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アステール学園に入学!
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暫くすると落ち着いたのかユーリさんがマスターに聞いた。
(落ち着いたけどまだ緊張してるみたいね。こんなのに緊張するだけ無駄なのに)
「あの!俺も将来、ギルド《月光》の部隊に入りたいと思ってるッス!
それで入るための条件ってなんなんスか?」
んー、ユーリさんの質問は正直、言えないんだよね。まぁ、最低限だったら言えるだろうけど……
(さて、マスターはなんて答えるかなー)
「あー、すまんな。部隊に入るための条件は言えない」
(やっぱりね)
マスターの返答を聞いて、ユーリさんはガッカリしたようだがすぐにそれもそうか、と納得したように頷いた。
どうやら他にも入りたいと思っていたのか私たちと話してる6人の他にも話を盗み聞きしてる周りの何人かが落ち込んでた。
「だが、まぁそうだなぁー。
部隊に入りたいなら最低限、魔力量が5万はないといけないかなぁ。スカウトならまぁ少なくても良いんだが…
所属なら、魔力量が少なくても入れるがな。まっ!所属するにしても試験とかがあるがな!」
周りの落ち込みっぷりをみたマスターが困ったように苦笑いをして言った。
ソレを聞いた落ち込んでた人たちが顔を上げてキラキラとした目でマスターを見てた。
(マスター……ドンヨリとした空気が居ずらかったからと言って何、教えてるの………)
「マスター、余りそう言うことを言わないでください」
ジトッとマスターを見て言うとマスターは私から視線をそらした。
「そうですよ、黒龍。この話を聞いて《月光》に所属や部隊に入ろうとしてる人たちが押し寄せてきたらどうするんですか?只でさえ、ここ最近は忙しいのですからこれ以上、仕事を増やすようなことをしないでくれませんかね?」
おぉう、副ギルドマスターの説教が始まった。
(あ、マスター面倒くさそうにしてる)
マスター達のことは何時ものことだから気にせずにまわりを見ると皆、ポカーンとしてた。
「ルナ、どうするの?コレ」
「どうするの?って言われてもなぁ」
リヒトがマスターたちを指を指しながら聞いてくる。が、ひとまず指を降ろさしてどうしようかなぁと考える。
『ルナ隊長。ラファエルです。今宜しいですか?』
考えてる所に念話がいた。
念話を送ってきたのは私の部隊─桜光─の副隊長をしているエルフ族のラファエル・フォレスだ。愛称はエル。
『ん?エル?大丈夫だけど、どうしたの?』
『それが任務から帰ってきたらマスター達がいないとギルドの職員たちが騒いで混乱していてどうすれば良いのかと思い、連絡しました』
エルからの要件を聞いてあー、やっぱりさっさと帰らせれば良かったと後悔した。
『マスター達なら私の目の前にいるよ。なんか内緒で私達の入学式に来たらしいよ。
それでさっさと帰って貰おうと思って終わり次第、マスター達の所に行ったんだけど色々とあってマスターが私たちの後を追いかけてきたクラスメイトに興味持って、
その内の2人を将来入れたくなったらしくてスカウトしてたら違う人が部隊に入る条件を聞いてマスターがそれは言えないって言ったら周りがすごい落ち込んで、
ソレを見たマスターがその空気に耐えきれなくなったのか、苦笑しながら部隊に入るための最低限の魔力量と所属するには試験があるって言ったから私が文句言ったらマスターが視線そらして。
今は副ギルドマスターの説教が始まってどうしようか悩んでるんだよね』
私がマスター達が居ることと今までのことを掻い摘まんでエルに伝えると、エルは『分かりました。少々お待ちください』と言って念話を切ってしまった。
(落ち着いたけどまだ緊張してるみたいね。こんなのに緊張するだけ無駄なのに)
「あの!俺も将来、ギルド《月光》の部隊に入りたいと思ってるッス!
それで入るための条件ってなんなんスか?」
んー、ユーリさんの質問は正直、言えないんだよね。まぁ、最低限だったら言えるだろうけど……
(さて、マスターはなんて答えるかなー)
「あー、すまんな。部隊に入るための条件は言えない」
(やっぱりね)
マスターの返答を聞いて、ユーリさんはガッカリしたようだがすぐにそれもそうか、と納得したように頷いた。
どうやら他にも入りたいと思っていたのか私たちと話してる6人の他にも話を盗み聞きしてる周りの何人かが落ち込んでた。
「だが、まぁそうだなぁー。
部隊に入りたいなら最低限、魔力量が5万はないといけないかなぁ。スカウトならまぁ少なくても良いんだが…
所属なら、魔力量が少なくても入れるがな。まっ!所属するにしても試験とかがあるがな!」
周りの落ち込みっぷりをみたマスターが困ったように苦笑いをして言った。
ソレを聞いた落ち込んでた人たちが顔を上げてキラキラとした目でマスターを見てた。
(マスター……ドンヨリとした空気が居ずらかったからと言って何、教えてるの………)
「マスター、余りそう言うことを言わないでください」
ジトッとマスターを見て言うとマスターは私から視線をそらした。
「そうですよ、黒龍。この話を聞いて《月光》に所属や部隊に入ろうとしてる人たちが押し寄せてきたらどうするんですか?只でさえ、ここ最近は忙しいのですからこれ以上、仕事を増やすようなことをしないでくれませんかね?」
おぉう、副ギルドマスターの説教が始まった。
(あ、マスター面倒くさそうにしてる)
マスター達のことは何時ものことだから気にせずにまわりを見ると皆、ポカーンとしてた。
「ルナ、どうするの?コレ」
「どうするの?って言われてもなぁ」
リヒトがマスターたちを指を指しながら聞いてくる。が、ひとまず指を降ろさしてどうしようかなぁと考える。
『ルナ隊長。ラファエルです。今宜しいですか?』
考えてる所に念話がいた。
念話を送ってきたのは私の部隊─桜光─の副隊長をしているエルフ族のラファエル・フォレスだ。愛称はエル。
『ん?エル?大丈夫だけど、どうしたの?』
『それが任務から帰ってきたらマスター達がいないとギルドの職員たちが騒いで混乱していてどうすれば良いのかと思い、連絡しました』
エルからの要件を聞いてあー、やっぱりさっさと帰らせれば良かったと後悔した。
『マスター達なら私の目の前にいるよ。なんか内緒で私達の入学式に来たらしいよ。
それでさっさと帰って貰おうと思って終わり次第、マスター達の所に行ったんだけど色々とあってマスターが私たちの後を追いかけてきたクラスメイトに興味持って、
その内の2人を将来入れたくなったらしくてスカウトしてたら違う人が部隊に入る条件を聞いてマスターがそれは言えないって言ったら周りがすごい落ち込んで、
ソレを見たマスターがその空気に耐えきれなくなったのか、苦笑しながら部隊に入るための最低限の魔力量と所属するには試験があるって言ったから私が文句言ったらマスターが視線そらして。
今は副ギルドマスターの説教が始まってどうしようか悩んでるんだよね』
私がマスター達が居ることと今までのことを掻い摘まんでエルに伝えると、エルは『分かりました。少々お待ちください』と言って念話を切ってしまった。
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