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2話
しおりを挟むリントブルム騎士団の料理人キオは誰も知らない秘密があった。
それは地球から転生したということだ
生前、料理屋を経営していたキオ
ある日食材の買いだしにでかけた時、道を走るトラックに子供が飛び出した。考える間もなく子供を道の反対側に突き飛ばした瞬間強い衝撃とともに意識が途切れた
その後、神と名乗る男が僕の死は想定外で転生させてくれるらしい。ちなみに子供は助かり生きている。
転生するときに何でも願いを叶えてくれるそうなので、あちらに行った時困らないように言葉がわかるようにそれと料理がしたいと願った。
するとこんなスキルがもらえた
「言語理解」
・異世界の言葉を理解し話すことができる
「絶対料理」
・食材すべてに無敵
この「絶対料理」がチートだった。とにかく食べられる生物にたいして攻撃されてもダメージを受けず、又こちらが攻撃をすると絶対にダメージがはいるというものだった。
でもこのスキルすべてに有能というわけではない。そう、食べられる生物に無敵なのだ。ゆえに転生したての頃スライムに殺されかけたのだ。その時通りがかったこの騎士団の団長に助けてもらい今に至る。ドラゴンを倒せるのにスライムは倒せないのだ。
「さぁ、今日は何を作ろっかなー ん?」
「どうしたんですかこれ?」
「なんだキオか。なんかよ国から送られてきた食料なんだけどよ見てくれよこれ。ポトばっかだぜあとキロが少し」
「これポトっていうんですか?」
見た感じ、じゃがいもだなぁー
キロってやつはにんじんかな?
「ああ、コイツは茹でて食うだけだ。腹持ちはいいが味がなー、パサパサしてやがるからのどが乾くしよ。俺達庶民は小さい時からポトばっか食ってきたからもう見たくもないほど嫌いなんだ。この騎士団にだって嫌いな奴はいると思うぜ」
「へぇー、そうなんですか。これ僕に任せてもらえませんか?」
「ん?ああ、かまわねーが」
「ありがとうございます。今日のご飯楽しみにしててください」
「さて、じゃがいもかー。醤油とみりんがあるからあれにするか!」
さて、まずは
ポト(じゃがいも)、キロ(にんじん)を一口大に切る
50人分となると切るのがたいへんだ
鍋に油を敷いて切った野菜を炒める
昨日のドラゴンの肉を食べやすい大きさに切って鍋に入れたら、水を加える
水は騎士団の中に魔法が使える人に出してもらった
魚のだしを入れて一煮立ちさせる
酒、みりん、醤油を加えたら、落し蓋をして煮込む
汁が少なくなってきたら完成。
「肉じゃがの完成!!」
「ん?なんかいい匂いがしますね」
「あ、ミキさん。今ちょうどご飯ができましたよ他の人達を呼んでもらえますか?」
ミキさんは女性で隊長格の1人。魔法が使え、水を出してもらったのもこの人だ。
「ええ、呼んでくるわ」
みんなに肉じゃがを配ると
「うわーポトかよー」
とかみんなの声が聞こえる
「えーと、今日は肉じゃがというものを作りました。皆さんがよく知っているポトが主役の料理です。苦手な方もいるかもしれませんがだまされたと思って一度食べてみてください。」
「それでは食材に感謝して…いただきます」
「「いただきます!!」」
「ん、これポトだけど今まで食ってきたのと違うぞ」
「本当だ、これなら食える」
「ポトがうまい、うまいぞ!」
「キオ、助かったぞ。まさかポトがこんなに美味しいと思うとはな。はっはっはっ!」
よかった、みんな喜んでもらえたみたいだ!
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