自己犠牲者と混ざる世界

二職三名人

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6-9:夢幻の様な今

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 食料を腐らせないために襲撃地点は1日に1つまでだったのを、攻略速度を上げるために朝昼晩に1つずつ。つまりは1日3つにまで引き上げられた襲撃から天月博人と中田文兵が、非現実的な状況の中にある日常へと帰る。

「ふん、お前なんてそのインチキ能力が無かったら。クソ雑魚もいいところ何だから! 4回も普通だったら致命傷な攻撃を受けている時点で技量なしと言うのが目に見えるわ」
「あ? 全耐性能力はテメェらロロ=イアが実験しまくった末に結果覚醒した能力なんだが? テメェらは自分で作った能力に対策もできてねぇとか恥ずかしくねぇの? とっとと滅べよ」

「それは、文兵が次に覚醒した瞬間移動能力のせいじゃない! 攻撃が効かない瞬間移動能力者とかどうしろってのよ!」
「対応できねぇってことはテメェが自分でザコって認めたようなもんだな。ザーコ」

「……今ここで殺すわ」
「やってみろザーコ!」
「小学生ですかアンタ達」

 中田文兵は相も変わらず蝗アヤメと口喧嘩をしながら帰ってきた。ある種、仲が良いと言うかなんと言うか、奇妙な関係ではある。
 中田文兵が自身が眠っている間に蝗アヤメが暴走して仲間に牙を向けたと聞いた時。八つ当たりにも似た暴走によって命の危機にもあったはずの者達が同情し、止めにかかるほどに蝗アヤメを、そこら中に生えた土くれの武器を解体するハンマー代わりに用いて痛めつけたりしたが。蝗アヤメはどんなに痛めつけられてもめげずに臆することなく、変わらず中田文兵について回っている。これで気弱で己に自信がなかった出会ったばかりの頃を思うと、今や別人と言うか、性格を叩き歪まされたと言うか。中田文兵によって変な方向に成長したと言えようか。
 対して中田文兵は、蝗アヤメを夏場に目についた飛び交う蚊の如く雑に殺していた頃とは変わり、今では叩けば鳴る鐘の様に、罵れば罵り返す。離れることが出来ず。どうしようもなく。面倒臭く。半ば諦観の果ての関係を周りを気にせず。もはや見せつけているのでは? と思えるくらいに言い合いをしながら帰って来たのだ。

『ヒロ、疲れてるみたいなんだよ。休んだ方が良いんだよ』
「わかってる。流石に3つは過重労働だったみたいだ。ナカタニさん。ジブンは先に休ませてもらいますね」
「ん? おぉ、そうか普通は疲れるよな。おう、疲れさん。明日は1日休んでていいぞ。その間、俺が1つか2つは潰しておくからよ」

「いえ、ジブンも行きますよ。研究施設を除いて上と下から挟み込む様に。緻密に殴殺してこそ1人も残さず。逃がさず。そしてジブン達ができる最大の速度で処理できると思いますから」
「……そうか。そう言う事なら今からでも寝てこい。表情が眠そうだぞ」

「眠そうな表情は生まれつきです。でも、お言葉に甘えて眠らせてもらいます。それではおやすみなさい。ニコを預けますので報告は任せますね」
「おう、任せておけ。おやすみー」
『ヒロ、お休みー』

 続いて帰って来た天月博人は。増えた作業量に体が慣れておらず。
 心拍数。目の動作、呼吸から、ニコに疲弊していると解析されて休む様に言われながら帰ってきた。携帯端末を中田文兵に預け。最近カルマや鬼童世界の面倒を見るために本腰を置いて居る第1拠点へ戻らずにそのまま本拠地の奥へと眠りに行く。

「あっリーダー……久しぶり」
「キョウちゃんか。休めって言われたからさ偶にはこっちだ」

「そう」
「おーいキョウちゃーんトイレ長くない? ねぇ……あっリーダー!」
「えっマジで!? 本当だ! おい、リーダー! 遊ぼうぜ? っな!」

「ショウ君。リーダーはいまからお休みで……」
「あっ……そっか」
「いや、別にそれくらい付き合うよ。何して遊ぶ?」

 その道中、天月博人は子供たちと遭遇し、遊ぶ事に成る。言葉遊び、手遊び、お飯事等々。そしてその道中。耐えきれず死んだように眠るのだった。



「____あなたが想うハッピーエンドって何かな? そう……あぁやっぱり。
 あなたが想い浮かべた幸せの結末。その何枚もの一枚絵の中にはどこにもあなたが居ないんだね。
 産みの母親から純白のキャンバスの様に彩られやすい、人に影響されやすい人間性を受け継いで。
 産みの父親から大切な物の為なら自信を度外視する在り方に影響されたあなたなら、初めて恋に落ちた相手から救いを求めている人が居るのならできれば救いたいという在り方に影響されたあなたならば。こんなハッピーエンドを構想するよね。
 うん、あなたみたいな人にも、私は変わらず人として愛おしく思うけれど、同時に哀れだとも思う。
 こんな状況になる前も辛いことはいっぱいあった人生なのに、あなたはその人生の小さな幸せだけを深く感じて人生に1度、もう満足しきっちゃうんだから。
 人それぞれの人生だから否定しないけれど。
 君の想いを覗けば覗くほどに。私は、私が人間だった時にあなたを産んでいたなら。産まれて十数年で死んでもいいやってくらい一杯になっちゃう幸福感の許容値を広げて上げられたのになって。
 そうしたら、もっとこうやって口で三日月を作って笑えたのにって自惚れかも知れないけれどそう思っちゃうんだ。
 ……あなたは、私の親友たちに会わない方が良いかも知れない。特に【幸福に満たす者】には。
 人生に満足したら殺しにかかるからあの人……さて、もう明日が来るよ。
 精神疲労は癒してあげたから今日も1日、頑張ってね。応援してるからね。……それじゃあ、おはよう」


 透き通るような声が、胸の内から温かみと共に湧き出るようにして聞こえ、目が覚める。人肌のような温かみが後頭部から感じる。目を開けると人間では考えら有れない自然に見える桃色の長髪と赤黒い瞳を持つ【想いの海に佇む者】、ピンキーが見えた。彼女の額を撫でる指がくすぐったい。

「夢の中でも言ったけれどおはよう。少し、此処に居る皆のことが知りたくなって。手始めにプロフィール程度にあなたを覗かせてもらったけれど。恥かしかったらごめんね。お返しに精神疲労は全快させたから許してほしいな」
「別に気にしませんよ」

「そっか。あっわかる? 頭の仲が寝起きなのにスッキリ爽やか、二度寝なんて絶対しないなって気分でしょ?」

 愛おしそうに撫でながら、ピンキーは天月博人の「あぁ、何だか頭が軽いな」と言う気持ちに会話をする。思考と会話するのかと何とも言えないような感覚に陥ったが。ピンキーの包むような表情に一瞬沸いたもやもやはすぐに消えた。心安らぎ時間が来るまで甘えて居ようかと考えていると。ピンキーが少しだけ、悲しそうに、神妙そうに微笑んだ。

「それでね。……折り入って頼みが有るんだけどね。さっきまで私がこうしているのを恨めしそうに見ていた人……屋宮亜里沙に構ってあげて。そして彼女とちゃんと向き合ってあげてね。あなたは彼女の、泣き言を言わず彼女の身を案じ続けた彼女の子供じゃないんだよって。そして注意をしてあげて、最近はお兄ちゃんばっかりで、弟君を蔑ろにしてるって。それじゃあ、やって居ることが逆になってるだけだからね」

 さらりと頼まれたことは、それも屋宮亜里沙の背景の欠片を推測できそうな言葉を添えての事だった。天月博人はこれらからどういうことかを察し、ほんの少しだけ「そういう、人に言い辛い事は。本人の口から聞きたかったです」と責める。ピンキーこれを申し訳なさそうに「ごめんね。でもこのままだと。代わりにされているあなたも、偽り続けている彼女も、彼女の子供たちも可哀想だと思っちゃったから」と返した。




 本拠地を歩き回り、屋宮亜里沙を見つけ「亜里沙さ___」と呼びかけようとしたところで「ムグゥ」と声を漏らして屋宮亜里沙の腕の中へと沈められた。
 
「博人君! 子供達から昨日倒れたって聞いた時は心配したのよ。大丈夫なの?」
 
 精神力を回復してもらえていなかったら、今まさに削りきられてトドメを刺されて居たのではないだろうか。天月博人は羞恥心と窒息感に苦しみながら屋宮亜里沙の腕を叩いて解放する様に求める。

「あっ、ご、ごめんね」

 謝罪をしながら「あはは」と乾いた笑い声で、何かをごまかした。

「いえ、ちゃんとジブンを思っての事だと分かって居ますので気にしませんよ。少し苦しかっただけですので」
「そ、そっか。……苦しめちゃったわね。ただでさえ君は苦しいのに。ウチが苦しめちゃったのね」

 少しだけ、申し訳なさそうな表情でまた、謝罪する。その様子がピンキーから聞いた背景の欠片がと照らし合わされ、更なる背景を推測するだけの材料となる。……襲撃に行く時間まで時間はある。では、今は語り合いの時だ。

「確かに、ジブンは少々息苦しく思ったりします。何でジブンは亜里沙さんにこんなにも溺愛されているのだろうとは思います。ジブンはどちらかと言うと可愛げが無く、もっと他にもいい子たちは居るのにとも思います。亜里沙さん……どうしてジブンをまるで我が子の様に可愛がるのですか?」
 
 カラ元気の笑顔から落ちていくようにゆっくりと変貌した息が詰まったような表情、震える瞳に青ざめる白い肌。ピンキーから貰った背景の欠片を用いて何かを屋宮亜里沙の中から掘り当てた様だ。

「……早朝顔を見に行った時に想いの海に佇む者、だっけ。彼女がいたけれど……もしかして聞いたの?」
「もしかしてって思う程度にだけです」

「そっか……うん、さっきの疑問。答えてあげるわ。でも、こんなみんなが通る場所で話す事じゃないと思うから。続きは外で……は怖いから。資料室でお願いできる?」
「はい」

 そして誰も居ない資料室に腰掛けて、屋宮亜里沙は語り始める。
 それはいつ頃だったか、天月博人がロロ=イアに牙を向けるより恐らく2年前の事。屋宮亜里沙には息子が2人、天月博人よりも3つ年下の長男と、生まれて1年にも立たない次男が居たのだと。
 屋宮亜里沙は子供が可愛くって仕方がなかった。心惹かれる夫はついぞ見つからなかったけれど。シングルマザーとして心血込めて、愛をこめて育てていたつもりだったのだと。でもこれは、ただの思い上がりだったのだという。
 何故なら生活面で大きく余裕ができたために次男を産んだばかりのころ。彼女は次男に付きっきりとなって、偶には構ってほしい長男に「お兄ちゃんだから我慢しなさい」と言ってしまい蔑ろにしていたのだと彼女は語り、深く後悔していた。
 長男だって子供だった。親に甘えることは当然の事。でも弟が産まれた途端にそれらを我慢させていたことを後悔していたのだ。
 今の屋宮亜里沙にとって「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言う言葉は、親が楽をしたいがために、新しく生まれた子に集中するために、先に生まれただけでまだ子供であるはずの我が子を蔑ろにするための言葉にしか思えないのだという。
 それに思い至らなかった頃に屋宮一家はロロ=イアに拉致され、次男が純粋な素材として連れていかれ帰ってこなかった。同じ牢屋に閉じ込められた長男の心配そうな言葉に耳を傾ける余裕もなく嘆き続け、泣き続け涙も声も枯れ始めた時に、長男がこう言ったのだ「大好きなお母さんが勇二の奴も泣いちゃうよ」と。そう言われて何故だか怒りが沸き長男に当たり散らしそうになって、漸くその時の屋宮亜里沙は長男の姿を見て気が付いた。
 そのに居る少年も自身の愛する息子だったことを。
(あぁ______なんてことを、ウチには2人、息子がいたのに……どうして頭の中は勇二の事で一杯で)なんて後悔の念が途端に彼女を襲う。
 長男は何か月にも及ぶ実験動物のような生活で衰弱しているのが目に見えた。少年が唯一甘えられる存在である母は同じ場所にいるにもかかわらず嘆き続けていた。
 そんな状況、本来なら泣き喚いてもおかしくないのに少年の頬には母とは違って涙の痕はなく。そして痩せ細っていた。思えば少年が運び込まれた食事を母の下にもっていくとき、母の分は一割増されて少年の分は1割減されていた。
 少年が自身の分を分けて居たのだ。
 少年は、蔑ろにされていたのにもかかわらず。母を愛していていたのに気が付き。「ど、怒鳴ってごめんね勇一、お、おいで、お母さんの所においで」と少年に縋ろうとするけれど、少年は「ごめんねお母さん、体。動かない」と行ってそこで少年は初めて屋宮亜里沙の前で涙を流した。「何言ってるの勇一は強い子なんだから頑張って」と言おうとしたけれどその言葉を言おうとしたその瞬間、その言葉が「お兄ちゃんだから我慢しなさい」とかつて少年に投げかけた言葉と類似しているように感じて、励ますこともできず。それならば自身からと歩み寄ろうとしたところで少年の迎えが来た。次への実験だ。
 懇願した。連れて行かないでと。抵抗もした。だけれどそれは空しく少年は連れていかれる。
 少年が連れていかれながらも、手を伸ばす屋宮亜里沙に「お母さん、大好き」と力が出ない腕を懸命に屋宮亜里沙に伸ばそうとしながら、自信を恨んでいないことを最後に口にして戻ってこなかったのだった。
 屋宮亜里沙はその少年の姿が、自身が傷ついても頑張り続けた長男の姿が、天月博人の無理をしてでもみんなのために尽くすその姿と重なって見えていたのだ。

「御免なさいね。ウチはただの我儘に君を巻き込んでいるだけで……迷惑でしょ? あ、あはは。もうしないから、安心してね」

 語り終わるころには、屋宮亜里沙は何度も涙を拭っていた。二児の母だった女は弱弱しく。普段の拠点の子供たちを引率するする強さは見受けられない。天月博人はその姿を見て。

「勇一君を構ってあげられなかったと悲しんでばかりで今度は勇二君のことを今度は蔑ろにしていませんか?」

 ピンキーから聞いて、屋宮亜里沙の話を聞いて確かなものだと確信した事実を突きつけると。言葉を理解し「そんな事は無い」と怒りそうになった屋宮亜里沙は、自信を思い返し「あ……ウチ、また……」と気が付いて顔を覆った。

「亜里沙さんは夢中になる人だと思います。でも、亜里沙さんにはお子さんが御二人居るのですから、2人とも忘れないで上げてください。御二人にとって亜里沙さんはたった一人の親で、お母さんですから」

 屋宮亜里沙は天月博人の言葉を聞いて、これに頷いた。



「恥ずかしい所、見せちゃったわね。うん、もう大丈夫だから。自重するから……」
「あの、亜里沙さん。それなんですけどお願いしてもいいですか?」

「えっ……うん、付き合わせちゃったし。良いわ、聞いてあげる。どんなお願い? 」

 屋宮亜里沙との別れ際、天月博人ははにかんだ様子で「ジブン、母さんと過ごした記憶が無いんです。ですから……長男に重ねて見られていても亜里沙さんとの触れ合いは、いろんなことを教えてくれて、必死になってくれて、息苦しさは確かにありましたけれどそれ以上に嬉しかったんです。楽しかったんです。ジブンにも母さんがいたなら、こんな風なのかなって思うくらい。
 ……それで、ですね。可愛がってもらえなくなるのは寂しいというか……えと……もしよろしければ、長男の雄一君と、次男の勇二君の代わりではなく……三男と言うかなんというか……ジブンを新しい息子として受け入れてほしいというか……ジブンのお母さんになってほしい……です」と頭を下げた。
 屋宮亜里沙が震えて居るのが分かる。先ほどの話を聞いておいてこんなお願いをするのに怒っても仕方がない。でも、寂しいと思ってしまったのだから、天月博人はこれを口にした。叩かれてもおかしくないと目をつぶって待っていると頭を腕で包まれる。

「……本当に、君は可愛い。うん、わかったわ。博人君。ウチの子供になりなさい。その代わり、ウチも博人君のお母さんになってあげるから」

 フワリと包まれる感触に温まる。本当の母ではないけれど、本当な息子ではないけれど。それでも確かに暖かくて。天月博人は抱き返して「母ちゃん」と屋宮亜里沙を呼んだ。






「年下のお兄ちゃんが2人で来てしまった……」
「ふふ、変な感じよね。……ねぇ、博人。この家族ごっこ。楽善君も巻き込まない?」

「えっ」
「あの人。ウチに負けない位に博人を想ってるから……えっと。博人と楽善君の間のレジスタンスの信頼できる仲間でも2人の間に壁がまだあるように感じるから……取っ払いたいかなーって。それに、男の大人の人に甘えたいって時が博人君位の男の子にはあると思うんだけど……どう?」

「……受け入れて、くださいますかね?」
「うん、楽善君なら受け入れてくれるわ」

 屋宮亜里沙に押されるままに、中田文兵と通堂進と過ごして居た楽善二治の下にまで屋宮亜里沙と共に行き。父親代わりになってくださいと趣旨を放して頭を下げると。しばらくの硬直の後に「私で……良いんですか?」と聞き返す。天月博人は「はい、楽善さんと父と息子のような関係に、なりたいです」と肯定した。楽善二治はこれに涙ぐみながら「私で良いなら……僭越《せんえつ》ながら。天月君……えっと。名前で呼んだ方が良いかな。……ひ、博人君の父変わりにしてください」とこれを受け止めてくれた。


「わぁ、君はニコちゃんって言うのね。可愛いー!」
『でしょー? えへへ。……それで、えーとレジスタンスでは屋宮亜里沙が母で、楽善二治が父……どう言う事なんだよ。列島に居る家族と群島に居る家族を考えると、ヒロの家族関係複雑骨折と言うか骨が増殖してる、訳が分かんない状況なんだよ』
「博人君のあれやこれやを聞くと、私に父親役が務まるのか自身が無いです」
「大丈夫です楽ぜ……父ちゃんなら受け止められます。
 しかし何と言うか、レジスタンスで家族が出来るとは思いませんでした……はい、ジブンでも人生いろいろあるなぁと思う」
「色々ありすぎだろ」
「僕はこういうのも良いと思うよ」

 天月博人はピンキーをきっかけに屋宮亜里沙と向き合い、そしてレジスタンスで家族を得たのだった。
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