁ」

 (いつもながらリヒトは本当に朝が苦手だなぁ)
 また寝そうになったリヒトをさっきより大きな声で言うと渋々と返事をして起きた。

 「リビングに居るから用意したら出て来てよー」

 1回、自分の部屋に戻って桜光隊隊長専用ローブを着てからリビングに戻ってリヒトを待つ。

 (朝練をしたあとは何時ものようにシャワーを浴びてからご飯食べてからマスター室に行って魔封具を貰ってから学園に行くんだよね)

 
 「おはよう、お待たせー。ごめんね?ルナ
 いつもありがとー」
 「おはよう、どういたしまして
 それじゃ、朝練しにいこ」

 リヒトが頷いたのを見てから2人でフードをちゃんと被って訓練所に向かった。

 訓練所はギルドの地下にあってそれぞれの隊の隊長副隊長専用と隊員専用とギルド所属またはギルドに着た冒険者が使える訓練所があって隊専用の訓練所に一般の冒険者は上の許可か隊長の許可がないと入れない。

 まぁ、あんまり中は変わらないけどね?ただ、訓練所に張ってある結界の強度が違うだけ。


 私達専用の訓練所に入ると早速、体をほぐしてから魔武器を出して素振りをする。


 魔武器って言うのは特殊な石に魔力を注ぐことで出来る。そして魔力を持ち、固有能力スキルを持つ武器のことで魔武器を創った際に名前を付けると次からは名前を呼ぶだけで召喚出来る。
 魔武器を創るには特殊な石─魔鉱石─も必要だが一番は『誰かを守りたい』『誰かのために戦いたい』と言う意思がないと出来ない。
 人によって武器はそれぞれ違くて武器じゃなく盾などの防具の人も居る。


 私の魔武器は名前を《緑の恵み》と言って持ち手が緑で刀身が白の薙刀。
 固有能力は魔力操作の向上、治癒の向上、魔法威力の向上などの補助の能力だ。

 リヒトの魔武器は名前を《紅蓮の刃》と言って刀身が赤い刀。
 固有能力は攻撃力向上、炎を纏わせることが出来るなどの攻撃力向上の能力だ。


 ある程度、素振りをしたあとは型をなぞっていって違和感があるところを直しながら感覚を体に覚えさせる。


 私とリヒトの武器は桜華国の武器で今居るグランデ王国では使ってる人はリヒトの刀であれば桜華国出身の冒険者は使ってる人が居るけど私の薙刀は殆ど居ない。


 マスターや隊員たちが言うには私達がこうして武器を振っているとその様子が舞っているみたいで綺麗らしい。
 私とリヒトの型は神桜流、神楽流の混合でその中に剣舞も入っているだからだと思うけど。


 ま、そのせいで私の二つ名に舞姫ってのがあるんだよねぇ。
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