5 / 6
序章
三
しおりを挟む
ガタゴトとロバの馬車が音を立てて道を走る。暗雲のせいで辺りの風景を楽しむことも出来ずに体が揺れ、そのたびふわり、ふわりと藁の香りが漂う。ロイドとおやっさんは始終無言で、聞こえる音といえば車輪が回るガラガラとした音とロバの蹄鉄が土を蹴る音くらいだ。馬ほど軽快ではないものの、荷物を持ちなれている訓練されたロバの足並みは安定しており、今にも雨が降りそうな悪天候の中でも怯むことなく走っている。前方にいるおやっさん……もとい、ハロルド・スチュアート卿は、愛想がいい方ではないのかロイドに何かを問いかけてくる事はなかった。暇つぶしに何かをすることもなく、眠ろうにもハロルドにだけ運転を任せて自分だけ眠ろうなどというのは図々しいことこの上ない。ロイドは面倒くさがり屋ではあったが、恥知らずではなかった。
しかしながらそれにしても暇なのだ。読書をしようにもこの揺れでは気分が悪くなりそうだし、景色を楽しもうにも薄暗い、太陽は好きではないがこの時ばかりは太陽に少しくらいは顔を出して欲しいとさえ思う。旧王都から出たのが昼間だったのならば、今はおそらく夕方頃だろう。今がどんな時なのかはわからないが、少なくともロイドの腹の虫が空腹を訴えてきたからには夜も間近だ。ハロルドは、空腹を感じていないのだろうか? とロイドは思う。食料として持ってきたのはバゲットとチーズ、干し肉を少量、それからイモを乾燥させたチップスとリンゴだ。贅沢を言うならパスタやマオンネーズも持ってきたい所だったがパスタは水とソルトを大量に使う為、万が一水場に寄れない場合荷物になるしマオンネーズは、容器に入れて持ってくるにしては重たい。妥協に妥協を重ねて持ってこれたのがチーズくらいだ。リンゴくらいなら、今食べても差しさわりはないだろう、それに荷物が一つ減るし水分補給にもなる、とロイドは考えてカバンからリンゴを取り出す。
「おやっさん!」
「なんじゃ、急に怒鳴って」
「リンゴ、どうですか! 水分補給にもなりますし」
「見てわからんのか、今わしは馬車で走っておる! どうやって受け取るというんじゃ、急いでるのはロイドさんあんたじゃろう」
「お腹すかないんですか?」
ロイドが尋ねると、はあ、仕方ないのうとハロルドの声が聞こえてロバの足音がゆっくりになり次第に止まった。
「よしよし、マルガレーテ……お前さんもお腹が空いたかい」
ロバに話しかけるハロルドの元にロイドは荷台から下りて向かう。ロイドはペット等は飼ったことがないので動物に話しかける気持ちはわからないが、ハロルドにとってマルガレーテはおそらく家族の様なものなのだろう。だとしても言葉もわからない動物に、話しかけるなんていうのはやはり想像もつかないが……。
「それにしても噂に聞いてたよりは安全そうですね」
ロイドが言うとハロルドは鼻で笑った。
「わしはロイドさんみたいにエターリャ直属の軍人騎士ではなかったが、これでもれっきとした軍人じゃったわい」
「そうなんですか」
「お前さんが赤子の頃には戦場に赴いたというものよ、もっともエターリャの王族はそのことを隠蔽しとったがね」
「隠蔽?」
「お前さんも噂には聞いたことあるじゃろう? 北部ジャパルネのことは」
エターリャ国ジャパルネ村と聞けば殆どのエターリャ人が知っている村だ。突如に姿を消した村、歴史から忘れ去られた村、国家反逆を犯した村、魔族の隠れ家……様々な噂と憶測だけが存在する、実在したかも怪しい村、それがジャパルネ村だ。
「じゃあ本当に存在したんですか、そこは」
「無論だ、あの頃はエターリャにも王族がおって栄えていた……唯一国家であるエターリャがあんなちっこい村々に用事なんぞ何があるんかわかりゃせんが、わし達のような国お抱えでもなんでもない、自警団の様な自衛軍人は王命とあればどこにだって遣わされる、わしの家族はみな軍人じゃ」
「戦争なんて、ないのかと思ってましたよ魔王が攻めてくるまでは」
「いんや、確かにあったさ……まあその前の時代は父も祖父も一度だって戦争にはいかんかった……戦争に赴いたのはわしくらいじゃろうの、今から二十年くらい前の話……最近のようで昔の様にも感じる」
ハロルドの話に、ロイドは耳を傾けるしかなかった。ロイドの世代にせよ、ハロルドの言うようにその前の世代にせよ、魔王による侵略が行われる前から千年以上、エターリャは唯一国家を絶対とし、どんな村々、街、そのすべてが王都直属以外の軍事力を有することがなかったと聞いている。当然、戦争なんていうものは起きないし、聖騎士軍というのは戦争の為というよりは、あくまで国を運営する上で、なにか有事の際に名目上存在する組織だと言われている。魔王の侵略によって、聖騎士軍の多くが壊滅状態になったのもある意味その平和慣れしてしまった現状故かもしれない、と言う者さえいる。だが、秘密裡に戦争が起きていたなんて、ロイドには信じられない話だった。少なくとも聖騎士軍に所属していた時、さまざまな歴史的文献を目にする機会があったが、そんな文献は一つとしてなかったのだから。話にも聞いたことがない、そんな話を聞かずにいられるだろうか? それは無理だ。
「あの時のわしは……疑問に思ったものじゃ、その村は貧しくてちっこくて、それでものどかな村で反逆などとてもじゃないが想像がつかんかった、その村が焼けて、笑顔は消え憎しみと苦痛の声が聞こえるのをロイドさん、あんたは想像できるか? いんや、無理じゃ……少なくとも今も昔も戦争に――いや、あれは戦争なんかではない、虐殺としか言えない有様だった、そんなものを想像できるもんか」
轟々と燃え盛る家々、子供も大人も泣き叫びながら逃げていく。罪のなさそうな民間人を刃で突き刺し、てかてかと赤い血が鈍く光る。女子供も関係なく、老人であろうと大人だろうと男だろうと家畜だろうと、その村にある全てを消し尽くすまで、戦わなければならない。人の命とは儚く、同時に尊いなどというのはまやかしなのだと知った。ハロルドは過去の幻影を目に宿しながら大きく息を吐く。
「軍人としてやらねばらなんかったことじゃが、あまりにも罪深い行いだとわしは思っている」
「……」
「恥ずかしい話じゃがな、わしは逃げたんじゃよ、その場から」
ハロルドは、足をさすりながら静かに言った。
「その時に裏切り者だと揶揄されて、負ったこの足の古傷は今でも痛むし泣き叫ぶ村人の声は夢にまで見る」
それからのハロルドの人生は常に裏切り者という汚名がついて離れなかったが、それでも必死に生きてきた。贖罪のつもりで、生きてきた。奇麗事かもしれないが、ハロルドにはそれ以外に成す術はなかったのだ。
「それからずっと裏切り者のハロルドと呼ばれていたが、まあそんな昔ばなしを知る人間はもうおらん」
「どうしてですか」
「わしが誰かにこの話をするのは初めてじゃからの、それにそのころの軍人は成し遂げた褒賞として王都から恩恵を受ける貴族として成り上がったが、それもこれもまあ魔王襲来以来、そのほとんどが死んだ」
ハロルドの話にロイドは重々しい空気を感じる。こういった空気はどんな時でもどんな相手でも、あまりいい気分ではない。ロイドにとって戦争の話も魔王の話もそのどちらも、縁が遠く、何をどうのように言ってやれば良いのかわからないのだ。戦争の痛みにしても魔王によって遺族を奪われた悲しみにしても、ロイドにはわからない。わからないものは同情することも出来なければ慰める事もできないのだから。ただ、大変そうだと感じる他に何があるのだろうというのだろうか。上辺の言葉をかけてやればその相手の助けになるのだろうか? それは偽善というものではないのだろうか、とロイドは思ってしまう。それ故に、ロイドはハロルドの話にも真剣に耳を傾けるという事しかできなかった。
「老いぼれの話は終いじゃ、先を急ごう」
ハロルドはマルガレーテを撫でて、再び手綱を手に持った。もうじき、夜が来るだろう。荷台の住みに乗り込んだロイドは考える。人はどうして、争うのだろうか? それは何をもってして始まるのだろうかと――。
しかしながらそれにしても暇なのだ。読書をしようにもこの揺れでは気分が悪くなりそうだし、景色を楽しもうにも薄暗い、太陽は好きではないがこの時ばかりは太陽に少しくらいは顔を出して欲しいとさえ思う。旧王都から出たのが昼間だったのならば、今はおそらく夕方頃だろう。今がどんな時なのかはわからないが、少なくともロイドの腹の虫が空腹を訴えてきたからには夜も間近だ。ハロルドは、空腹を感じていないのだろうか? とロイドは思う。食料として持ってきたのはバゲットとチーズ、干し肉を少量、それからイモを乾燥させたチップスとリンゴだ。贅沢を言うならパスタやマオンネーズも持ってきたい所だったがパスタは水とソルトを大量に使う為、万が一水場に寄れない場合荷物になるしマオンネーズは、容器に入れて持ってくるにしては重たい。妥協に妥協を重ねて持ってこれたのがチーズくらいだ。リンゴくらいなら、今食べても差しさわりはないだろう、それに荷物が一つ減るし水分補給にもなる、とロイドは考えてカバンからリンゴを取り出す。
「おやっさん!」
「なんじゃ、急に怒鳴って」
「リンゴ、どうですか! 水分補給にもなりますし」
「見てわからんのか、今わしは馬車で走っておる! どうやって受け取るというんじゃ、急いでるのはロイドさんあんたじゃろう」
「お腹すかないんですか?」
ロイドが尋ねると、はあ、仕方ないのうとハロルドの声が聞こえてロバの足音がゆっくりになり次第に止まった。
「よしよし、マルガレーテ……お前さんもお腹が空いたかい」
ロバに話しかけるハロルドの元にロイドは荷台から下りて向かう。ロイドはペット等は飼ったことがないので動物に話しかける気持ちはわからないが、ハロルドにとってマルガレーテはおそらく家族の様なものなのだろう。だとしても言葉もわからない動物に、話しかけるなんていうのはやはり想像もつかないが……。
「それにしても噂に聞いてたよりは安全そうですね」
ロイドが言うとハロルドは鼻で笑った。
「わしはロイドさんみたいにエターリャ直属の軍人騎士ではなかったが、これでもれっきとした軍人じゃったわい」
「そうなんですか」
「お前さんが赤子の頃には戦場に赴いたというものよ、もっともエターリャの王族はそのことを隠蔽しとったがね」
「隠蔽?」
「お前さんも噂には聞いたことあるじゃろう? 北部ジャパルネのことは」
エターリャ国ジャパルネ村と聞けば殆どのエターリャ人が知っている村だ。突如に姿を消した村、歴史から忘れ去られた村、国家反逆を犯した村、魔族の隠れ家……様々な噂と憶測だけが存在する、実在したかも怪しい村、それがジャパルネ村だ。
「じゃあ本当に存在したんですか、そこは」
「無論だ、あの頃はエターリャにも王族がおって栄えていた……唯一国家であるエターリャがあんなちっこい村々に用事なんぞ何があるんかわかりゃせんが、わし達のような国お抱えでもなんでもない、自警団の様な自衛軍人は王命とあればどこにだって遣わされる、わしの家族はみな軍人じゃ」
「戦争なんて、ないのかと思ってましたよ魔王が攻めてくるまでは」
「いんや、確かにあったさ……まあその前の時代は父も祖父も一度だって戦争にはいかんかった……戦争に赴いたのはわしくらいじゃろうの、今から二十年くらい前の話……最近のようで昔の様にも感じる」
ハロルドの話に、ロイドは耳を傾けるしかなかった。ロイドの世代にせよ、ハロルドの言うようにその前の世代にせよ、魔王による侵略が行われる前から千年以上、エターリャは唯一国家を絶対とし、どんな村々、街、そのすべてが王都直属以外の軍事力を有することがなかったと聞いている。当然、戦争なんていうものは起きないし、聖騎士軍というのは戦争の為というよりは、あくまで国を運営する上で、なにか有事の際に名目上存在する組織だと言われている。魔王の侵略によって、聖騎士軍の多くが壊滅状態になったのもある意味その平和慣れしてしまった現状故かもしれない、と言う者さえいる。だが、秘密裡に戦争が起きていたなんて、ロイドには信じられない話だった。少なくとも聖騎士軍に所属していた時、さまざまな歴史的文献を目にする機会があったが、そんな文献は一つとしてなかったのだから。話にも聞いたことがない、そんな話を聞かずにいられるだろうか? それは無理だ。
「あの時のわしは……疑問に思ったものじゃ、その村は貧しくてちっこくて、それでものどかな村で反逆などとてもじゃないが想像がつかんかった、その村が焼けて、笑顔は消え憎しみと苦痛の声が聞こえるのをロイドさん、あんたは想像できるか? いんや、無理じゃ……少なくとも今も昔も戦争に――いや、あれは戦争なんかではない、虐殺としか言えない有様だった、そんなものを想像できるもんか」
轟々と燃え盛る家々、子供も大人も泣き叫びながら逃げていく。罪のなさそうな民間人を刃で突き刺し、てかてかと赤い血が鈍く光る。女子供も関係なく、老人であろうと大人だろうと男だろうと家畜だろうと、その村にある全てを消し尽くすまで、戦わなければならない。人の命とは儚く、同時に尊いなどというのはまやかしなのだと知った。ハロルドは過去の幻影を目に宿しながら大きく息を吐く。
「軍人としてやらねばらなんかったことじゃが、あまりにも罪深い行いだとわしは思っている」
「……」
「恥ずかしい話じゃがな、わしは逃げたんじゃよ、その場から」
ハロルドは、足をさすりながら静かに言った。
「その時に裏切り者だと揶揄されて、負ったこの足の古傷は今でも痛むし泣き叫ぶ村人の声は夢にまで見る」
それからのハロルドの人生は常に裏切り者という汚名がついて離れなかったが、それでも必死に生きてきた。贖罪のつもりで、生きてきた。奇麗事かもしれないが、ハロルドにはそれ以外に成す術はなかったのだ。
「それからずっと裏切り者のハロルドと呼ばれていたが、まあそんな昔ばなしを知る人間はもうおらん」
「どうしてですか」
「わしが誰かにこの話をするのは初めてじゃからの、それにそのころの軍人は成し遂げた褒賞として王都から恩恵を受ける貴族として成り上がったが、それもこれもまあ魔王襲来以来、そのほとんどが死んだ」
ハロルドの話にロイドは重々しい空気を感じる。こういった空気はどんな時でもどんな相手でも、あまりいい気分ではない。ロイドにとって戦争の話も魔王の話もそのどちらも、縁が遠く、何をどうのように言ってやれば良いのかわからないのだ。戦争の痛みにしても魔王によって遺族を奪われた悲しみにしても、ロイドにはわからない。わからないものは同情することも出来なければ慰める事もできないのだから。ただ、大変そうだと感じる他に何があるのだろうというのだろうか。上辺の言葉をかけてやればその相手の助けになるのだろうか? それは偽善というものではないのだろうか、とロイドは思ってしまう。それ故に、ロイドはハロルドの話にも真剣に耳を傾けるという事しかできなかった。
「老いぼれの話は終いじゃ、先を急ごう」
ハロルドはマルガレーテを撫でて、再び手綱を手に持った。もうじき、夜が来るだろう。荷台の住みに乗り込んだロイドは考える。人はどうして、争うのだろうか? それは何をもってして始まるのだろうかと――。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる