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第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
サキュバスの過去 その6 ~探索者とは~
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「ただいまー! ラピス帰ったで!」
「オカン、お帰りなさい」
ウチが考え事をしている中、オカンが仕事から帰ってきた。
オカンは……見るからに疲れている様子やった。
「いやー疲れたわぁ、全く、探索者の皆さんの相手はほんまに疲れるで」
「……探索者?」
ウチは聞きなれない言葉を聞き、オカンに聞き返した。
厳密には、少しだけ聞いたことはある、確か、ダンジョンの駆除をしている人たち……やった気がする。
「ほんま、探索者さんは体力はあるわ、乱暴やわでホンマ疲れるわぁ……」
……どうやら、探索者と呼ばれる人たちは、相当怖い人たちらしい。
できれば、関わりたくないな……。
「オトンも言うとるで、『探索者の女は愛が重い』ってな」
「探索者の……女? 女もおるんかいな?」
「当たり前やん、オトンも大変らしいで、みんな探索者さんの相手は嫌がるんや、この間なんてな……」
探索者……か。
探索者の女って……どういう人なんやろか?
ウチみたいな弱い奴やないやろな……その人たちから見たら、ウチなんてヒョロヒョロやろうか……。
探索者……なんか、気になってきたわ。
「ねぇ……オカン」
「なんや?」
「この辺りで……探索者が集まってる場所ってどこや?」
「なんや、あんた探索者になりたいんか? やめときや!」
「な、なんでや?」
別になりたいとは一言も言ってないんやけどな……でも、なんでそんなに拒絶するんやろ?
「あんな、探索者っていうのは学も何もない奴がどうしようもなくなっていくところやねん、別の仕事やるにしても他のにしときや」
……オカンの言葉はまるでその仕事が野蛮な奴がやる仕事と言っている風に見えた。
ウチはどこかで反骨精神が芽生えたのか、ますます興味を持ってもうた。
「……わかった、じゃあとりあえず見るだけ見てみるわ、それでええやろ?」
「……まぁ、ええけど、あんまり探索者さんとは関わらない方がええで」
「はいよ」
ウチはオカンから探索者ギルドの場所を教えてもらい、その日は夕食を食べて寝ることにした。
「オカン、お帰りなさい」
ウチが考え事をしている中、オカンが仕事から帰ってきた。
オカンは……見るからに疲れている様子やった。
「いやー疲れたわぁ、全く、探索者の皆さんの相手はほんまに疲れるで」
「……探索者?」
ウチは聞きなれない言葉を聞き、オカンに聞き返した。
厳密には、少しだけ聞いたことはある、確か、ダンジョンの駆除をしている人たち……やった気がする。
「ほんま、探索者さんは体力はあるわ、乱暴やわでホンマ疲れるわぁ……」
……どうやら、探索者と呼ばれる人たちは、相当怖い人たちらしい。
できれば、関わりたくないな……。
「オトンも言うとるで、『探索者の女は愛が重い』ってな」
「探索者の……女? 女もおるんかいな?」
「当たり前やん、オトンも大変らしいで、みんな探索者さんの相手は嫌がるんや、この間なんてな……」
探索者……か。
探索者の女って……どういう人なんやろか?
ウチみたいな弱い奴やないやろな……その人たちから見たら、ウチなんてヒョロヒョロやろうか……。
探索者……なんか、気になってきたわ。
「ねぇ……オカン」
「なんや?」
「この辺りで……探索者が集まってる場所ってどこや?」
「なんや、あんた探索者になりたいんか? やめときや!」
「な、なんでや?」
別になりたいとは一言も言ってないんやけどな……でも、なんでそんなに拒絶するんやろ?
「あんな、探索者っていうのは学も何もない奴がどうしようもなくなっていくところやねん、別の仕事やるにしても他のにしときや」
……オカンの言葉はまるでその仕事が野蛮な奴がやる仕事と言っている風に見えた。
ウチはどこかで反骨精神が芽生えたのか、ますます興味を持ってもうた。
「……わかった、じゃあとりあえず見るだけ見てみるわ、それでええやろ?」
「……まぁ、ええけど、あんまり探索者さんとは関わらない方がええで」
「はいよ」
ウチはオカンから探索者ギルドの場所を教えてもらい、その日は夕食を食べて寝ることにした。
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