先輩と後輩の変わった性癖(旧タイトル『マッチングした人は会社の後輩?』)

雪本 風香

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微妙な距離2

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「そろそろ、奥でもイけるかな」
ペニスを抜くと素早く新しいゴムをつけ、再度加奈子の膣内に挿入する。ローターの動きは止めていないため、加奈子は潮を噴きながら絶頂をしたあとも、休む間もなく、達し続ける。
「んぁ...イっちゃ!!またっ!おっきいのっ!...イっくぅ...」
晴人のペニスを挿入されただけで、敏感になりすぎた加奈子の体は素直に反応する。イきっぱなしになっている加奈子の中は更に精を搾り取ろうと、晴人のモノに絡み付く。
「そんなに締め付けてもすぐには出ないよ」
低く笑う声すら、体に響くのだろう。加奈子はそれだけでも体をくねらせ、軽く達した。更に笑みを深くした晴人は慎重に加奈子の奥へとペニスを進める。子宮が子種を欲し下がって来ているため、そこまで時間がかからずに奥までたどり着いた。

「今日はどんな感じ?」
そういって軽く奥を突き上げる。
「んぁ...へんっ...なっ!...へん...になりそう」
「痛い?」
ゆるく首を振る加奈子の様子に、開発がうまくいっていることに安心する。半年かけてやっと奥を突いても痛みを感じなくなった膣内。すっかり、晴人のサイズを覚えてイヤらしく絡み付くようになった。
何度付き合おうと言っても首を縦に振らない加奈子。ホテルと加奈子の家以外、決して外で会ったり、晴人の家すら来ようとしない。
「体だけの関係だから。それ以上は求めないで」
散々体を繋げたあとでも行為が終わるとすぐに会社で見せる先輩顔で晴人に話しかけてくる。素直に女性の顔をするのがベッドの上だけなのが悔しい。せめて体だけでも自分のものにしたいという独占欲で、加奈子の体を開発してきた。

名器の持ち主である加奈子の体はほぼ未開発に近い状態だった。Gスポットでイくことを覚えさせ、晴人好みのフェラを覚え込ませた。晴人の手でどんどん快楽を覚え、溺れ、イヤらしくなる加奈子に、晴人もまた溺れていっていた。
(俺からは手放せないな、この人を。...思っている以上にハマっているわ)
白い肌をうっすらピンクに染めながら、更なる快楽を欲しいというように見上げてくる瞳に我慢できずキスをする。
無意識に舌を絡めてくる加奈子の様子に嬉しさが込み上げ、舌を激しく絡める。その間も加奈子は小さなおもちゃが与えてくる快楽に体を震わせ、数回達する。

舌を絡めながら、ペニスを奥まで差し込む。子宮口に当たったペニスを探るように左右に揺らす。
「ん!!ぅん...」
反応が一番よかったポイントを押し付けるように小刻みに揺らすと、少しずつ加奈子の膣内の動きが変わってきた。
唇を離し、加奈子に問いかける。
「どんな感じ?」
「わかんっ...ないっ!...んぁっ...やぁ。もっと...ちゃんと...イきたいっ!」
おもちゃの動きに慣れてきたのか、ローターの刺激では深い絶頂は得られない様子の加奈子は、晴人におねだりをする。少し悩んだ晴人だったが、胸につけているローターをはずし、加奈子の下腹部に当てる。ついでにクリトリスのローターをはずし、更にペニスを奥へと押し込んだ。
「ふぁん!!ふぁあ!!...ぁん!...やぁあ...だめっん!......なんかっ!へんっ!!」
ちょうど中から晴人のペニスが突き上げている辺りを振動させるようにローターをあてると、加奈子の声の響きが変わる。わずかながら、外からの振動が晴人のペニスにも響いてくる。ゆるく動かしているペニスの動きとローターの振動。中と外から両方から与えられる刺激で加奈子は未知なる絶頂に上り詰める。

「あ...んぁ...!んふぁ...!ああ!!!んぁ!...ああ!」
「んっく...。ヤバイ...イきそ」
ピストンをしていないのに、今まで感じたことのないくらいの快感の波がくる。背筋を経由して、脳にペニスに気持ちよさを伝えてくる。
加奈子はあえぎ声を我慢することもできずに、ただ与えられる快楽を享受する。イっている最中に更に達しているようで、快楽の山から降りてこれないようだ。膣内から潮を噴き出しながら、あえぎ続ける。
もっと深く、もっと長く繋がりたかったが、限界まで大きくなったペニスは我慢がきかなかった。
「加奈子っ!受け止めて...っ」
一歩間違えれば痛いと感じるくらいの、暴力的な快感。玉袋の中だけでなく、晴人の全身の欲望が、ペニスの先から噴出するような、圧倒的な快楽。
「んぁ...っく」
思わず声が漏れてしまうくらいの射精に晴人は、加奈子の上に倒れこんだ。


しばらく放心状態だった。
何が起きたか処理ができないくらいの快楽だった。息を深く吸う。気づいたら肩で息を吸うくらい激しい呼吸をしていた。
「加奈子?」
ゆるゆると上半身を起こすと、加奈子は気を失っていた。加奈子を絶頂に連れていったのかもわからないくらい、自分の快楽に夢中だった。
思わず苦笑するとその刺激でわずかに加奈子があえぎ声をあげる。そのときに初めて繋がったままだったことを思い出す。
ゴムが外れないように根本を持ち、ゆっくりと抜く。ゴムに入っている精液の量は、今晩で一番多かった。
自分自身の精液の量に呆れると同時に、加奈子とのセックスで初めて経験する快楽に、晴人は深い喜びを感じるのだった。
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